カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

西新プラリバ解体、来秋以降に延期-地下鉄駅エレベータ工事のため

7月末に閉館した福岡市早良区の商業施設「西新エルモール プラリバ」の解体工事が来年秋以降にずれ込むことが分かった。

西新駅エレベータ設置工事のため、解体は来年に

福岡市営地下鉄西新駅がエレベータをプラリバと共用しており、新たなエレベータの設置には1年以上がかかるため当面旧プラリバビルは解体できないという。

プラリバは西新岩田屋として1981年開業。1983年の地下鉄空港線の延伸開業に伴い西新駅とも直結されたが、この時西新駅には新たなエレベータが設置されなかった。2003年の岩田屋撤退後からは、東京建物が運営する商業施設「プラリバ」となり、建物を所有する東京建物が再開発を行うため2015年7月末に閉館していた。
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営業時のプラリバ。地下鉄入口の表記も見える。

再開発後は高さ100メートルを超える大型ビルが建設される予定だが、エレベータ工事の影響で、再開発の完成は大幅に遅れることになる。
(担当記者:W)

関連記事:西新エルモールプラリバ(旧岩田屋)7月31日閉店-超高層ビルに

木更津市役所、9月24日から商業施設に分散移転

千葉県木更津市役所が、老朽化のため9月24日に市内2か所の商業施設に分散移転した。
(関連記事:アクア木更津、スパークルシティにリニューアル – 旧そごう

新庁舎の建設までの暫定移転

木更津市潮見にある旧庁舎は1972年に開設され、築43年が経過。2011年に実施された耐震診断により、震度6相当の揺れで倒壊、崩落の危険性があるとされたため、2016年をめどに新庁舎開設を目指す計画があった。
しかし、東京五輪など開催による建築費高騰が影響し、新庁舎の建設事業開始を2020年以降に延期、2024年の開設を目指す方針が決定された。
旧庁舎の耐震補強工事も検討されたが、費用面や現地建替の方針から、市内2商業施設の空きフロアに仮庁舎を設ける事となった。

木更津市は、今回の「スパークルシティ」(木更津駅前)、「イオンタウン木更津」の2か所への市役所仮庁舎の分散移転を中心市街地活性化の起爆剤と考えており、空きテナントが目立つスパークルシティへの集客向上も期待されている。
なお、両市庁舎ともに木更津市役所新庁舎建設のための仮施設となるため、両庁舎は東京オリンピックが開催される2020年以降をめどに集約、再移転する計画となっている。

仮庁舎の概要
・木更津市役所駅前庁舎(富士見地区)(約5000m2)

木更津駅前のスパークルシティ木更津7・8階。(旧・アクア木更津)
市議会や市長室、総務部、企画部、経済部、監査委員事務局が設置。
2003年から7年間、木更津市が施設を所有していたが現在は売却済。市所有時代は駅前連絡所やチャレンジセンターなどがあり、当ビルへの市関連施設入居は5年ぶりとなる。
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・木更津市役所朝日庁舎(朝日地区)(約7000m2)
イオンタウン木更津朝日1・2階。(旧・イオン木更津店)。
市民部、福祉部、財務部、企画部、都市整備部、教育部などが設置。
千葉県道90号線のロードサイドに立地している。駅前庁舎とは1km程度離れているが、小湊鐵道による路線バスや無料送迎バスが利用できる。

外部リンク:スパークルシティ木更津
外部リンク:9月24日(木曜日)より市役所庁舎が移転しました – 千葉県木更津市公式ホームページ

アクア木更津、スパークルシティ木更津に改称 – 旧そごう

千葉県木更津市の複合施設「アクア木更津」が9月26日に「スパークルシティ木更津」としてリニューアルオープンした。
24日には7・8階に先行して木更津市役所駅前庁舎が移転しており、ローカルヒーローによる地域活性化を手掛ける「ヤツルギ魂」による飲食店も新規出店した。
(関連記事:木更津市役所、2商業施設に分散移転

