【熊本地震】サンリブシティくまなん、8月27日に営業再開-子飼、健軍は建替えへ

九州の大手スーパー「マルショク」(大分市)は、熊本地震で被災し営業休止中のショッピングセンター「サンリブシティくまなん」(熊本市中央区)を8月27日に営業再開させる。
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サンリブシティくまなん。

「くまなん」震災から半年弱、ようやく再開へ

サンリブシティくまなん」は1990年3月に開店。
売場面積は19,700㎡で、マルショク(大分本社、北九州は別会社)では最大規模の店舗となっている。
当初、営業再開は9月ごろとされていたが、少し早まったことになる。
なお、別館(電気館)の家電大手「エディオンサンリブシティくまなん店」については5月27日より営業を再開している。
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再開目指して工事が進められるサンリブくまなん。

サンリブ子飼、サンリブ健軍は建替えへ

マルショクが運営する熊本市の大型総合スーパーは、熊本地震で4店舗全てが被災し、8月現在全店舗が営業を休止している。
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全壊したサンリブ健軍。現在は解体済み。

マルショクでは、そのうち全壊した「サンリブ子飼」(中央区)、「サンリブ健軍」(東区)について、被災企業の復旧費用の一部を国や県が補助する「熊本県中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」に基づく「グループ補助金」を活用するかたちでの再建(建替え)を目指している。
現在、マルショクでは、子飼商店街、健軍商店街の被災店舗などと共同でグループ補助金を申請中だといい、再建までは、仮設店舗での営業も検討している。
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解体工事が行われているサンリブ子飼。

被災状況大きいマルショク、再建は補助金頼み-再開に期待

熊本地震で被災した他の地場大手スーパーは、殆どが自力再建や地震保険を活用しての再建を行っている一方で、マルショクは旗艦店舗の被災状況が極めて大きく、今回の補助金申請に至ったと考えられる。
今回建替えが決まったサンリブ2店舗が立地している子飼商店街、健軍商店街では、核店舗である両店の倒壊・閉鎖後に客足が減っており、特にサンリブ子飼は熊本大学近くにおける唯一の大型スーパーであったため、早期の営業再建を求める声が多く上がっていた。
サンリブ2店舗の営業再開方針は、商店街、地域の復興のはずみにもなるであろう。
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子飼商店街。

なお、駐車場部分が半壊し、現在解体中となっている「サンリブ清水」(北区)の再建については、現時点では未定となっている。
追記:サンリブ清水も補助金が下り次第、建替えの方針だという。
サンリブ子飼、サンリブ健軍、サンリブ清水の店舗概要については前記事を参照。

外部リンク:サンリブシティくまなん
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