西武新宿線本川越駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー川越店」が2016年10月30日に閉店する。
イトーヨーカドー川越店。
イトーヨーカドーの「東京都外本格進出1号店」だった
イトーヨーカドー川越店は1967年11月開店。イトーヨーカドーの総合スーパーとしては東京都外進出1号店であった。
地上4階建てで、売場面積は4,230㎡。建物は自社所有。本川越駅前に位置し、川越駅前から本川越駅前まで北に伸びる商店街「クレアモール」のそばにある。
クレアモール。
出店から約50年に亘り本川越駅の中心施設として川越の発展を見守ってきたイトーヨーカドーだが、建物の老朽化が問題となっており、建物の解体を前提とする閉店を余儀なくされることとなった。
閉店に先駆けて、9月13日より閉店セールが行われている。
駅とクレアモールに挟まれた好立地-再開発に期待
イトーヨーカドー川越店跡地の活用方法は未定だが、閉店は建物の老朽化が大きな要因とされており、また駅前の好立地であるため、イトーヨーカドー千住店のように敷地を売却・高層住宅化したうえで下層階への再出店の可能性もある。
一方で、川越市中心部では近年川越駅西口附近の商業開発が盛んで、2015年3月には地場スーパーのヤオコー川越西口店を核店舗とするショッピングセンター「ウニクス川越」が、2016年9月14日には食品スーパー「ベルク川越新宿店」が相次いで開業している。
イトーヨーカドー川越店の跡地にも、本川越駅前やクレアモールに活気を吹き込むような新施設の誕生が期待される。
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外部リンク:イトーヨーカドー川越店