神奈川県鎌倉市の湘南モノレール湘南深沢駅近くに三菱商事都市開発系複合商業施設「(仮称)鎌倉梶原商業施設計画」が2026年夏に開業する。
近隣商圏型商業施設強化進める三菱商事系商業不動産会社
三菱商事都市開発は2002年9月に三菱商事と乃村工藝社との合弁会社「リテールプロパティーズ」として設立、2007年5月の三菱商事による完全子会社化にあわせ現社名に変更した。同社は同年7月に三菱商事が合弁解消したイオン系商業不動産ディベロッパー「ダイヤモンドシティ(現イオンモール)」運営受託物件の一部を引継ぐなど業容を拡大。
その後も2018年11月に新ブランド1号店「マチノマ大森」を開業するなど首都圏を中心にNSCの開発を本格化。2020年5月閉店のセブン&アイHD系総合スーパー「イトーヨーカドー蕨店」跡を全面刷新するかたちで、2021年3月に(当時)LIXILビバを運営主体とする「ビバモール蕨錦町」として新装開業するなど「既存施設のバリューアップ事業」にも取組んでいる。
中外製薬工場跡地、三菱商事系と長谷工が共同開発
三菱商事都市開発鎌倉梶原商業施設計画は、2022年に大手不動産グループ「長谷工コーポレーション」が外資系製薬会社「中外製薬」から取得した工場跡地西側を、三菱商事都市開発が長谷工より取得し整備するもので、建物は2025年4月15日着工、鉄骨造2階建で敷地面積は約15,225㎡、延床面積は約11,996㎡。
施設北側で2023年10月に始動した独立行政法人都市再生機構施行「村岡・深沢地区土地区画整理事業」や2032年開業予定のJR東海道線村岡新駅(仮称)と協調するかたちで「スーパーマーケット及びホームセンターを核とした施設」を開発予定としている。
三菱商事都市開発鎌倉梶原商業施設計画
住所: 神奈川県鎌倉市梶原字宇古川 240番地内
