かつての東急電鉄の顔であり、全国各地に譲渡されて親しまれた5000系「青ガエル」最後の1両である熊電5000系5101A号が、2月14日を以て引退することが発表された。

熊本電鉄5101A号。
東京の高度成長期を支えた青ガエル
東急5000系は1954年に東急東横線でデビュー。
当時最新鋭の機器を搭載した新性能電車として、長年に亘って東急東横線や田園都市線などで活躍、その色と顔つきから「青ガエル」と呼ばれて親しまれた。
現在は渋谷駅の東急百貨店東横店・ハチ公前広場で案内所として使用されていることでも有名。

東急百貨店・ハチ公前広場の5000系。
全国に散らばった青ガエルも熊本だけに
青ガエルは1986年までに東急から引退。
その後は長野電鉄、松本電鉄、岳南鉄道など地方私鉄に譲渡され、全国各地で地域の足となったが、非冷房車であることや老朽化などにより、熊本電鉄以外では既に全車が引退していた。
今回引退する熊本電鉄5101A号は1985年に入線した車両で、熊本での活躍は31年間と、東京での活躍とほぼ同年数。
熊電利用者にも長年に亘って親しまれてきた一方で、熊電の駅には非冷房車の運行であることを謝罪する文書が貼り出されるなど、夏の暑さが厳しい熊本市民にとっては時代遅れの車両ともなっており、2015年には5000系を置き換えるために冷房装置が搭載された東京メトロ01系が導入されていた。
上熊本駅に停車する5101A号。
引退後は保存車に-引退イベントも実施
熊本電鉄は5101A号車を北熊本駅構内で保存することも発表した。
2月13日・14日には、北熊本駅で電車撮影会や引退式、「青ガエル大好きギタリスト」のライブなどといった「青ガエル引退イベント」が実施される予定となっている。
北熊本駅で元都営三田線6000系と並ぶ。木の架線柱が並ぶ構内。
外部リンク:5101A号車の引退について(熊本電鉄)
大丸心斎橋店本館、最後の見学会を開催-1月16日・17日
「大丸心斎橋店本館」最後の見学会が1月16日・17日に実施される。

大丸心斎橋店本館。
大丸心斎橋店(しんさいばしみせ)は1729年に開店。現在の本館はアメリカ人建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で、1922年から1933年にかけて建設されたもの。ネオゴシック様式の内外装が人気であったが、店舗建替えのため昨年12月30日に閉館した。

大丸心斎橋店本館1階。
見学には大丸松坂屋カードが必要-ポイントカードでも可
見学は本館1階のみで、見学には「大丸・松坂屋カード」が必要。
カード1枚につき2名まで入館することができる。時間は両日ともに13時から17時まで。
なお、カードは無料で即日発行できる「大丸・松坂屋ポイントカード」や、「博多大丸」など系列百貨店のカードも有効とのこと。
(大丸への電話取材による)
事前申し込みなどは不要。撮影も可能だが、三脚やスポットなどは使用できない。
詳しくはリンク先を参照。
外部リンク:大丸心斎橋本店本館1階 最後の開放!(大丸)
関連記事:大丸心斎橋店本館が閉館