愛知県常滑市にある東海地方最大級のショッピングセンター「イオンモール常滑」が、2017年中に増床し、大型のシネマコンプレックスを核として入居させる計画であることが分かった。
イオンモール常滑。
観光需要は多いものの「日常客の獲得」が課題だった
イオンモール常滑は2015年12月4日に中部国際空港の対岸のりんくう常滑駅そばにオープン。
売場面積は約82,800㎡(温泉などアミューズメント含む)、総店舗数は約190店で、東海地方最大級のショッピングセンターとなっている。
空港前という立地を生かして「海と空を120%楽しむエンターテイメントパーク」をコンセプトに、観光客・インバウンド需要にも対応した商業ゾーンのほか、遊園地「ワンダーフォレストきゅりお」、温泉施設「常滑温泉 マーゴの湯」、「ポケモンストア」などを併設。ゲームセンター「AMUSE FACTORY」にはフライトシミュレーターも導入されており、施設内から空港を発着する飛行機を眺めることもできるため、広域から多くの観光客を集客している。
ワンダーフォレストきゅりお。
一方で、イオンモール常滑は、空港前という立地、さらに遊園地などを併設しているという店舗特性のため、休日に比べて平日客数が少ないことが課題であったという。
「家電量販店」と常滑初の「シネコン」で巻き返しを図る
そこで、イオンモール常滑では、6月17日に新たに1階に大型家電量販店「コジマ×ビックカメラ イオンモール常滑店」を導入。
さらに、来年には増床してシネコンを導入することで、地元の日常的利用客を増やしたい考えだという。
2016年現在、常滑市には映画館が存在しておらず、常滑市民にとっても待望の映画館の誕生となろう。
りんくうビーチも改装-盛り上がり見せるりんくう常滑地区
イオンモール近くにある「りんくうビーチ」では、砂浜から飛行機が間近に見えると好評であり、イオンモール開業後初の夏となる今年は更なる利用客増が見込まれるため、今夏中に新たに水上遊具や飲食店を設置する計画もある。
市民待望のシネコン計画とともに、今後ますます「りんくう常滑地区」が盛り上がりを見せそうだ。
再整備が行われるりんくうビーチ。
外部リンク:イオンモール常滑
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