岐阜センサの解体はじまる-柳ケ瀬商店街「グランドタマコシ」創業の地

かつての中堅スーパー「グランドタマコシ」が運営していたファッションビル「岐阜センサ」の解体工事が2016年12月に開始された。
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岐阜センサ。

グランドタマコシ創業の地だった

岐阜センサは岐阜市中心部の柳ケ瀬商店街にあったファッションビル。
グランドタマコシは1920年に創業。1965年に柳ケ瀬商店街にスーパーマーケット1号店を出店させており、創業の地にあたる。
グランドタマコシは、岐阜県と愛知県に百貨店・総合スーパー「グランドタマコシ」「タマコシ」、ディスカウントストア「SAM」、ホームセンター「エブリ」などを展開。また、1980年代のDCブランドブームを追い風に1983年3月には総合スーパーのグランドタマコシ岐阜店南館をファッションビル「岐阜センサ」に、1987年に岐阜店北館を「岐阜センサ2」に業態転換させ、「GIFU・YANAGASE・CROSS」をキャッチフレーズとしてファッションビル業にも進出した。
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2館体制の大型ファッションビルだった。

しかし、1988年には岐阜市郊外に大型ショッピングセンター「マーサ21」(ジャスコ岐阜店)が開業。さらに1990年にセンサ隣接地に名鉄系ファッションビル「岐阜メルサ」が開業すると、売場面積の小さい岐阜センサは劣勢となった。
なお、岐阜メルサも2009年に閉店し、現在はドンキホーテなどが営業している。

倒産から13年、空きビル長期化…ようやく解体

その後、グランドタマコシは2004年に民事再生法を申請、倒産。
提携関係にあった大手スーパー「平和堂」(彦根市)が経営支援を決め、店舗の多くは平和堂として営業をおこなうこととなったが、岐阜センサ、グランドタマコシ一宮店は2004年8月~9月にかけて閉店した。
これ以降、岐阜センサの建物は13年間に亘って放置され、空き店舗となっていた。
人通りが減ったアーケード(レンガ通り)は痛みが目立ち、建物には落書きが見られるようになっていた。
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人通りがまばらな柳ケ瀬レンガ通り。

当面は駐車場として活用か

岐阜センサ跡地の活用方法については発表されていないものの、地元紙・中日新聞によると、センサを取得した「テクハン」(京都市)が隣接する長良橋通り(国道256号線)側にある「辻ビル」とともに解体し、当面はコインパーキングとして使用する見込みだという。
岐阜市中心部では、岐阜センサのほかに近鉄百貨店、長崎屋、岐阜パルコなども閉店。空洞化が叫ばれて久しいだけに、今後の有効活用に期待が寄せられている。

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