アクア木更津をリニューアル-商業テナントほぼ変わらず

「スパークルシティ木更津」は地上9階地下1階建、延床面積は約42,679m2。(アクア木更津B館を含む)
前身となる「木更津そごう」はJR木更津駅前の再開発施設「アインスビル」の核として1988年3月に開業した。市内唯一の百貨店として営業を続けていたが、旧そごうグループの経営悪化により2000年7月に撤退。跡地再活用のため、木更津市が施設を取得した。
その後2004年に「アクア木更津」としてリニューアルオープン。
 当初は「新鮮市場マルエイ」を核に、そごう時代の専門店も出店する「Fashion Square」や100円ショップ「ダイソー」、茂原市に本社を置く地場スポーツ用品店「ダイヤンスポーツ」、「多田屋書店」、「JJCLUB100」などが出店していたもの、相次ぐテナントの撤退や売上低迷により、当時の運営会社が経営破綻するなど長らく苦戦していた。

2010年、大阪の不動産会社が施設を取得して以降、スーパーの再進出や大型専門店導入計画を発表したものの、テナントの撤退に歯止めが掛からず、市庁舎移転直前には10フロアのうち6フロアを閉鎖していた。
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アクア木更津。

木更津市は、今回の木更津駅前、イオンタウン木更津の市役所仮庁舎2ヶ所への分散移転を市街地活性化の起爆剤と考えており、空き床が目立つスパークルシティへの集客向上も期待されている。

両庁舎ともに木更津市役所新庁舎建設のための仮施設であり、東京オリンピックが開催される2020年以降をめどに市役所は集約、再移転する計画となっている。
新庁舎建設後の駅前庁舎跡地については未定。
(担当記者:H)

外部リンク:スパークルシティ木更津
外部リンク:9月24日(木曜日)より市役所庁舎が移転しました – 千葉県木更津市公式ホームページ

神戸らんぷ亭、都内で復活 – 旧ダイエー系牛丼チェーン

2015年7月31日に全店舗が閉鎖した牛丼チェーン「神戸らんぷ亭」の一部店舗が9月10日に営業再開した。
 
改装後のらんぷ亭銀座店(公式サイトより)

今回再開したのは、東京駅八重洲口徒歩7分に位置する神戸らんぷ亭銀座店。店名を「銀座らんぷ亭」に変更したもの、休業前と同一の店舗デザインやロゴを採用している。

神戸らんぷ亭は、ダイエーグループの牛丼部門として1993年に創業。
業界初となるセルフ方式の店舗を導入するなど、最盛期は首都圏を中心に約50店舗を展開していたが、ダイエーの経営悪化に伴い2005年12月に全株式をITサービス系企業のミツイワ(本社:東京都渋谷区)に売却。ミツイワ傘下のもと、店舗の新規出店や新業態(かつ丼屋)の開発を進めていた。
 
東京チカラめし(写真は三光マーケティングフーズ運営店舗)

2015年3月に、東京チカラめし(現・イーダイニング)の店舗事業を分離継承したマックグループに再び売却されて以降、横浜家系ラーメン「壱角家」や、伝説のすた丼屋のインスパイア系店舗である「すためしどんどん(旧・情熱のすためし)」、「ステーキ&ハンバーグ鉄板王国」などの新ブランドに転換していた。

神戸らんぷ亭時代と異なり、新「らんぷ亭」では牛丼を除く「カツ丼」、「カレー」などの一部メニューと、マックグループが展開する「すためし」、「家系ラーメン」、「油そば」などを提供する。

68店舗が継承されたものの全店舗が新業態に転換した株式会社東京チカラめしとは対照的に、らんぷ亭では店舗だけでなく買収前のブランドが活かされる形となった。

9月24日現在、株式会社神戸らんぷ亭運営店舗のうち谷塚店、末広町店(かつ丼屋)の2店舗が休業中となっているが、再開・業態転換については未定となっている。
(担当記者:H)

外部リンク:株式会社神戸らんぷ亭

流通科学大学「流通資料館」リニューアル – 中内功氏没10年で

2015年9月19日、ダイエー創業者の故・中内功氏が没10年を迎えた。それを記念し、神戸市西区学園都市の流通科学大学「流通資料館」がリニューアルオープンした。

9月19日は午前8時45分から記念セレモニーが実施され、業界関係者や学園関係者による式辞や祝辞、テープカットが執り行われた。学内には献花台も設けられ来場者は自由に献花できたほか、ウェブ献花も実施された。
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献花会場。

流通科学大学は、流通業界の革命児と評されたダイエーグループ会長(当時)中内功氏により1988年創立。流通を科学的に研究する日本初の大学として産学連携を推進し、ローソン実習店の学内設置など実践的な取り組みがなされたほか、学内には流通資料館も設置された。

