神戸市東灘区魚崎北町のディスカウントスーパー「Pマート甲南店」が4月26日に閉店し、Pマートは全店が姿を消す。
Pマートの最後の店舗・甲南店。>
「大手百貨店系のディスカウントストア」として注目あびる
Pマートは大手百貨店「大丸」が運営していた高級食品スーパー「大丸ピーコック」を業態転換して生まれたディスカウントストア。
2009年に1号店(実験店)として山田店(吹田市)を、2012年に2号店として甲南店(神戸市東灘区)を業態転換し、生鮮品の売場は百貨店系列の鮮度を維持しつつも「理由ありでお買得!」と題して在庫処分品の販売や、段ボール陳列や業務用食品を導入して「ケース買いでさらにお買い得」とのPOPのもと大量購入を促すというEDLP型(Every Day Low Price)の売場モデルに転換。大手百貨店系列のディスカウントストアとして注目を集めた。
その後も、大丸ピーコックの不採算店舗を順次Pマートに転換する方針であったものの、2013年に大丸ピーコックがイオングループに移ると、新規出店はストップ。
2016年にはイオンの子会社「光洋」の運営に移管されたことで、1号店だったPマート山田店はマックスバリュに転換(その後2017年3月閉店)、甲南店もマックスバリュと共通の店舗運営スタイルで運営されるようになっており、出店当時の面影は失われていた。
閉店のお知らせ。
外部リンク:Pマート 甲南店 閉店のお知らせ(光洋)
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