イトーヨーカドー内を中心に展開されていたファミリーレストラン「ファミール」が2019年9月30日までに全店閉店する。
ファミールの店舗。(弘前店)
永年親しまれたイトーヨーカドーのレストラン
ファミールはイトーヨーカドーの外食部門「ヨークフードサービス」として1972年に設立。1981年に社名を「ファミール」に改めた。1980年代にはイトーヨーカドー店外への出店もおこなっており、ロードサイドへの出店、社員食堂、給食事業なども手がけ、一時期は200店舗近くを数えたが、のちにロードサイド店はデニーズへと転換されている。
2007年にデニーズジャパンと経営統合され、「セブン&アイ・フードシステムズ」の運営となった時点では116店舗を数えたが、近年は閉店が相次いでおり、跡地にイタリアンファミレス「サイゼリヤ」など同業他店が出店している例も多くみられる。
ファミールからサイゼリヤに転換した店舗。(福島県福島市)
2019年9月30日で全店閉店へ
ファミールは2019年3月に都内最後の新武蔵境店が閉店。8月時点で9店舗のみとなっていたが、8月中に三島店、立場店、上福岡東店が閉店している。
ファミール跡(恵庭市)。
都商研の取材によると、残る函館店、福住店、青森店、弘前店、錦町店、尾張旭店も9月30日の営業を以て閉店することを決めており、ファミールはその歴史に幕を下ろすこととなる。
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