千葉パルコが40年の歴史に幕を下ろす。
ファッションビル大手の株式会社パルコは「千葉パルコ」(千葉市中央区)を2016年11月に閉店させることを決定した。
千葉パルコ。
開業から40年-地場百貨店跡への出店だった
千葉パルコは火災による経営悪化で閉店した地場百貨店「田畑百貨店」のビルに1976年開店。
「タワーレコード」、「島村楽器」、「キャンドゥ」、「ユザワヤ」、「ライトオン」、「WEGO」などが入居するほか、地階にはかつてパルコと同じセゾングループであった「西友」が入居している。
後継店舗などは発表されておらず、築年数が高いために解体も予想される。
パルコは千葉パルコ閉店にともない、2016年度第二四半期に約19億円の特別損失を計上する。
(担当記者:W&H)
外部リンク:千葉PARCO
西新エルモールプラリバ(旧岩田屋)7月31日閉店-超高層ビルに
福岡市の副都心である西新駅前の大型商業ビル「エルモールプラリバ」が2015年7月31日に閉店する。

西新エルモールプラリバ
旧西新岩田屋、34年の歴史に幕
「エルモールプラリバ」は、西新エルモールが百貨店の岩田屋を核店舗として1981年に開店。
2003年の岩田屋閉店後は東京建物が買収、「サニー」、「ユニクロ」、「無印良品」、「リブロ」などが入居する都市型ショッピングセンターとなっていた。

西新中央商店街側エントランス。商店街にも面していた。
西新地区最高層の超高層ビルに
プラリバの跡地は東京建物が再開発し、約100メートル超(30階建)の高層ビルになる予定。下層階はショッピングセンターやオフィス、高層階は分譲マンションとなる。
福岡市中心部は福岡空港に近いことから高層建築物が少なく、建替え後は福岡市中心部近隣で最も高いビルとなる。
新施設の開業は2018年を予定している。
(担当記者:W)
外部リンク:西新エルモールプラリバ
サンメディラック飯塚、2015年7月25日開業-西鉄バスターミナルを複合ビル化
福岡県飯塚市の旧飯塚バスセンタービル(エマックスイイヅカ)跡地に、再開発ビル「サンメディラック飯塚」が2015年7月25日に開業した。

サンメディラック飯塚。
新時代のバスセンターは住医共存
「サンメディラック飯塚」は飯塚市中心部に立地。かつてこの場所には西鉄飯塚バスセンターと併設のターミナルビル「エマックス・イイヅカ」が営業していた。

建替え前の旧飯塚バスセンター・エマックスイイヅカ。
サンメディラックの1階はバスターミナルとローソン、2階から4階は飯塚市と飯塚医師会が運営する医療機関と看護学校、5階から11階は分譲マンションとなっている。

全フロア案内(西鉄ウェブサイトより)
開業時点で既にマンション部分は全戸完売済み。なお、隣接してショッピングセンター「あいタウン」があるためか、大型の商業テナントは入居していない。

サンメディラックのロゴ。一部は壁面緑化されている。
施工主は西鉄などの地権者による吉原町1番地区市街地再開発組合、総工費は37億円。
公共的役割も強いため、総工費の約半分を飯塚市が負担した。

吉原町交差点側から見たバスセンター。
1日130本が発着する大型バスターミナル
新しい西鉄飯塚バスターミナルはビル内に3つ、ビル外に2つの乗降場を設けている。出札窓口の営業時間は7時30分から19時まで。

発着ホーム。
西鉄によると、1日のバス発着本数は約130本で、利用客は約4,000人を見込んでいるという。

特急バスが発着する3番のりばの案内。
再開発が進む飯塚市中心部
福岡市の通勤圏である飯塚市中心部ではマンション立地が進んでおり、中心商店街においても各地で再開発やリニューアルが進められている。
今回のバスターミナルビルの新設も、中心部に住む住民の利便性向上と中心市街地の賑わい創出に一躍買うことが期待されている。

