山田うどん、居酒屋新業態「県民酒場ダウドン」展開-1号店、清瀬駅前に2017年12月4日開店

山田うどん」を展開する山田食品産業(埼玉県所沢市)は、新業態となる「県民酒場ダウドン」を、西武池袋線清瀬駅前に12月4日出店する。県民酒場ダウドン。(イメージ画像)

埼玉県民御用達うどんチェーン「だうどん」

山田うどんは埼玉県所沢市で製麺所として1935年に創業。
1965年にはうどん屋「山田うどん食堂」のFC展開を開始し、現在は埼玉県を中心に関東地方1都6県のロードサイドなどで約160店舗を展開している。
うどん・そばを中心とした低価格帯メニューが特徴で、一部の埼玉県民からは「だうどん」の略称で親しまれる。山田うどんの店舗。(宇都宮市)

2016年からは文化放送のラジオ番組「高城れにの週末ももクロ☆パンチ!!」の単独スポンサーとなっており、番組コラボによる新メニューの開発も行われた。

駅前型新業態で「チョイ飲み」需要獲得へ

新業態「県民酒場ダウドン」の1号店は、埼玉県ではなく東京都清瀬市の清瀬駅北口に出店。
営業時間は7時〜23時で、メニューは約60種。
7時〜15時の間は「うどんと丼の店」としてうどんや丼、セットメニューを提供する一方で、17時〜23時の間は「酒場」としてビール・埼玉の地酒などの酒類をはじめ、餃子や山田うどん名物のもつ煮「パンチ」といった酒に合う夜向きの料理を提供する。

夜メニューでは酒類や酒に合う料理を提供する。

同じ麺類を主力とするチェーンでは、ラーメン・中華料理店「日高屋」が駅前立地と酒類の充実で「ちょい飲み」需要を獲得し、好調な業績を上げている。
従来郊外立地がメインだった山田うどんが、今回の新業態で駅前立地、酒類充実に舵を切ったのにはそうした影響も大きいとみられ、今後の展開次第では「うどん界の日高屋」として「丸亀製麺」や「はなまるうどん」の座を脅かすことになるかもしれない。

(外観イメージ、メニュー表は企業提供)
外部リンク:山田うどん
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