長野県中野市の高井富士ショッピングセンターに、パン・パシフィック・インターナショナルHD(PPIH)のディスカウントストア「ドン・キホーテ信州中野店」が2020年12月18日午前9時に開店する。
ドン・キホーテ信州中野店。
マツヤの旗艦店として開業した“高井富士”
高井富士ショッピングセンターは、1993年11月に長野県地場大手流通グループ「マツヤ(旧・ヨークマツヤ)」の北信地区における旗艦店として開業。建物は平屋建で、売場面積は6,583㎡。自社グループ所有物件となっている。
施設名は中野市のシンボルである高井富士(高社山)が由来であり、開業当初は市内随一の大型商業施設として、マツヤグループ直営の「マツヤ中野西店」「ジャスティン中野店」を核に、マクドナルドなど各種専門店が出店していた。
2000年には同社の綿半へのホームセンター事業譲渡に伴いジャスティン中野店が「綿半ホームエイド中野店」に、2006年には同社とオーシャンシステムとの業務提携の一環としてマツヤ中野西店が「生鮮&業務スーパーユーパレット中野西店」にそれぞれ転換した。
その後、2014年5月に同社がアルピコHDと資本業務提携、2016年4月にアルピコHD完全子会社のアップルランド(現・デリシア)と経営統合したため、2020年12月現在はデリシア直営の商業施設となっている。
エノキダケやリンゴをテーマに店内装飾、地酒コーナーも
ドン・キホーテ信州中野店は、2020年1月に移転のため閉店した綿半跡に出店するもので、売場面積は約2,180㎡。
ドンキ信州中野店では、ニューファミリー層・シニア層・外国籍が多い立地特性を活かし、食品・日用消耗品・生活雑貨に加えて、輸入菓子・輸入食材やドンキが強みとするコスメ・カラコン・サロン専売ヘアケア用品・スマホアクセサリーを拡充。
ドン・キホーテ信州中野店店内装飾イメージ。
地元客や周辺の温泉街を訪ねる旅行客を対象に、長野県産の地酒コーナーを設けるほか、エノキタケ生産量全国No.1・リンゴ生産量全国No.2といった長野県の特徴を表現した店内装飾を施し、県の魅力をアピールするとしている。
ドン・キホーテ信州中野店
住所:長野県中野市大字江部1236
営業時間:午前9時~翌午前1時
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