リバーウォーク北九州、大規模改装7月14日完了-目玉は飲食店街と都市型スーパー

北九州市小倉北区の複合商業施設「リバーウォーク北九州」が大規模リニューアルし、7月1日から7月14日にかけてグランドオープンする。
RIMG3607-
リバーウォーク北九州。

北九州を代表する大型複合商業施設

「リバーウォーク北九州」は2003年に百貨店「小倉玉屋」と「ダイエー小倉店」の跡地を再開発して誕生した複合商業施設。キャナルシティ博多を手掛けた地場大手ディベロッパー「福岡地所」が運営・開発を手掛けており、設計は、2015年に亡くなったアメリカの有名建築家・ジョン=ジャーディー氏。館内では多くの大型イベントが開催され、その個性的な建築は隣接する小倉城とともに小倉の象徴的存在となっている。
専門店街「デコシティ」には、大型インテリア専門店「SAKODA」、シネマコンプレックス「T・ジョイ リバーウォーク北九州」などが出店。「北九州芸術劇場」、「ゼンリン地図の資料館」と言った文化施設や、朝日新聞西部本社、NHK北九州放送局も入居している。

4年ぶりの「食品フロア」復活

ダイエー跡を再開発して誕生したという経緯から、リバーウォーク地下1階はダイエーグループが保有しており、開業以来ダイエーグループの運営する食品フロア「フードパオ」として食品スーパー「ダイエー・グルメシティ」 、「デリパティオ」、「小倉五つ星ラーメン街」などが営業していた。
しかし、ダイエーの経営再建の一環として2012年6月末で「フードパオ」の全館を一旦閉鎖。大型インテリア専門店「SAKODA ホームファニシングス」が出店していた。
SAKODAでも一部の輸入食品を取扱っているものの、小倉駅の周辺の食品スーパーは百貨店コレット地階の「もとまちユニオン」(とみやま)、旦過市場の「丸和」しかなく、利便性が大きく低下していた。
また、フードパオのフードコートの代替としては4階にフードコート「タベリバガーデン」が整備されたが、当初30店舗以上あった飲食テナントは次々に撤退し、15店舗ほどに半減していた。

九州初、北九州初のカフェや食品スーパーなど7店舗出店

今回の改装の目玉は1階に新設された「マルシェゾーン」で、リバーウォーク1階のうち約1,200㎡を全面リニューアル。
飲食店街も新設され、九州初、北九州初となるカフェや、都市型食品スーパーが入居し、7月1日から7月14日にかけてオープンする運びとなった。

1階「マルシェゾーン」(福岡地所公式より)。

「マルシェゾーン」には、ハワイ・アラモアナセンターに本店を構えるアサイーボウル専門店「BLUE HAWAII LIFESTYLE(ブルーハワイライフスタイル)が九州初出店(国内2号店)。
西鉄ストアの手掛ける都市型食品スーパー「レガネットキュート」、広島の老舗お茶屋が手掛けるカフェ「田頭茶舗」、「やおや植木商店」の3店舗が北九州市内に初出店する。
また、「阪急ベーカリー&カフェ」、「スターバックス リザーブストア」が北九州初の業態として開店。門司区のフルーツパーラー「Fruit Factory Mooon」も小倉北区2号店を出店する。

レガネットキュート リバーウォーク店(西鉄ストア公式より)。

スーパーの「西鉄ストア」は都市型・高級業態に

都市型食品スーパー「西鉄ストア・レガネットキュート リバーウォーク店」は、7月1日に開店。
高品質食品スーパー「成城石井」「明治屋」の自社開発商品(PB)や、美容・健康に効果がある「スーパーフード」を導入。北九州市の地産地消ブランド「北九いいと」や、西南女学院大学と共同開発した弁当・惣菜を販売するなど、都会派の高品質ブランドと地元ならではの逸品を取り揃える独自性あるスーパーとして開店。イートインコーナーも設置する。

成城石井のPB商品を展開するスーパーは市内2社目。

オープンニングセールを開催

レガネットのオープン当日となった7月1日には、北陽・虻川美穂子氏のトークイベントが開催された。
また、リバーウォーク北九州全館で利用可能な300円クーポンが貰えるスタンプラリーやサマーバーゲン、クリアランスセールも実施する。

外部リンク:リバーウォーク北九州

このエントリーをはてなブックマークに追加