ドレミの街(旧ダイエー岡山店)、9月30日閉店-2017年度の再生目指す

JR岡山駅前の大型ショッピングセンター「ドレミの街」(岡山駅前第一ビル、旧ダイエー岡山店)が2016年9月30日を以て閉店する。
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ドレミの街(旧ダイエー岡山店)。

旧ダイエー、再生から10年で一旦幕

「ドレミの街」が入居する岡山駅前第一ビルは、「ダイエーショッパーズ岡山店」を核店舗、専門店街を「ドレミの街」として1978年11月に開店。
ダイエーの経営再建に伴い2005年に一旦閉店し、2006年3月に全館が「ドレミの街」となり営業を再開していた。
建物は地上7階、地下2階、売場面積は18,157㎡。
現在、土地・建物の大部分を地場企業「成通」(ハリウッドパチンコ)が所有しており、核店舗の天満屋ストア(2,245㎡)のほか、本の森セルバ、ハニーズ、ミカヅキモモコ、ダイソー、医療モールなど約40店舗が出店している。

耐震補強・改装して再生、2017年に営業再開目指す

ドレミの街は築40年弱が経過して老朽化しており、今回の閉館は建物の全館耐震補強・リニューアルに伴うものだという。
土地・建物の大部分を所有する成通(ハリウッドパチンコ)では、1年半ほどかけて全館の耐震補強と全面リニューアルを行い、2017年ごろに新たな商業ビルとして営業を再開させたい考え。
一方で、現時点では具体的な再生計画は未定だという。
成通(ハリウッドパチンコ)では、これまでにもJR岡山駅前に立地している「岡山会館ビル」を買収、「ビックカメラ岡山駅前店」を誘致して再生させた経験がある。
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成通(ハリウッドパチンコ)が再生した岡山会館ビル。

なお、地元紙の山陽新聞によれば、ドレミの街の地権者床・区分所有床に入居する「ミスタードーナツ」など1階の一部店舗は、9月以降も当面のあいだ営業を継続する方針だという。

外部リンク:ドレミの街
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