西鉄8000形、2017年夏で引退へ-太宰府・柳川観光列車としても活躍

西日本鉄道の特急型車両「8000形」が2017年夏で引退することとなった。 

西鉄8000形。

西鉄を代表する車両、近年は太宰府・柳川観光列車で活躍

西鉄8000形は西鉄創業80周年となった1989年にデビュー。
6両編成で、主に大牟田線(天神大牟田線)の特急電車として活躍。福岡都市圏の通勤・通学の足としても親しまれ、眺めがいい先頭車両は人気となった。
また、2014年からは太宰府観光列車「旅人」、2015年からは柳川観光列車「水都」として改装された編成がデビュー。
観光列車ながら追加料金なしで乗れ、太宰府観光・柳川観光の集客に貢献した。車内には観光PRコーナーも設けられている。

柳川観光列車「水都」。


車内のようす。

具体的な引退日は4月時点で発表されていないものの、西鉄では8月に特急を大橋駅に停車させる大規模なダイヤ改正を実施する予定で、これに合わせた時期の引退となる可能性が高い。

水都には「柳川の四季」がラッピングされる。

「旅人」「水都」は別編成に-新たな観光列車導入も

西鉄は、今後「旅人」と「水都」については別の形式を改装して運行するという。
また、2018年度には「LOCAL to TRAIN~街を繋いできたレールは人をつなぐ時代へ~」をコンセプトに、旅人・水都に続く新たな観光列車の導入をおこなう予定となっている。

水都バス・旅人バスも運行されている。

追記:水都は3000形に-7月22日デビュー

「水都」は7月22日から3000形にバトンタッチされる。
10時25分から西鉄福岡駅で引継式典が開催される。

プレスリリースより。

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