小名浜名店街・タウンモールリスポ、2018年1月15日閉館-老朽化で、イオン開業も影響か

いわき市小名浜のショッピングセンター「タウンモール リスポ」(小名浜名店街)が、2018年1月15日に閉館する。

タウンモールリスポ。(Google Mapより)

小名浜を代表する老舗ショッピングセンター

タウンモールリスポは1969年11月に地元商工業者などが出資する地域主導型のショッピングセンター「小名浜名店街」として開業。1997年のリニューアルの際に名称を現在の「タウンモール リスポ」に変更した。
建物は地上2階建てで、売場面積は7,740㎡。土地、建物ともに小名浜名店街組合が所有している。
現在は福島県田村市に本社を置くスーパー「シミズストアー リスポ店」と、地元商店など約50店舗が入居している。
かつて隣接していた別のショッピングセンター「小名浜ショッピングセンター」(1997年閉店)とは長年熾烈な商戦を繰り広げるとともに、小名浜市街地の賑わい創出に貢献した。

背景には老朽化に加えてイオン進出が影響か

閉店を報じた地元紙・福島民友によると、建物が築約50年と非常に老朽化していることや、経営者の高齢化や後継者不足などが閉店の要因という。
また、同紙では直接的な閉店要因ではないとしているものの、2018年6月に大型商業施設「イオンモールいわき小名浜(仮称)」が店のすぐ近くに開業予定で、小名浜の商業の中心がイオンモールに変わることを見越した閉店である可能性も高いと考えられる。2018年6月開業予定のイオンモールいわき小名浜。(いわき市HPより)

跡地の活用方法などに関しては3月時点で発表されていないが、建物は老朽化しているため閉館後に解体され、約19,200㎡の土地は更地にして売却するという。

外部リンク:タウンモールリスポ
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