ファミリーマートがココ運営店の大半をミツウロコに譲渡 – ココストア・エブリワン存続へ

コンビニエンスストア業界3位の「ファミリーマート」(本社:東京都豊島区)は、12月1日に経営統合を予定している「ココストア」の約400店舗を、11月30日にエネルギー事業を展開する「ミツウロコ」(本社:東京都中央区)に譲渡すると発表した。
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エブリワンの店舗。

当初、ファミリーマートは経営統合した旧ココストアの全約600店舗(うちエブリワン・RICは約200店)を1年以内に転換すると発表しており、既存店舗の改装・閉店を進めている最中であった。

ミツウロコに譲渡される事業は、ココストアが管轄するコンビニ「ココストア」に加え、旧「寿屋コンビニエンスシステムズ」運営だった「エブリワン」と「RIC」の一部店舗、同様のココストアリテール(本社:福岡県大野城市)が管轄するボランタリーチェーン「RIC」、「RICマート」などとそれに付随する事業など約400店舗。これらの店舗は、ファミリーマートが近隣にある店舗を中心として大幅な店舗削減が予想されていた。
ミツウロコは旧エブリワンが特徴としていた「店内調理」や「手作りパン」をブランドの中核に定め、新規加盟店の募集や新業態の開発を進めていくと発表している。

今回の事業譲渡でファミリーマートはココストアなどの一部をファミマに転換した上で、旧ココストアから取得した7割近い店舗を手放すことになるものの、ミツウロコとは商品調達などで関係は維持されるものと思われる。
(担当記者:H)

外部リンク:株式会社ココストアリテールの株式譲渡に関する基本合意書締結に関するお知らせ(ファミリーマート)

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