阪急百貨店、台湾から2016年3月に撤退-統一グループとの契約満了で

台湾・台北市に店舗を構える百貨店「統一阪急百貨」は、2016年3月2日に阪急百貨店との提携契約満了を迎えることに伴い、提携契約の更新を行わず、店名を「統一時代百貨」に変更することを発表した。
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統一阪急百貨台北店(公式サイトより引用)。

日系百貨店としては後発だった阪急、9年で撤退

統一阪急百貨は、阪急百貨店と台湾の食品製造・流通・物流大手「統一企業」との提携により、阪急百貨店のフランチャイズ店舗として設立。台湾の日系百貨店としては最後発だった。
キャッチフレーズは「美人は made in Hankyu」で、2007年に高雄店が、2010年に台北店が開店。しかし、高雄店は2013年に隣接するショッピングセンター「統一夢時代」の一部となり、百貨店業態を廃止。現在は台北店のみで営業していた。
台北店には「ユニクロ」、「サマンサタバサ」、「LIZ LISA doll 」、「OLIVE des OLIVE」など、日本の人気店も数多く出店している。
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店舗のファザードも阪急百貨店と共通(公式サイトより引用)。

高雄の阪神百貨店は営業を継続

「阪急百貨店」としては台湾から撤退するものの、阪急阪神百貨店では高雄市において漢來グループとの提携による「漢神百貨(HANSHIN)」を2店舗展開しており、こちらは営業を継続する(漢神百貨店はこの他に中国・西安市にも出店)。

漢神百貨。

外部リンク:漢神百貨

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