流通資料館は中内コレクション(現・キャッシュレジスター博物館)とともに2006年9月に開設されたが、改修のため5年以上一般開放され
ていなかった。館内には、ダイエーグループの年表やプライベートブランド商品、制服、チラシや販促品といった営業資料や、約3000本の映像資料が保管されているほか、復元されたダイエー1号店(大阪市千林)のファザードもある。
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流通資料館。

流通資料館、中内功記念館ともに平日午前9時から午後6時まで開館。
見学するには2週間前までの事前予約が必要。
(担当記者:H)
 
写真提供:デパート通信

※中内功氏の「功」は正しくは「㓛」。

2015年基準地価、地方圏でも上昇目立つ-カギは「コンパクトシティ」と「観光」

2015年7月1日現在の基準地価が発表された。
全体の下落幅はリーマンショック以後で最低となり、大都市圏に加え、地方中核都市の中心部で上昇に転じた地点が目立つ。
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2015年基準地価の都道府県別変動率(商業地)
※この日本地図では離島を省略しています

都市中心部は大都市、地方中核都市ともに上昇

地価の最高地点は10年連続で東京都中央区の銀座二丁目「明治屋銀座ビル」。価格は2,640万円/㎡で、前年よりも16.8%上昇した。
大都市の中心部は軒並み上昇しており、東京特別区横浜市名古屋市京都市大阪市神戸市の6大都市に加え、札幌市仙台市広島市福岡市の地方中核都市中心部も揃って上昇している。
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地価の最高地点である銀座二丁目「明治屋銀座ビル」前。

商業地で全国で最も上昇率が高かったのは名古屋駅桜通口前の名古屋市中村区名駅3丁目で、45.7%の上昇。地価の最高地点も名駅桜通口で、これは駅前再開発の進行と、リニア中央新幹線の開通に期待してのものだ。
東京23区では、港区南青山(表参道)が上昇率トップの20.2%、次いで中央区銀座六丁目が19.6%上昇。外国人観光客が多い銀座秋葉原渋谷などが高い上昇率を見せた。
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名古屋駅桜通口は全国で最も上昇率が高かった。

大阪では、地価の最高地点があるキタ(梅田)よりもミナミ(難波・心斎橋)での上昇率の高さが目立つ。関西の地価最高地点は大阪駅北口グランフロント大阪で1,100万円/㎡。割安感からか上昇率は東京よりも高い地点が多く、大阪市で最も上昇したのは、心斎橋筋商店街そばの中央区南船場3丁目で29.7%。次いでなんば駅前の難波三丁目で28.9%。
三大都市圏以外では福岡市の博多駅博多口南で19.2%の大幅な上昇が見られる。博多駅博多口では駅ビル周辺の再開発が続き、来年には丸井デパートも進出予定となっている。福岡の最高地点は中央区の天神西通り。仙台市では、仙台駅東口が12.8%の上昇となった。
近年新たに政令指定都市となった地方中核都市でも、新潟市静岡市浜松市岡山市熊本市などの各中心部や駅周辺において上昇に転じた地点が見られた。
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再開発が進み、地価の上昇が続く博多駅前。

大都市圏の住宅地ではベッドタウンの広域上昇目立つ

また、住宅地ではこれまで東京のベッドタウンとして人気となっている立川市川崎市武蔵小杉などで高い上昇率となったのに加えて、大都市圏とは少し距離があるベッドタウン地域での住宅地上昇も目立った。木更津市郊外の東京湾アクアラインの沿線や、流山市などつくばエクスプレス沿線、草津市守山市など滋賀県の東海道本線沿線、山梨県都留市静岡県長泉町、和歌山県岩出市などでも住宅地の地価が上昇している。
大都市圏以外の住宅地では、福島県いわき市宮城県石巻市など、東日本大震災の被災者(避難者)が多く住む都市の高台地域では上昇が見られるが、昨年よりも上昇率が下がった地点が多い。
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マンション建設が進む武蔵小杉。

