仙台パルコ2、2016年7月開業-目玉はTOHOシネマズ

JR仙台駅西口に「仙台パルコ2」が2016年7月1日に開業する。
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開業を間近に控えた仙台パルコ2。

目玉はシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 仙台」

「仙台パルコ2」は、JR仙台駅西口のバスプールに隣接した街区に建設中。2階部分がペデストリアンデッキと連結し、JR仙台駅から直接アクセスすることができる。また、仙台市地下鉄南北線・東西線の仙台駅にも隣接する。
現在、仙台駅西口には、300メートルほど離れた位置に「仙台パルコ」が立地しており、仙台のパルコは2館体制となる。
「仙台パルコ2」は1階から5階までが専門店街となり、6階から9階まではシネマコンプレックス(シネコン)「TOHOシネマズ 仙台」が入居する。専門店街の売場面積は約10,000 m2で、既存の「仙台パルコ」と合わせると約23,000 m2となる。また、地階には駐車場を設ける。

単館系作品、アニメ、ライブビューイングなど充実

今回の開発の目玉となる「TOHOシネマズ 仙台」は、9スクリーン、約1700席の規模であり、「IMAXデジタルシアター」など最新鋭の設備を導入した映画館となる。仙台駅前にはかつて「仙台東宝劇場」や「日乃出劇場」等の東宝系列の映画館が立地していたが、いずれも撤退した。約10年ぶりに東宝系列の映画館が復活することとなり、仙台市民の注目を集めている。
邦洋の人気映画に加え、単館系と言われるアート作品や、アニメ作品、あるいはコンサートや演劇、スポーツなどのライブビューイングなども積極的に上映することで既存映画館との棲み分けを図るといい、仙台の文化発信基地としての期待がかかる。

「オトナ」ターゲットに本館と棲み分け図る

「仙台パルコ2」の 開発コンセプトは「オトナ 考える PARCO」
メインターゲットを30歳以上の男女と想定し、若年層をターゲットとした既存の「仙台パルコ」とは異なる客層の取り込みを図る。店舗構成は、衣料品の店舗比率を抑え、また全てのフロアにカフェを配置するなどといった工夫が見られる。
カジュアルファッションブランド「コーエン」の都心型店舗「コーエン ジェネラルストア」のほか、「バオ バオ イッセイ ミヤケ」「キャス キッドソン」など、出店する84店舗中、34店舗が東北初出店となる。
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仙台パルコ2の館内イメージ(プレスリリースより)

1階部分は路面店を志向したレストラン街に

「仙台パルコ2」のレストラン街は「パルイチ」と名付けられ、パルコ初の試みとして1階部分に設けられる。1階部分に設置した上でガラス面を多用した開放的な空間とし、さらに、地下鉄の終電を意識して営業時間を深夜24時までと設定することで、路面店のように気軽に立ち寄れるレストラン街を目指す。13店舗が入居する。
「仙台パルコ2」の西側には、青果・食品を中心とした商店街「仙台朝市」が隣接していており、買い物客で賑わっている。また東側・北側には地下鉄駅の出入口が存在しているため、1階部分の利便性は高い。「パルイチ」の開業が、仙台朝市を始めとした周辺地区にさらなる賑わいをもたらすことが期待される。
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仙台朝市に直結する「仙台パルコ2」の西側出入口。

外部リンク:仙台PARCO2 公式ウェブサイト
外部リンク:TOHOシネマズ 公式ウェブサイト
外部リンク:『仙台パルコ2』 2016年7月1日(金)グランドオープン!(プレスリリース、PDF)
外部リンク:TOHOシネマズ 仙台 7月1日(金)グランドオープン!(プレスリリース、PDF)

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新しい記事はこちら:仙台パルコ2、7月1日開業-「オトナ」ターゲットに

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