ピザハット、”低価格イタリアン”の新業態店を2016年11月出店-ファミレスにも対抗

大手ピザチェーン店の「ピザハット」は、習志野市にイートインスペース併設の新業態店「ピザハット奏の杜フォルテ津田沼店」を11月19日にオープンさせた。
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ピザハット奏の杜フォルテ津田沼店。

新業態店は「ファストカジュアル型」
ピザは最安410円、パスタは518円からでファミレス対抗

「ピザハット奏の杜フォルテ津田沼店」は、JR津田沼駅前の商業施設「奏の杜フォルテ」の1階に出店。店舗面積は132㎡。
ピザハットの新業態「ファストカジュアル型店」と称する同店では、『”おいしく””手軽に”楽しめる』をコンセプトに、従来の宅配やお持ち帰りメニューに加えて、店内に26席のイートインスペースを併設。
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イートインスペースが設けられる店内。
(ピザハット公式サイトより)

メニューにおいては「お一人様」サイズのピザやパスタといった商品を充実。メインメニューのピザにおいては「マルゲリータ」「ツナマヨコーン」「ペパロニスペシャル」の21cmサイズが税込410円、パスタにおいては「ペペロンチーノ」が税込518円と、リーズナブルな価格を実現している。
なお、既存店と同様に宅配メニューもある。
 
410円からピザが楽しめるメニュー。(プレスリリースより)

「宅配ピザ店」から「低価格イタリアンレストラン」へ
-サイゼなどファミレスに徹底抗戦か

ピザハットはかつて飲食コーナーを設けている店舗が多かったものの、その後は宅配中心に転換。一方、近年はショッピングセンター内にイートインスペース併設の「ピザハットエクスプレス」の展開も行っている。
このエクスプレス業態は宅配に要するコストが軽減する分、一般的な宅配ピザと「同じ」商品がと割安な価格で購入できるのが特徴であった。
今回の奏の杜フォルテ津田沼店は、エクスプレス業態よりも更なる「商品の低価格化」「業態の最適化」を実現したもので、従来の宅配ピザ業態からの脱却を図るピザハットの戦略を垣間見るものとなった。
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隣にはサイゼリヤが出店している。

しかも、この「ファストカジュアル型」新業態の1号店は、新たなライバルであるサイゼリヤの隣に出店しており、ピザハットの強気の姿勢が伺える。
今後もこの新業態を「低価格イタリアンレストラン」として、サイゼリヤ、ジョリーパスタなどといった全国のイタリアンレストランチェーンに対し勝負を仕掛けていくのか注目される。

ピザハット奏の杜フォルテ津田沼店

住所:千葉県習志野市奏の杜2-1-1
営業時間:11:00 ~ 23:00

外部リンク:湊の杜フォルテ津田沼店 11/19 GRAND OPEN
ニュースリリース:お一人様から家族まで焼きたてピザが『“おいしく”“手軽に”楽しめる』ファストカジュアル型新コンセプト店「ピザハット奏(かなで)の杜(もり)フォルテ津田沼店」11月19日オープン!~宅配やお持ち帰りに加えイートインを併設できたてをお召し上がりいただける店内限定メニューをご提供~(ピザハット公式サイト)
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