福島県双葉町商店街の「原子力広報ゲート」撤去開始

福島県双葉町の双葉町商店街入口にある「原子力広報ゲート」の撤去工事が12月21日より開始される。
futaba
原子力広報ゲート。左側に双葉町商店街広告塔も見える。
(Googleストリートビューより)

「原子力 明るい未来の エネルギー」

 双葉町のウェブサイトによると、看板は1988年に設置されたもので、「原子力 明るい未来の エネルギー」など、町内より公募された標語が書かれていた。
隣接して双葉町商店街の広告塔も設置され、商店街の入口ゲートも兼ねていたが、東日本大震災後は手入れがされず、老朽化して危険な状態だったという。
双葉町役場前にある原子力広報ゲートも同時に撤去を行う。

将来的には復元も

一方で、「原発の町」だった双葉町にとってかつてのシンボルの1つでもあった原子力広報ゲートの撤去には反対する声も多く、反対署名も行われていた。
そこで、撤去後のゲートは将来的に復元できる形で双葉町が保管することになっている。
撤去工事は2016年1月10日には終了する見込みとなっている。

外部リンク:原子力広報塔撤去工事による通行止めについて(福島県双葉町)
外部リンク:双葉町商店街

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