地方圏でも地価上昇、カギは「コンパクトシティ」「観光」

地方圏では4分の3が下落しているものの、下落幅は縮小している。
地方圏で上昇した地点を見ると「公共交通整備・コンパクトシティ化」と「観光・リゾート」の2つの要素が見える。
例えば、今後、北海道新幹線の延伸とそれに伴う再開発が行われる札幌駅周辺仙台市地下鉄東西線沿線(12月開通予定)、駅ビル建設などの再開発が進む福岡市の博多駅周辺などといった地方中核都市の駅近くは勿論のこと、北陸新幹線の延伸効果が目立つ金沢市中心部、コンパクトシティ化を目指した市街地整備が進む富山市中心部、今後新幹線の延伸と私鉄線の利便性向上が予定されている福井市中心部、近年駅の近くに新たなショッピングセンターが出来た静岡駅周辺岡山駅周辺佐世保駅周辺、大規模な駅前再開発が行われている大分駅周辺熊本駅周辺、2年前に新空港が完成して利便性が向上した沖縄県石垣市などでも、地価が上昇に転じた地点や横ばいの地点が目立つ。
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駅ビルが完成した大分駅前では商店街も23年ぶりに上昇。

観光地でも地価下げ止まり

観光地・リゾート地でも、国内外を問わず人気の北海道沖縄県長野県軽井沢町などでは上昇した地点が多数あり、都市部から大きく離れた倶知安町富良野市などでも上昇した地点があったほか、静岡県熱海市大分県別府市大分県由布市由布院などの人気温泉地でも上昇や横ばいの地点が見られる。
また、群馬県富岡市山梨県富士河口湖町長崎市などでは世界遺産効果で上昇した地点もある。
地価の下落が著しい山陰地方でも、出雲市出雲大社神門通りが山陰の商業地で唯一の上昇となっているほか、海外からの大型クルーズ船が入港する境港市境港周辺では横ばいとなった。
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殆どの地点で上昇した那覇市中心部(国際通り)。

高齢化率の高い地域は厳しく

一方で、住宅地、商業地ともに下落率が全国ワーストとなった秋田県は、高齢化率が全国で最も高いために今度も需要の停滞が予測され、
それが基準地価にも如実に現れたものとなっている。
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秋田駅前。中心部でも地価の下落が続く。
(担当記者:W)

行橋駅前通り商店街、歩道拡幅へ

福岡県行橋市の顔である「行橋駅前通り」(県道211号・行橋停車場線)が拡幅されることが決まった。
行橋駅前通りは行橋駅東口から旧国道10号線(県道28号)まで東西550mに伸びる道路。一部に片屋根式アーケードがある商店街となっており、1960年代より拡幅が計画されてきたが、実現していなかった。
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行橋駅前通り。奥に見えるのは行橋駅。

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一部に片屋根式アーケードが設置されている。

行橋市は北九州市のベッドタウンであり、商店街周辺にはマンションが立ち並んでいるほか、行橋駅も1999年に高架化されるなど駅周辺の整備は進んでいる一方で、中心商店街からは行橋寿屋百貨店・寿屋キッド行橋店、そうごデパートなどの大型店が相次ぎ撤退、客足が減っていた。
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行橋駅。

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駅前にあった行橋寿屋百貨店。解体されマンションとなった。

今回の拡幅では、車道の幅(片側1車線)は変わらないものの、歩道を倍ほどの広さにするという、歩行者の利便性を重視したものとなる。
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行橋駅前通り。歩道は非常に狭い。

近年、駅前通りに面して建てられた銀行や高層マンションなどは都市計画によりあらかじめセットバックして建てられているものが多い一方で、古い商店や商業ビルは歩道に面して建築されており、工事を機に撤退する商店が数多く出ることも予想され、商店街の賑わいが戻るかは未知数だ。
拡幅工事は2021年の完成を予定している。
(担当記者:W)

設備撤去進む高千穂鉄道跡-高千穂駅舎も近く解体か

旧高千穂鉄道の廃線跡撤去が本格化し、高千穂駅も近いうちに解体される方針であることが分かった。

高千穂鉄道、撤去本格化

高千穂鉄道は延岡-高千穂間を結ぶ第三セクター鉄道で、旧国鉄高千穂線。熊本方面への延伸工事も行われていたが、水脈を分断したことによる大規模な出水事故と国鉄再建法により工事は中止され、1989年に第三セクター化された。
高千穂鉄道となったのちは快速列車やトロッコ列車の運行も行い、観光客に人気の路線となっていた。しかし、2005年9月6日の台風水害により全線不通となり、そのまま廃止となった。P1040065
旧高千穂駅。

現在も鉄道設備の多くはそのまま残されており、高千穂駅舎も地元住民の反対などにより解体が延期されていたものの、老朽化が著しく、高千穂町は早ければ本年度内にも解体する方針を固めた。
延岡側においても鉄道施設の撤去工事が進んでおり、行縢橋梁なども本年度内に撤去される予定。
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当時のまま残る高千穂駅構内。

