大分県宇佐市のサンリブ四日市跡地に、大分県北部地場大手地場薬局「ワタナベメディカルグループ」初となるシティホテル「(仮称)四日市グランドホテル」が2025年10月に開業する。
サンリブ四日市跡地、17年の閉店後は更地だった
サンリブ四日市は1963年12月に大分県宇佐郡四日市町(当時)で地場総合スーパー「マルショク四日市店」として開店。1981年には「サンリブ四日市」(地上3階建/店舗面積4,110㎡)として建替新装開店し、宇佐四日市商店街の商業核としての役割を担った。
一方、2000年代以降営業フロアを順次縮小、2017年10月31日に競争激化と老朽化を背景に閉店した。
サンリブ四日市は閉店にあわせて店舗跡を解体しており、2024年12月現在は更地となっている。
ワタナベ薬局創業の地にシティホテル、商店街の起爆剤に
ワタナベは1980年5月に大分県宇佐市で旧法人「渡辺薬局」を設立、1982年10月に薬局1号店「渡辺薬局サンリブ四日市店」を創業した。1996年7月にはドラッグストア1号店「ミント中津店」(同名新会社運営)を開店し、1999年10月に現法人を設立、2024年12月現在は大分県北部を中心に32店舗を展開する。
ワタナベ薬局創業の地でもあるサンリブ四日市。
四日市グランドホテルは、ワタナベメディカルグループ初となる宿泊施設で、建物は地上8階建、延床面積は4,825㎡。
同社創業地であるサンリブ四日市跡地を活かし、パーティ会場や温泉施設、スポーツジムを備えたシティホテルを展開する。
宇佐四日市商店街(本町通り/本願寺四日市別院附近)。
宇佐市内では2024年10月開業の大手コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard宇佐」や12月開業予定の地場不動産会社「FKSカンパニー」による新施設(求人募集中/名称未定)など、2025年の「宇佐神宮御鎮座1300年」にあわせた宿泊施設計画が相次いでいるが、ワタナベメディカルグループによる新施設は宇佐市内最大となる。
新施設1km圏内の国道10号線沿いには、大型店(トキハインダストリー・フードマーケットスマイルUSA)や宿泊施設が多数立地するが、宇佐四日市商店街周辺はサンリブ閉店以前から衰退が顕著となっており、シティホテルが起爆剤としての役割を担うこととなりそうだ。
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