イオンモール寝屋川、8月31日閉館-旧・寝屋川グリーンシティ

大阪府寝屋川市のショッピングセンター「イオンモール寝屋川」が、8月31日午後7時を以て閉店する。

イオンモール寝屋川。

イオンモール寝屋川、38年の歴史に一旦幕を閉じる

イオンモール寝屋川は、ジャスコと三菱商事の合弁企業だった「ダイヤモンドシティ」(当時)が開発を手掛けた「寝屋川グリーンシティ」として1978年3月に開業した。売場面積は20,430㎡(うちイオン13,965㎡)。
東住吉、名西、藤井寺に次ぐダイヤモンドシティ4号店として開発が進められたもので、大阪府自然保護条例の適用一号店だったこともあり、独自の商業施設ブランド「グリーンシティ」が冠された経緯がある。

寝屋川グリーンシティのロゴ。

開業当初は、100近い専門店が入居しており、寝屋川市を代表する商業施設として営業していたが、1998年に「平和堂・アルプラザ香里園」が開業して以降は地域密着路線に転換。直営フロアを全館に拡大し、専門店を50程度に半減させる大規模改装を実施したほか、2010年9月には直営部門を地階、1階に集約、専門店街を大幅に拡張する改装を実施しており、漫画館併設の喜久屋書店やダイソーの面積拡大など広域集客型の施設に転換、2011年にグリーンシティからイオンモールへと名称も変更した。
しかし、2015年には寝屋川店の3倍を超える規模がある「イオンモール四條畷」が開業したことから建替えが発表され、38年の歴史に一旦幕を閉じることとなった。
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現在は総合スーパー「イオン寝屋川店」を核に、100円ショップ「ダイソー」、大型書店「喜久屋書店」、イズミヤグループのスポーツ専門店「アクトスポーツ」、ファストファッション「GU」「Right-on」、家具店「湯川家具アウトレット」、ゲームコーナー「テクモピア」など、56の専門店が出店している。

閉館を前に記念イベントを多数開催

イオンモール寝屋川では、閉館を前にした6月から、店頭商品が最大70%OFFとなる「ご愛顧感謝閉店セール」の実施や、「おりがみの星を並べた最大の展示物づくり」でギネス世界記録への挑戦、藤崎マーケット、FUJIWARAなど寝屋川出身の吉本芸人が寝屋川グリーンシティ・ジャスコ時代の思い出を語る「思い出トークライブ」、森脇健児や安田大サーカスによる「爆笑トークライブ」など、様々なイベントが開催されている。
また、「思い出パネル展」では、宮川大輔・花子、海原やすよ・ともこ(やすとも)などのエピソードや、買物客、従業員によるメッセージ、グリーンシティ時代の写真やチラシ、フロアガイドなどが展示されている。

メッセージ広場と思い出パネル展。

イオンモール寝屋川は閉館後に解体され、跡地に新店舗が建設される予定となっている。
新店舗の概要などに関しては、まだ明らかにされていない。

外部リンク:イオンモール寝屋川
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