イオンモール堺北花田、2018年3月20日リニューアル完了-阪急跡に「世界最大級の無印良品」

大阪府堺市の大阪市営地下鉄北花田駅前にある「イオンモール堺北花田」が2017年春から行ってきた大規模リニューアルが全面完了し、2018年3月20日にグランドオープンする。

自社内競合で集客力低下、阪急撤退でリニューアルに

イオンモール堺北花田は新日鐵社宅跡の再開発によって建設された「ダイヤモンドシティプラウ」として2004年10月に開業。売場面積は55,000㎡。

阪急百貨店営業時の「イオンモール堺北花田」。

開業以来、イオン(ジャスコ)と阪急百貨店の2核1モールであったが、2016年3月には約5キロほど西側に「イオンモール堺鉄砲町」の出店後は自社内競合が発生、2017年7月には核店舗の1つだった阪急百貨店(堺北花田阪急)が閉店していた。
aeonmall_sakaiteppocho
イオンモール堺鉄砲町。


かつてあった阪急百貨店。

阪急跡、目玉は「無印良品旗艦店」-無印で生鮮販売も

2017年春から秋にかけて行われた第1期・第2期のリニューアルでは、レストラン街とウェルカムコートを中心に新規30店、移転改装39店のリニューアルを実施。
仕上げとなる第3期のリニューアルは、ウエストモールの阪急百貨店跡の全面改装に取り組んだ。

リニューアル区画図。

阪急百貨店跡のうち、1階には「無印良品」が出店。館内からの移転となるが、売場面積(カフェ含む)は移転前の約10倍となる約4,300㎡で世界最大級の店舗となる。同社初の「『素材』の魅力を 大切 にした食の専門売場」とし、無印良品で青果、精肉、鮮魚など生鮮食品の販売も実施するほか、インストアベーカリー、ビュッフェスタイルの「カフェ&ミールMUJI」も併設する。

売場イメージ(写真は有楽町店)。

2階には「ユニクロ」(約2,500㎡)、「ジーユー」(約2,000㎡)が出店。いずれも国内屈指の大型店となる。
3階には「エディオン」を核に、ドラッグストア「ココカラファイン」、「食堂カフェpotto×タニタカフェ」などが出店、「ヘルス&ウェルネス」のフロアとする。

外装リニューアル、AI案内システムも導入

リニューアル完了に合わせてモール南側の外壁をモノトーンデザインに刷新するほか、館内のデジタルサイネージに「AI対話型案内システム」を導入。画面に表示されたAIキャラクターに問いかけると、客の質問を認識し最適な案内を行う。AIキャラクターの案内システム(イオンモール松本)。

3期にわたるリニューアルプロジェクトにより、新規50店、移転14店、改装32店と、全店舗数の半数以上の96店が刷新されることになる。リニューアル後の全店舗数は約170店舗。

モールの外壁デザインも刷新される。

なお、イオン食品売場に隣接する一部区画のリニューアルは2018年6月まで続けられるほか、今回の一連のリニューアルでは核店舗の「イオン堺北花田店」はイオンスタイル化されておらず(一部改装は実施)、今後の更なる改装も予想される。

イオンモール堺北花田

住所:大阪府堺市北区東浅香山町4-1-12
営業時間
専門店:10時~21時
レストラン街:11時~22時
イオン堺北花田店:9時~23時
(一部除く)

外部リンク:~大規模リニューアルが完成~「イオンモール堺北花田」3月20日(火) リニューアルオープン!
関連記事:堺北花田阪急、2017年7月31日閉店-イオンモール堺北花田、改装へ
関連記事:イオンモール堺鉄砲町、3月19日開業-旧ダイセル工場も一部活用
関連記事:阪堺電車天王寺-阿倍野間、12月3日に新線移行-関西初の芝生軌道に

このエントリーをはてなブックマークに追加