JR筑豊本線、若松-直方間を3月から「スマートサポートステーション」に-遠隔サポートで無人化

JR九州は2017年3月4日のダイヤ改正に合わせて、JR筑豊本線(若松駅-折尾駅間の愛称は「若松線」、折尾駅-桂川駅間の愛称は「福北ゆたか線」)の若松駅から直方駅の間にある11駅(若松駅含む、折尾駅は除く)を無人化し、最新の遠隔サポートシステムを導入した「Smart Support Station」(スマートサポートステーション)に転換する。

筑豊本線・直方車両センター。

中間(なかま)駅から「遠隔操作」で利用客に対応

今回のダイヤ改正により無人化されるのは、若松駅と若松駅から直方駅の間にある12駅のうち折尾駅を除く11駅。
このうち、若松駅、中間(なかま)駅は一部時間帯で駅員を配置する(後述)。

「スマートサポートステーション」導入駅(JR九州プレスリリースより)。

対象となる11駅では、全駅に遠隔サポートシステム「スマートサポートステーション」を導入する。
筑豊本線のスマートサポートステーションは、中間(なかま)駅に設けられたサポートセンターから遠隔操作により、切符の精算やICカードチャージといった業務に対応するとともに、駅構内にはインターホンや複数台のカメラを設置するもの。
スマートサポートステーションは、2014年3月から香椎線で運用が開始された香椎線につづいて2路線目の導入となる。

JR直方駅。

若松駅・中間駅では完全無人化回避-DENCHAも増備

若松駅-直方駅間のうち、サポートセンターの本部機能が設置される中間(なかま)駅と、起点駅であり無人化反対運動が行われていた若松駅では、通勤・通学時間帯(6時30分~8時30分)に駅係員を配置して定期券販売など従来通りのサービスを行う。
このため、若松駅と中間(なかま)駅の「完全無人化」は見送られた形となった。
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筑豊本線の起点となる若松駅。

また、若松線では新型車両の819系蓄電池車「DENCHA」を増備し、全車両をDENCHAに統一し、一部電車を直方駅まで直通化するほか、若松駅舎を改装することで、サービスの向上を図る。

819系蓄電池車「DENCHA」。

路線維持の1手段「スマート無人駅」、今後も拡大か

JR九州は2016年10月にJRグループ4社目となる東証一部上場を果たしたことで、赤字である鉄道事業の経営改善に向け、駅業務の効率化や収益構造の最大化などといった努力がより一層求められることになった。
今後も、閑散線区の鉄道路線・運行本数の維持を図る1つの手段として、運行効率化を図るために若松線や香椎線をモデルとした「スマートサポートステーション」を導入するケースが増えていきそうだ。
このほか、JR九州では3月4日から特急「にちりん」(大分駅-宮崎空港駅など)、「ひゅうが」(延岡駅-宮崎空港駅など)の一部列車をワンマン運転化することなどを発表している。

特急にちりん。

外部リンク:筑豊本線の一部が「Smart Support Station」に変わります
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