飯塚市の中心商店街(本町商店街)。
飯塚バスターミナルのリニューアルに伴い、隣接するショッピングセンター「あいタウン」では7月31日まで記念セールを実施している。
外部リンク:サンメディラック飯塚、グランドオープン(PDF) (西鉄)
取材協力:停留所めぐり。
サピア日南、2015年7月24日リニューアル-ダイレックス入居で
宮崎県日南市中心部にあるショッピングセンター「サピア日南」が、核店舗にディスカウントスーパー「ダイレックス」を迎えて7月24日にリニューアルオープンした。

サピア日南ショッピングセンター(マルショク時代)
寿屋が開業させた商業施設だった
サピア日南は日南市最大の大型店で、「寿屋」と「日南ショッピングセンター」が運営するショッピングセンターとして1995年に開店。
百貨店の日南山形屋や中心商店街などがある日南市中心部に立地しており、2002年の寿屋経営破綻後は2005年までプラッセ大和が、2015年4月30日までマルショクが核として出店していた。なお、マルショクは当店の閉店で都城市以南から完全撤退となった。
現在の売場面積は約11,000㎡で、カリーノ(旧寿屋)と日南ショッピングセンターが運営。専門店街には約20店舗が出店するほか、寿屋時代から設置されている日南市行政サービスコーナーも存続する。
これまで核店舗(生鮮品売場)が出店していたエリアは寿屋時代からあまり改装されていなかったが、開業から20年を機に店内も一新された。

改装後のサピア日南(公式サイトより)
サピア日南では専門店街も含め、7月28日までリニューアル記念セールが実施されている。
外部リンク:サピア日南ショッピングセンター
テラッソ姫路、7月24日開業-関西初の体感型シネコンも
国内最大級の体感型シネマコンプレックスを備える大型商業施設「テラッソ姫路」が7月24日、姫路駅前にオープンした。
グランドオープン直前のテラッソ姫路。
テラッソ姫路は姫路駅周辺地区総合整備事業計画(キャスティ21)の核となる施設として、2年前から開発が進められてきた。
地場映画興行会社であるエミス株式会社(旧・山陽企業、姫路フォーラスで映画館を運営)が開発主体となり、東京建物グループのプライムプレイスが施設を運営する。
核となるシネマコンプレックス「アースシネマズ姫路」は12スクリーン2000席。
モーションシートや演出装置が搭載された関西初の体感系ライド型シアター「4DX」や、姫路発祥の産業用光源メーカー大手「ウシオ電機」が開発を手掛けた「ウシオプレミアムシアター」が導入される。
テナントは、全30店舗のうち13店舗が姫路初出店。
大型クライミングジム「グラビティリサーチ」を併設した「好日山荘」、ニトリの小型雑貨店「ニトリデコホーム」、そのほかに「マックスバリュ」、「ABCマート」、「しまむら」などが入居する。

しまむら、ニトリなどの都市型店舗は地域初出店。
開業当日は姫路城をモチーフにした市のゆるキャラ「しろまるひめ」や、姫路のローカルアイドル「KRD8」が登場する記念式典が行われ、開業から数日間は記念プレゼントの配布などのイベントを予定している。
姫路駅周辺では再開発事業が進められており、隣接地に進出予定の都市型ホテル(マルイトグループ)や専門学校とはデッキを通じて接続される計画もある。
(担当記者:H)
博多郵便局跡の商業施設「KITTE博多」に-丸井が出店
日本郵便は、博多駅前に建設中の商業ビルの名称が「KITTE博多」に決まったと発表した。
KITTE博多(完成予想図)。
KITTE博多、核店舗は丸井
「KITTE博多」はJR博多駅に隣接する博多郵便局跡に建設中で、2016年4月に開業する。
核店舗は丸井グループ九州初出店となる「博多マルイ」で、売場面積は約15,000㎡の予定。その他には結婚式場や福岡大学の医療施設などが入居する。
また、KITTE博多の隣接地ではJR九州と日本郵便が共同で「新博多ビル(仮称)」の建設を進めており、そちらも2016年4月に同時開業する予定。
2つの新しいビルは、阪急百貨店などが入居する博多駅ビル「JR博多シティ」と接続される。
建設中のKITTE博多(2016年2月写真追加)。
※追記:グランドオープンは2016年4月21日となる予定。
新たな再開発始まる秋葉原-駅東側・昌平橋ビル・石丸跡
JR秋葉原駅の周辺で3つの新たな大規模再開発計画が進行している。
万世橋交差点。
秋葉原駅東口に超高層ビル
1つは秋葉原駅中央口向かい(東側)、ヨドバシカメラの北側にあたる神田練塀町(ねりべいちょう)。
現在は日本通運などがあるが、ここには住友不動産が事業主体となり高さ112メートルの高層ビルが建設されることになった。
秋葉原駅東側(練塀町)の再開発地区。
再開発ビルの下層階は商業施設と事務所、高層階は住宅(34世帯)となる予定。
駅前であることから南側(ヨドバシ寄り)には公共広場を整備、区道の付け替えと電線の地中化も行い、景観に配慮する。
総事業費は222億円、2018年10月の竣工を予定している。

