ツルハホールディングス、ドラッグストア業界第1位にー静岡の「杏林堂」買収で

ドラッグストア大手の「ツルハドラッグ」を傘下に持つツルハホールディングス(札幌市)は、静岡県の地場ドラッグストアチェーン「杏林堂」(浜松市)を9月29日付で子会社化すると発表した。これにより、ツルハHDは売上高、店舗数共に業界首位に浮上する。ツルハドラッグの店舗。(宮城県女川町)

ツルハHD、店舗数・売上ともに業界最大に

ツルハHDは1929年に旭川市で創業した薬局・ドラッグストア大手「ツルハ」を中核企業とした持株会社で、2005年に設立。現在は「ツルハドラッグ」のほか、中国地方で「ウォンツ」などを展開する「ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本」(広島市)、「くすりの福太郎」(千葉市)、「レデイ薬局」(松山市)、「ツルハタイランド」(バンコク市)などを傘下に持つ。
年間売上高は5770億880万円(2017年5月期)で、店舗数は業界最多の1,765店舗(2017年8月15日現在、国内のみ)。国外ではタイ王国にも多くの店舗を持つ。

レデイ薬局。

杏林堂は浜松市で1900年に創業。
年間売上高は894億円(2017年4月期)で、静岡県西部エリアを中心にドラッグストア・調剤薬局を77店舗展開している(2017年9月現在)。
ツルハHDは杏林堂の株式51%を231億円で取得し、連結子会社化する。なお、買収後も「杏林堂」の屋号は維持される方針だという。
ツルハHDと杏林堂を合わせた売上高合計額は6665億円にのぼり、ウエルシアHDの6231億円6300万円(2017年2月期)を抜いてドラッグストア業界の首位に昇り詰める。

東日本のドラッグストア、「イオン寡占化」強まる

一方の業界2位となった「ウエルシアHD」(千代田区)は2016年度に「クスリのマルエ」(前橋市)を傘下に収めるなどしてマツモトキヨシHDから業界首位の座を22年ぶりに奪ったばかりで、早くも「首位交代」の形となった。ウェルシアはこのほかにも2017年9月に「丸大サクラヰ薬局」(青森市)を買収、経営規模の拡大を図っている。
ウェルシア、ツルハともにイオンと業務資本提携を結んでおり、イオンのドラッグストアグループである「ハピコムメンバー企業」に属する。とくに両社が地盤とする東日本では、ドラッグストア業界の「イオン寡占化」がさらに強まることとなった。

イオンとの共同出店も多いツルハ。

IR情報:株式会社杏林堂薬局及び株式会社杏林堂グループ・ホールディングスとの資本業務提携並びに連結子会社の異動を伴う株式の取得に関するお知らせ(ツルハHD公式サイト)
外部リンク:ツルハHD公式サイト
外部リンク:杏林堂薬局公式サイト
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