東京都渋谷区にあるファッションビル「マルイシティ渋谷」を改装・業態転換した丸井グループの新たな商業ビル「渋谷モディ」が2015年11月19日に開店した。
渋谷モディ。
丸井グループの「モディ」東京都心初出店
モディは丸井グループのエイムクリエイツが運営する複合商業ビルで、町田、川越、平塚にも店舗がある。
19日午前11時の開店時には多くの人が並び、一部の店舗では夜間まで行列ができた。
初日から多くの客で賑わった渋谷モディ。
エントランスの雰囲気は以前と変わらない。
丸井との違いは「ファッション」から「カルチャー」へ
渋谷モディの丸井時代との大きな違いは、アパレルテナントを約2割に抑え「知的商業空間」をコンセプトに掲げていること。
そして、その目玉となるのが「HMV&BOOKS TOKYO」だ。
HMVはかつて渋谷センター街に旗艦店を出店していたが、2010年に閉店(跡地にフォーエバー21が入居)。HMVは5年ぶりの渋谷再出店となる。
HMV&BOOKS TOKYO店内
「HMV&BOOKS TOKYO」は売場面積約1,800㎡の大型店で、ローソン系列となった新生HMVの象徴となる店舗。5~7階の3フロアに出店する。
5階は「世界の食と旅」をコンセプトに、ガイドブックや食に関する書籍、そして洋楽などをラインナップ。
6階は「生きるヒント」をコンセプトに、小説、ライフスタイルや自然科学に関する書籍、映像商品などを扱うほか、ローソンチケットカウンターや展示ギャラリーも設置される。展示ギャラリーでは、現在AKB48などの衣装を展示中。
7階は「TOKYOカルチャー」をコンセプトに、コミック、サブカルチャー関連の書籍とCDを扱うほか、インターFMのサテライトスタジオも設置されている。
HMV店内には3フロア全てに多目的イベントステージも設置、CDリリースイベントなどに活用されることになっている。
渋谷来街者の憩いの場に
また、渋谷モディでは飲食店にも力を入れており、「猿田彦珈琲」、オイスターバー「ガンボアンド」、オーストラリアのパイ専門店「パイフェイス」、など渋谷初出店の店が数多くあるほか、スターバックコーヒーは119席の大型店となっており、渋谷の来街者の憩いの場の1つとなることを目指している。
エントランスのデジタルフロア案内(右下)は11か国語対応。
渋谷モディでは、グランドオープンを記念して12月1日より「渋谷モディor渋谷マルイのある風景」をテーマにフォトコンテストを開催する。
詳細は公式サイトを参照。
渋谷モディ
東京都渋谷区神南1-21-3
TEL:(03)4336-0101
営業時間:11:00~21:00
HMV:11:00~23:00
8階カラオケ店:11:00~30:00
9階レストラン街:11:00~23:30
外部リンク:渋谷モディ
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