練塀町再開発ビルの完成予想図。
昌平橋ビル解体、再開発へ
そして、もう1つは昌平橋交差点東側、東京都住宅供給公社昌平橋ビルの再開発。
昌平橋ビル。
昌平橋ビルはパセラリゾーツ(パームス、旧石丸電気2号館)やラジオ会館2号館(旧石丸電気レコード館)などがある昌平橋通りの大型ビル。
東京都住宅供給公社の物件であり、4階まではオフィス、 5~10階は公社賃貸住宅(42世帯)となっている。
アニメ「ラブライブ!」で矢澤にこさんの自宅となっていることでも有名。

左側にあるのが昌平橋ビル。©2013 プロジェクトラブライブ!

この昌平橋ビルは耐震性が低いと診断され、前の道路が緊急輸送道路であることから、2015年度末までに解体が開始されることとなった。解体後の活用方法はまだ未定。
公社物件であるために再開発には東京都が関与すると思われる。
企業事務所なども多く入居しているが、既に一部では退去が始まっている。

神田川から見た昌平橋ビル。
ヤマギワ跡の解体も進む
また、外神田一丁目では現在解体中の石丸電気・ヤマギワ跡再開発計画も進行している。現在は三井住友建設により解体工事が進行中。
こちらについてはまだ具体的な計画は発表されていないが、好立地であるために高層ビルが建設される可能性も高い。
・ヤマギワ(左手)跡地-縮小-300x200.jpg)
解体が進む石丸電気・ヤマギワ跡。
昨年はラジオ会館の再開発などが行われた秋葉原界隈。
今後も目が離せない地区となりそうだ。

2014年に再開発された新・ラジオ会館。
外部リンク:神田練塀町地区市街地再開発組合の設立認可について(東京都)
外部リンク:神田練塀町(かんだねりべいちょう)地区第一種市街地再開発事業(東京都都市整備局)
大丸心斎橋店本館、建て替えのため2016年に解体へ
歴史的建造物として知られる大丸心斎橋店本館が建替えのため本年度内にも営業を終了することになった。
現在の本館は2016年に解体。新しい店舗は2019年の開業予定で、現在の建物の意匠を活かしたものになる予定。

大丸心斎橋店本館。
保存を求める声も
現在の大丸心斎橋店本館は米国の有名建築家であるヴォーリズによる設計で、「docomomo 日本におけるモダン・ムーブメント建築」にも選定されており、保存を求める声が多くある。
一方、大丸心斎橋店を運営する大丸松坂屋百貨店は「現段階ではまだ建て替えは決まっていない」としている。
(担当記者:W)
【7月25日追記】大丸は12月30日で現店舗を閉店することを正式発表した。
参考:ヴォーリズ設計「心斎橋大丸」建て替えへ(産経新聞)
外部リンク:本日の一部報道について(大丸心斎橋店)
大型店を研究する3団体、百貨店で「デパートに行こう!」展を開催-2015年7月18日から
大分県別府市の百貨店「トキハ別府店」で、2015年7月より大型店を研究する3団体による合同展示企画「デパートに行こう!」展が開催される。

包装紙や紙袋の展示。
デパートに行こう!展、デパートの催事場で
今回の「デパートに行こう!」展は、「別府現代芸術フェスティバル2015 混浴温泉世界・わくわく混浴デパートメント」の一環。
展示主催は「都市商業研究所」で「昭和なスーパーめぐり」、「デパート通信」が参加する。
会場はトキハ別府店7階特設会場。入場は無料。

