三菱地所、ホークスタウンモール再開発の概要発表

三菱地所は、2016年3月31日を以て閉館した「ホークスタウンモール」(福岡市中央区地行浜)の再開発計画概要を発表した。
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ホークスタウンモール。

かつてはダイエーグループだったホークスタウン

「ホークスタウンモール」は福岡ドーム隣に位置しており、ダイエーグループによって2000年4月に開業した。
ダイエーの経営不振により2004年に投資ファンドに売却され、その後は2005年にスーパーマーケットの「レッドキャベツ」が、2011年には「HKT48劇場」と100円ショップ「Seria」がオープンするなど、リニューアルが進められてきた一方で、近年は空き店舗が目立つ状態となっており、2015年には三菱地所に売却されていた。
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HKT48劇場。

新施設は現在の1.6倍-Zepp福岡は再出店か

新たな商業施設は、現在のホークスタウンの建物を解体したあとに建設される。
延床面積は約13万㎡となる予定で、現在のホークスタウンの延床面積が約81,000㎡と比較すると、新施設は現在の1.6倍の規模。
近隣のショッピングセンターの延床面積は「マリノアシティ福岡」が約81,000㎡、「木の葉モール橋本」が約84,000㎡、「イオンモール福岡伊都」が約91,000㎡であるため、新施設は福岡市西部で最大級のショッピングセンターとなる。
三菱地所では、ホークスタウン跡地に建設され新施設を三菱地所のショッピングセンター事業の旗艦施設にしたい考えで、現在のホークスタウンとは大きく異なる雰囲気になりそうだ。
(ちなみに、当施設の近隣にある三菱地所系の商業施設としては「INTER MEDIA STATION」(福岡市中央区、通称「イムズ」)、「鳥栖プレミアムアウトレット」(鳥栖市)などが挙げられる)
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新施設の完成予想図(三菱地所サイトより)。

出店テナントについては現時点では未定だが、映画館「ユナイテッドシネマ福岡」、ライブハウス「Zepp福岡」については再開発後の建物への再出店交渉を進めているという。
なお、「ハードロックカフェ福岡」はJP博多ビル(博多丸井となり)に移転、「HKT48」は西鉄ホール(ソラリアステージ内)を利用して定期公演を行うことになっている。

Zepp福岡は5月に閉館

現在、ホークスタウンモールの大型テナントは「Zepp福岡」のみが営業を継続中。
4月中も「SCANDAL」「LinQ」「i☆Ris」など有名アーティストのコンサートが行われる予定となっているが、5月8日の奥田民生、PUFFY、真心ブラザーズなどが出演する「Zepp福岡 Bye Bye バイ」を以て閉館する予定となっている。

追記:震災の影響で閉館が5月9日に延期。チャリティーコンサートを実施する予定。なお、上記のLinQの公演も5月5日に延期。

新しい記事はこちら:三菱地所、ホークスタウン跡に「MARK IS」出店へ-ZEPP福岡も復活

外部リンク:ホークスタウンモール再開発計画について(三菱地所、PDF)
関連記事:HKT48劇場、天神「西鉄ホール」に移転へ-西鉄福岡駅直結

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