ヤマダ電機、ベスト電器を7月に完全子会社化-「ベスト電器」としての営業は継続

ヤマダ電機は、連結子会社の「ベスト電器」を2017年7月1日付で完全子会社化することを発表した。
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ベスト電器福岡本店。

かつての家電量販店最大手、ヤマダの完全子会社に

ベスト電器は1953年に福岡県で創業、1956年に家電量販店に参入した。
家電量販店の草分け的存在として1979年に業界首位となり、1985年には流通大手「ヤオハングループ」との業務提携により海外進出を果たした。その後も「ダイエー」、「長崎屋」、「マルショクサンリブグループ」、「琉球ジャスコ」など総合スーパー・百貨店各社との提携により専門店としての店舗モデルを確立したが、1990年代後半に入ると、地盤である九州・中国・四国地方にヤマダ電機、コジマ、ケーズデンキなど、「北関東のYKK」と呼ばれたロードサイド型店舗を得意とする競合他社が相次ぎ出店攻勢を仕掛けたため苦戦を強いられるようになった。
2000年代には店舗の活性化を図るべく、各種専門店(ゲオ、ダイソー、ファミリーマート、マツモトキヨシなど)の導入を進めたほか、2006年には都市型店舗を得意とする首都圏の家電量販店「さくらや」を買収、2007年にはビックカメラと資本業務提携を締結するなど生き残りに向けた動きが見られたものの、その多くが失敗に終わり、2012年にヤマダ電機と業務資本提携を結ぶこととなった。

かつて日本最大の家電量販店だった広島本店も2016年に閉店。

ベスト電器、屋号は維持-これまでと変わらず営業継続

全国殆どの都道府県と東南アジアから中東にかけた幅広い地域に出店していたベスト電器であったが、2012年以降は本州・四国店舗のテックランド化や不採算店舗の整理を推し進めるなどヤマダ電機主導の経営再建策が行われ、おもな店舗網(FC地区含む)は北海道、岡山県、山口県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、沖縄県と、台湾、シンガポール、インドネシア、マレーシアに縮小した。

首都圏の店舗は多くがヤマダ電機に転換した。

その一方で、残った店舗では改装を進めるとともに、九州地区では新規出店を再開。従来通りの店舗スタイル、販促が維持されるなど、現在も独自性を保っている。また、旗艦店である福岡本店では2016年12月にヤマダ電機傘下のPCパーツ専門店「ツクモ電機」や、アニメショップ「らしんばん」などの導入が行われた。
ヤマダ電機による完全子会社化後も「ベスト電器」の屋号は維持される方針だという。

今後も屋号は維持される。

外部リンク:株式会社ヤマダ電機による株式会社ベスト電器の簡易株式交換による完全子会社化に関するお知らせ
関連記事:ベスト電器福岡本店、12月17日リニューアル-大手アニメショップなど出店、ツクモも増床

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