ビエラ大津、10月1日開業-JR大津駅ビル全面リニューアル

JR西日本不動産開発はJR大津駅に新たな商業施設「ビエラ大津」を10月1日に開業させた。
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ビエラ大津(JR西日本プレスリリースより)。

閉鎖状態だった大津駅ビル

大津駅ビルは1975年4月に開業。延床面積は約3,300㎡、 賃貸面積は1,040㎡で、国鉄が建設、大津市が管理していた。
しかし、2000年代に入るとテナントの撤退が相次ぎ、老朽化も進行。
2015年から駅構内の売店「ハートイン」が撤退し、観光案内所以外は閉鎖状態となっており、「売店もないのは不便だ」「県都の駅ビルとして恥ずかしい」などの声が上がっていた。
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2015年のJR大津駅。
外壁もかなり汚れた状態だった。

宿泊施設、飲食店などが出店

リニューアルした大津駅ビルの名称は「ビエラ大津」で、コンセプトは「通りすがる駅から立ち寄る駅に」。
総工費は約8億円で、元々の管理者であった大津市が約7000万円を負担した。
核テナントは2階全体に入居するカプセルホテル「ザ・カレンダー」。
屋外テラスやレストランも併設されており、列車を見ながら食事もできるという。また、1階には売店・コンビニエンスストア、飲食店などが入居。全館で9テナントが出店することになる。

マンション開発すすむ大津駅前、活性化に期待

滋賀県で最も乗降駅が多い駅は草津駅で、大津駅は県内4位に甘んじており、周辺は衰退が進んでいた。
一方で、近年は大津駅周辺でマンション開発が進行。2012年に開業した29階建のタワーマンション「ココラス大津プラウドタワー大津」の1階には、コンビニ、調剤薬局、居酒屋が、2階には耳鼻咽喉科、内科、歯科のクリニックが入居しているほか、2016年6月に閉店した駅前唯一の大型商業施設「平和堂 アル・プラザ大津」跡にも、下層階に平和堂新店舗を併設したマンションが建設されることが決まっている。
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マンションへと生まれ変わるアルプラザ大津。

大津駅の改装は、こうした駅周辺の再開発に呼応したものであるといえ、駅ビルは規模が小さいものの、衰退が進んでいた大津駅周辺の活性化に繋がるものとして期待がかかっている。

「ビエラ大津」出店テナント一覧
  • ザ・カレンダー(カプセルホテル、飲食店)
  • セブンイレブンハートイン(コンビニ)
  • スターバックス(カフェ)
  • オカキ(近江牛レストラン)
  • ちゃんぽん亭(ちゃんぽん)
  • 金亀庵(そば・居酒屋)
  • 大津市観光案内所
  • 三井住友銀行ATM
  • りそな銀行ATM
ビエラ大津

住所:滋賀県大津市春日町1 -3 大津駅ビル内

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外部リンク: 大津駅リニューアル!商業施設「ビエラ大津」10月1日オープン

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