トキハ別府店の紹介コーナーも。
展示メインコーナーの1つ「デパート探検に行こう!」では、エレベータ、エスカレータ、屋上遊園地などは勿論、吹抜け、増築部、階段室などデパート建築の見どころを紹介。
その他にも「昭和なスーパーめぐり」による「非常口コレクション」や、たくさんの紙袋や包装紙を展示する「包装紙の花園」、「紙袋の森」などといったコーナーが展開されている。

「わくわく混浴デパートメント」の会場では他にも様々なアーティストの作品が展示されている。
開催期間は2015年7月18日から9月27日まで。8月26日と9月9日は休館日となる。
営業時間は10時~19時。

トキハ別府店。
外部リンク:別府現代芸術フェスティバル 混浴温泉世界2015
外部リンク:トキハ別府店
「片町きらら」2015年9月18日開業-ロフトなど出店
金沢市中心部の「ラブロ片町」跡地周辺再開発によって生まれる複合商業施設「片町きらら」が2015年9月18日に開業することが発表された。

建設が進む片町きらら。
「片町きらら」は北陸地方最大の繁華街である金沢市片町のスクランブル交差点前に立地。
江戸時代から栄えた金沢の中心であり、1923年に宮市百貨店(のちの大和百貨店)が創業した場所でもある。
大和百貨店が筆頭株主となり、地権者などが設立した「プロパティマネジメント片町」が運営する。総工費は約57億円。
「きらら」は「きらびやかだ」という意味の古語「煌らか」に由来している。

完成予想図。
「片町きらら」の核となるのは雑貨店「金沢ロフト」、ファストファッション「H&M」、結婚式場「アルカンシエル」で、いずれも石川県初出店。
そのほか、ファッション店、時計店、眼鏡店、レストランなど、16店舗が出店予定。「アルカンシエル」は来春の開業となる。ロフトは、金沢の女子学生でつくる「かなざわ娘」と共同で商品開発も行う。
店舗前には屋根つきの公共広場も設置され、バスを待つ客も利用することができる。

大きな屋根の下にはバス停が設置される予定。
一方、北陸地方では今夏に「イオンモール砺波」(砺波市)、「三井アウトレットパーク北陸小矢部」(小矢部市)、「コストコ射水倉庫店」(射水市)、「コストコ野々市倉庫店」(野々市市)などの郊外型大型店が相次いで開業。
また、金沢市中心部においても、新幹線が開業した金沢駅周辺の開発が進む一方で、旧来の中心商店街は観光客が増えているにも関わらず地価の下落が続いていた。
現在、金沢市中心部では大型店と中心商店街による共同販促が行われており、「片町きらら」が近隣大型店や商店街と協力して存在感を出していけるかどうかが、金沢市の中心市街地活性化への1つの鍵となるであろう。

新天地商店街の古い町並みから。
(担当記者:W)
画像提供:金沢まちゲーションさん、はるひさん
「片町きらら」出店予定テナント
1階
H&M(ファストファッション)
アネモネ(アクセサリー)
センス・オブ・プレイスbyアーバンリサーチ(ファッション・雑貨・カフェ)
ニューエラ(帽子)
デシグアル(ファッション・雑貨)
2階
H&M(ファストファッション)
アスビー(靴)
アーク バイ グランブルー(ヘアサロン)
ティージーシー(眼鏡)
メゾンブルー(ファッション&雑貨)
ムーヴ(時計)
モントロンドシュシュ(ジュエリー)
サルヴァトーレ(イタリア料理)
ネイルモア(ネイルサロン)
ラフィネ(マッサージ・エステサロン)
3階
H&M(ファストファッション)
ロフト(雑貨)
4階・5階
アルカンシエル(結婚式場・レストラン)
この記事は「金沢まちゲーション」さんの協力で作成しました。
外部リンク:片町きらら(公式)
外部リンク:片町A地区再開発事業( 片町きらら )2015.7(金沢まちゲーション)
外部リンク:片町A地区市街地再開発組合




