そごうオーロラモールジュンヌ、2018年3月までに全館リニューアル-「コト発想」の体験型に

千葉県千葉市のJR千葉駅前にある「そごう千葉店」(千葉そごう)の別館「オーロラモール ジュンヌ」(ジュンヌ館)が、“コト発想”の体験型専門店館として2017年9月から2018年3月にかけて全面リニューアルされる。

千葉そごう。手前が本館、奥がジュンヌ館。

ジュンヌ館、開業13年目の全面リニューアル

ジュンヌ館は塚本大千葉ビル(現:ヨドバシカメラ千葉店)から千葉駅前の再開発地区「センシティ」に移転した千葉そごう(新千葉そごう)の別館「コリドーモール」として1993年4月に開業。
その後、西武百貨店との経営統合によるミレニアムリテイリング発足を経て、西武のブランドである「オーロラモール」を冠した「オーロラモールジュンヌ」として2005年10月にリニューアルされた。ジュンヌ館の売場は地下1階〜地上4階で構成され、営業面積は約16,000㎡。
ジュンヌ館はこれまで若者向けファッション専門館(ファッションビル)として営業を続けてきたが、近年の千葉エリアにおける商業環境の変容や顧客の興味関心の変化にともない「コト発想」の体験型専門店館への刷新を迫られることとなったという。
千葉駅前では新たな千葉駅ビル「ペリエ千葉」が建設中であり、その影響を見越した改装でもあろう。

改装告知が掲出されたオーロラモールジュンヌ。

ファッション縮小、「コト消費」全面に-9月に一部開業

今回の改装では、旧来7割の面積を占めていたファッション領域を4割まで縮小し、コト・体験、ビューティー、食、生活雑貨といった領域の面積拡充に当てる。
改装全72区画のうち55区画が9月15日に先行開業し、残りの17区画が2018年3月までに開業する予定となっている。改装前と改装後の変化。(ニュースリリースより)

1階「旬のファッションと食のマルシェ」では、セレクトショップ「ライフストアRoom903」、「キャスキッドソン」といった人気のファッション・雑貨ショップに加えて、千葉県初となるアートキャンディショップ「パパブブレ」など、賑わいと楽しさを生み出す食関連のコンテンツを大胆に導入する。
2階「キレイを創るビューティフロア」では、ダイエットスタジオ「加圧ビューティーテラス」や目元専門サロン「マール」といったサロンのほか、一時預かり専門託児所「ママズスマイル」や商業施設初となる卓球スペースを導入する。
3階「コト消費型体験フロア」では、ミニシアター・ギャラリーを併設する書店「16の小さな専門書店とルームシアター」、タブレットの手順に沿ってプロ並みのスイーツが簡単に楽しく作れるクッキングスタジオ「ホイップ」、ハンドクラフトが気軽に楽しめる「手芸ショップ」など、時間消費型のコンセプトストアをバラエティ豊かに導入する。
4階「上質ライフスタイルストア」では、「アーバンリサーチ」、「フランフラン」といった大型ライフスタイルショップが開業するほか、本館とのブリッジ的な性格を持つ海外ブランドを2018年春にかけて導入する。

店舗レイアウトやロゴなども刷新へ

今回の改装にあたっては、1〜3階の中心部に「エディトリアルエリア」と呼ぶゾーンを設定。放射状に什器を配置することで、吹き抜けから360度を見渡せる斬新なレイアウトととなる。
また「ショッピングwithドリンク」と題し、各フロア内に「止まり木」となるドリンクスペースを設けることで、店内各フロアのカフェ・ジューススタンドで提供する飲み物であれば全て持ち歩きが可能となる。
 施設中央部に設けられる「エディトリアルエリア」。
(ニュースリリースより)

今回のリニューアルにともない、ジュンヌのロゴも六角形を模した新たなデザインへと変更される。
ジュンヌの新ロゴは六角形を模したものに変更となる。
(ニュースリリースより)

外部リンク:コト発想の体験型専門店館に向けてそごう千葉店JUNNU 改装スタート
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