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高千穂駅舎内。

駅設備も、既に延岡駅、行縢駅、日向岡元駅、川水流駅の撤去が完了したほか、来年度は西延岡駅、上崎、早日渡駅の撤去が予定されており、2020年頃までに駅舎や線路、橋梁などの解体撤去はほぼ終了する予定。
一方で、解体された駅跡地の有効活用は進んでおらず、2015年現在は川水流駅跡が多目的広場として整備されたのみとなっている。
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線路やホームが残る西延岡駅。

なお、温泉施設がある日之影温泉駅は撤去されずにそのまま利用されているほか、高千穂あまてらす鉄道による高千穂-天岩戸間のトロッコ列車運行は今後も継続して行われる。
また、日向八戸駅-吾味駅間は遊歩道として整備されており、土木遺産となっている吾味駅近くの第三五ヶ瀬川橋梁も撤去しない方針となっている。
高千穂駅は現在、トロッコの発着駅となっており、また、地元民や観光客からは解体しないで欲しいという声も大きいため、今後の推移が注目される。
(担当記者:W)

※現地取材と「ウイング2015年9月号」(ケーブルメディアワイワイ発行)による。

イオンスーパーセンター古賀店、8月31日閉店

福岡県古賀市舞の里の「イオンスーパーセンター古賀店」が8月31日午後9時に閉店した。

31日に閉店したイオンSuC古賀店。

イオンスーパーセンター古賀店は地上2階建で、店舗面積は約10,000㎡。
当店舗は1996年6月にダイエーグループの「ハイパーマート千鳥店」として開業。当時はスロープ式エスカレーターを備える、ワンフロアの欧米型ディスカウント業態として注目を集めたが、ダイエーの経営悪化や店舗再編に伴い2000年に閉鎖した。
その後、2002年にイオングループの「ホームワイド」(2007年にイオン九州と経営統合)により、ホームセンターの商品に加えて衣料品・食料品の販売も行う実験店「スーパーセンターホームワイド古賀店」を開設。運営企業の経営統合もあり、2008年に現店名に変更した。

2012年に1kmほどの距離にイオンモール福津が開業した際には、100円ショップ「ダイソー」やアウトレット家具店「ディッグ(dig)」などを入居させる全面改装を実施していたが、改装からわずか3年での閉店となった。
閉店後の跡地活用に関する具体的な計画は発表されていない。
(担当記者:H)

外部リンク:スーパーセンター古賀店公式ホームページ
(閉店後はリンク切れとなります)

カリーノ天文館、1階以外の店舗なくなる

テナントの撤退が相次いでいた鹿児島市天文館の大型ファッションビル「カリーノ天文館」の営業フロアがついに1階のみとなった。

ラララグループ・寿屋が総力をかけたファッションビルだった

「カリーノ天文館」は九州最大の流通企業だった「ラララグループ・寿屋」傘下の婦人服店「ぶーけ」が1999年に開業させたファッションビルで、地下1階、地上7階の大型店舗。
現在もラララグループ(寿屋)の後継企業である「カリーノグループ」が運営している。
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カリーノ天文館。

競争激化、テナント撤退相次ぐ-市街地同士での競合も

カリーノ天文館にはかつて寿屋系列やそのFCのファッション店に加え、大型テナントの「無印良品」、「ムラサキスポーツ」などが入居していたが、2004年のアミュプラザ鹿児島、2007年のイオンモール鹿児島の開店に加え、近隣のファッションビル「タカプラ」が改装を行うたびにテナントが退店していた。
2012年には6階にライブ劇場と休憩スペースを設置するなど意欲的なテナント誘致と改装が行われてきたが、2013年ごろからはテナントの撤退に拍車がかかっていた。

営業時間も21時閉店→18時閉店に

現在、営業しているのは1階の7店舗のみで、そのうち多くは親会社のカリーノグループ(旧ラララグループ寿屋)系列の企業が運営する店舗。営業時間も21時閉店から18時閉店に短縮されている。なお、休日のみ、2階の催事スペースも営業している。
一方で、殆どの店舗が退店したことで大型テナントの誘致も可能な状態となっており、今後の動向が注目される。
(担当記者:W)

外部リンク:カリーノ天文館
関連記事:鹿児島ロフト、来春開店-マルヤガーデンズ改装で