パピオスあかし、2016年12月1日開業-明石駅前・ダイエー跡に大型複合施設

兵庫県明石市の明石駅前に、複合商業施設「パピオスあかし」が12月1日にオープンした。
1481006616892-1パピオス明石。

明石駅前・ダイエー跡地に完成した複合商業施設

パピオスあかしは、2005年8月に閉店した「ダイエー明石店」跡地とその周辺地区の再開発事業で誕生した。パピオスは公募により決定したもので、「パレス」「ピアッツァ」「オアシス」「押す」の略だという。
再開発が発表された当初は、百貨店やスーパーの進出案もあったものの、商業テナントや公共施設などが入居する地上6階建ての「複合施設棟」と、地上34階建ての高層マンション棟で構成されることとなった。
1481006622522複合施設と高層マンションの2棟で構成される

複合施設棟の1〜3階には、飲食店や物販、医療機関など約60のテナントが入居。店舗面積は3,055㎡。
1階は飲食テナントを中心に約30店舗で構成され、玉子焼(明石焼)専門店「松竹」や、創業45年の老舗寿司店「政旨鮨」など、再開発前の当ビル敷地内にあった店舗を中心に、明石ゆかりの飲食店が軒を連ねる。
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松竹。

2階はかつてダイエービルに出店していた「ジュンク堂書店」(2017年1月27日開業)を核に約10店舗が出店。また、フロア中央にはイベントスペース「あかし市民広場」が整備された。
3階は各種医療機関や調剤薬局、サービステナントなど15店舗が出店する。
4〜6階は「あかし市民図書館」、「あかし子育てセンター」(共に2017年1月27日開業)、「さかなクンコーナー」(仮称、2017年3月開業)など、明石市の公共施設が入居する。

バスターミナルなど駅前広場も全面オープン

明石駅南口ではパピオスあかしの開業に合わせ、駅前広場も全国オープンした。新たに整備されたバスターミナルでは、従来北口から発着していた路線バスの多くを集約。周辺には屋根やベンチ、花壇なども整備された。
また、パピオス明石の周辺には屋根付きの歩行者デッキも整備されており、周辺の回遊性が大きく向上した。
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歩行者デッキは中心商店街「魚の棚」にも接続。

1481006619498全面オープンした駅前広場。

一方で、明石市は、広場内の花壇が完成直後にスケートボードによって汚損されたとして、12月16日に被告訴人不詳で告訴状を提出したという。

パピオスあかし

兵庫県明石市大明石町1丁目6−1
営業時間:施設により異なる

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外部リンク:パピオスあかし

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