ドン・キホーテ福岡天神本店、11月17日開店-24時間営業、国体道路のツタヤ跡に

福岡市中央区今泉の国体道路沿いに「ドン・キホーテ福岡天神本店」が11月17日に開店する。
開店準備が進められているドン・キホーテ福岡天神本店。

TSUTAYAの九州旗艦店だった

ドン・キホーテ福岡天神本店は「TSUTAYA BOOKSTORE TENJIN」跡に出店。この店舗はもともと渋谷、道頓堀に次ぐTSUTAYA第3の旗艦店「TSUTAYA福岡天神」として2007年開店したもので、売場面積は約2,183㎡。建物は大手ディベロッパー「アーバンコーポレイション」(2008年経営破綻)とCCCの提携第一号として建設された「アーバンBLD天神」であった。現在、建物は不動産リートなどを行うフロンティア不動産投資法人が保有する。
TSUTAYAは2011年4月に新品CD・DVDの販売や中古本(ecobooks)の販売、レンタルを強化した「TSUTAYA天神駅前福岡ビル店」(丸善跡)を開設して以降、すぐそばにあるTSUTAYA福岡天神との間で自社競合が生じていた。
そのため、2014年3月には天神駅前福岡ビル店をオンライン書店を意識し、新刊本と中古本(ecobooks)を同じ棚で販売する新モデル店舗にリニューアル、同年4月にはTSUTAYA福岡天神をにテーマ性を重視した売場構成が特徴の「TSUTAYA BOOKSTORE TENJIN」に業態転換し、中古品の取扱いを廃止、同年10月に福岡市の創業支援拠点「スタートアップカフェ」(現在は大名小学校跡に移転)を導入することで差別化を図っていた。

その後、TSUTAYA BOOKSTORE TENJINは新たなTSUTAYAの九州旗艦店「六本松 蔦屋書店」(六本松421内)の開店に伴い、2017年6月30日に閉店している。
TSUTAYA BOOKSTOREは蔦屋書店として「六本松421」に移転した。
六本松は七隈線で天神南駅から5駅目にあたる。

九州初のドンキ「本店」-旗艦店級、24時間営業に

ドン・キホーテ福岡天神本店は地上6階、地下2階建、売場面積は2,000㎡。九州の旗艦店ということで「本店」を冠した。
バスターミナルに掲示されたドン・キホーテの広告。

ドン・キホーテ福岡天神本店の営業フロアは地下1階~5階で、24時間営業。
内装は県章にも採用されている梅を取り入れた和テイストの装飾がなされており、人通りの多い地点であるため、店外にドン・キホーテ公式キャラクターとして親しまれる「ドンペン」のベンチなどが設置される。
館内では訪日外国人客の需要に対応した医薬品、プチプラコスメの品揃えも充実させるほか、地下1階には「大型のコンビニエンスストア機能」を持たせた食品専用コーナーを配置するという。

ドン・キホーテ福岡天神本店

住所:福岡県福岡市中央区今泉1丁目20−17
営業時間:24時間営業

外部リンク:2017年11月17日(金)『ドン・キホーテ福岡天神本店』オープン~九州最大の繁華街に多様なニーズに24時間お応えする県内一の多層階店舗が誕生~(PDF)
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