セブンイレブン、金秀と提携して沖縄初出店へ-2019年度までに1号店

セブンイレブンは、沖縄大手のスーパーマーケット(ディスカウントストア)「かねひで」を運営する金秀商事(西原町)とFC契約を結び、セブンイレブンを出店させることが分かった。

かねひでの店舗(沖縄市)。

2019年度までに沖縄1号店-全47都道府県制覇へ

かねひでとの提携は地元メディアが報じたもの。金秀グループのガソリンスタンドなどの跡地も活用することで出店を後押しするという。
沖縄県は全国で唯一の「セブンイレブン空白県」となっていた一方、セブンイレブンは近い将来の同県への進出を目指して2017年10月に「セブン-イレブン・沖縄」を設立していた。
セブンイレブンは現在、地場企業「沖縄食糧」と提携して工場の開設準備を進めており、2019年度までに沖縄県1号店を出店させるとみられている。

沖縄のコンビニ業界、地場スーパーの「代理戦争」に

沖縄では、県内流通大手のリウボウグループが「ファミリーマート」を、同じく県内流通大手のサンエーグループが「ローソン」を展開。親会社が運営するスーパーにおいてもそれぞれ「ファミマコレクション」や「ローソンセレクト」が販売されているのも特徴だ。

サンエーの店舗(北谷町)。

セブンイレブンもこうした地場流通大手との提携による進出が予想されており、どの企業との提携となるかが注目されていた。
セブンイレブンがリウボウ、サンエーのライバルである金秀との提携を決めたことで、沖縄のコンビニ業界はますます地場スーパーの代理戦争の様相を呈することとなる。

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