ラフォーレ原宿・新潟跡(NEXT21)、区役所に-大和跡も公共施設を核に検討

新潟市中心部、古町地区の賑わいを牽引してきたファッションビルが公共施設化される。
新潟市中央区西堀通の複合商業ビル「NEXT21」の核店舗であったファッションビル「ラフォーレ原宿・新潟」の跡に、新潟市が「新潟市中央区役所」を入居させる方針であることが分かった。
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NEXT21。

古町の核店舗、結局は公共施設に

ラフォーレ原宿・新潟は新潟市の中心部・古町地区に1993年5月開業。売場面積は約5,300㎡。
複合商業ビル「NEXT21」の地階~5階(2011年からは5階売場を閉鎖)を占めており、新潟市を代表するファッションビルの1つであったが、郊外店との競争や、もう1つの中心商業地である万代地区との競争激化に伴い2007年から赤字転落。2016年1月を以て閉店していた。なお「NEXT」とは「新潟エキサイティングタワー」の語呂合わせに由来する。
ラフォーレの閉店により、古町地区の大型店は「新潟三越」、「イトーヨーカドー丸大」の2店舗のみとなり、以前と比較して若者の姿は大きく減っていた。
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万代地区には伊勢丹に加え、若者をターゲットにしたアルタ、LoveLa、ロフトなども立地。

2016年現在、ラフォーレ跡は、5階の大部分が公共施設として活用されているほかは空き店舗となっている。
なお、ラフォーレ原宿の運営ではなかった高層階のレストラン街などは引き続き営業中。
ラフォーレ閉店後は後継店舗が決まらず、4月には所有権の大部分(一部の地権者床など除く)がこれまでの所有者であった「金桝」(東京都)から地場不動産会社「五頭」(阿賀野市)に売却されていた。

区役所は下層階に入居-他フロアの活用にも期待

現在、新潟市中央区役所は古町地区から2キロほど南西の白山地区にある新潟市役所内に入居中。
新潟市では、近い将来に区役所を中心商業地である古町地区に移転させる方針を発表していた。
中央区役所はNEXT21の地上1~2階を中心に入居する予定。NEXT21の空き床の解消にはほど遠い一方で、下層階が区役所となる方針が発表されたことで、既に一部に公共施設が入居している中層階に他の公共施設を集約することや、地階の商業利用が進むことも想定される。
さらに、NEXT21は新潟市の中心商店街に立地しているため、新潟市では、区役所に商業施設(飲食店など)を同居させることも検討しているというが、今のところ具体的な計画は未定となっている。

区役所、もともと大和跡への入居を検討していた

地元紙・新潟日報によると、中央区役所はもともと大和百貨店跡に建設される予定の再開発ビルへの出店を検討していた。
新潟大和は1937年に開店した百貨店で、金沢市に本社を置く百貨店「大和」の運営だったが、経営不振と建物の老朽化により2013年に閉店。その後、2019年の完成を目指して11階建前後規模の再開発ビルの建設が発表されている。
しかし、この大和百貨店跡の再開発ビルの下層階には銀行が出店する意向を示しており、下層階で窓口業務を行うことができないため区役所の開設を断念。ラフォーレ跡の床を保有する不動産会社「五頭」の誘致によりNEXT21への入居方針が固まったという。

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結局は大和跡も公共施設が核に?

一方で、新潟市は大和跡への公共施設の入居方針も崩していない。
新潟市では一部の庁舎が老朽化しているため、それらの機能を大和跡の再開発ビルに移したい考えで、大和跡の再開発ビルは、下層階の核が銀行、中層階の核が公共施設になるとみられる。
大和跡の再開発ビルは中心商店街である「古町モール」に面しており、地下商店街「西堀ローサ」とも直結していたため、商用再活用の声も高かったが、例え商業施設が出店するとしても一部のみの商用活用となる見込みだ。
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大和百貨店跡のビル(左)と古町モール。

政令指定都市の中心商店街の核となる商業施設が相次いで公共施設化される新潟市。
これが中心商店街にとって吉となるのか、凶となるのか。
賛否を巻き起こすことは必至であり、今後が注目される。

関連記事:ラフォーレ原宿・新潟、1月31日閉店-古町と万代の競争、正念場

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