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仙台ロフト、9月2日に全面リニューアル-東北初「MoMAデザインストア」導入

JR仙台駅西口の大型雑貨専門店「仙台ロフト」が9月2日に全面リニューアルオープンする。
P1040820-仙台ロフトビル。

開業以来最大のリニューアル-「ライフスタイル提案型」に

仙台ロフトビルは、西武百貨店が手がけていたファッションビル「ams西武」(1982年4月開店)の後継テナントとして2003年12月に開店。
店舗面積は9,972㎡で、ビルの2~5階に核店舗である「仙台ロフト」が出店。そのほか、6階に「無印良品」、「HMV」、7階に「文教堂JOY・アニメガ」や英会話専門学校「イーオン」、8階に飲食店などが入居している。
また、かつては仙台駅側のビルの壁面に街頭ビジョン「仙台アオバビジョン」が設置されて駅前の賑いに一役買っていたが、2016年2月末で放映を終了。その後ビジョンは撤去されていた。
かつて設置されていた仙台アオバビジョン。

今回のリニューアルは開業以来最大の規模。エントランスフロアである2階を中心に、5階までのフロアでゾーニングの改編を実施し、新たな売場を導入した。
2階には、東北初となるニューヨーク近代美術館のミュージアムショップ「MoMAデザインストア」が出店。各種雑貨や文具、アートの再生品、MoMAの限定商品など、ニューヨーク近代美術館デザインストアが厳選した約350アイテムを取扱う。スクリーンショット 2016-08-24 23.33.292階には東北初となるMoMAデザインストアが出店。(公式サイトより)

また、3階・4階の生活雑貨売場では、渋谷ロフトのライフスタイルショップゾーン「&home」のコンセプトを活かし、従来型の家庭用品とインテリアの枠を超えて売場を再編。
「カフェスタイル」、「バルスタイル」などの暮らしのテーマに雑貨と食材を編集した売場や、「かざる、しまう、くつろぐ」といった生活のキーワードで商品をラインナップした売場など、ライフスタイル提案型の売場に転換した。
スクリーンショット 2016-08-24 23.34.00ライフスタイル提案型の売場に再編された3・4階。(公式サイトより)

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3月にライバル「ハンズ」開業、変革を迫られていた仙台ロフト

これまで、仙台駅西口には仙台ロフトビルに加え、エスパル仙台(駅ビル)、さくら野百貨店、仙台パルコ、アエル、エンドーチェーンE-Beansなどといった大型店が集積していた。
sendaieki1-3月に開業したエスパル仙台東館。

しかし、2016年に入ると、仙台駅東口に「エスパル仙台・東館」が、仙台駅西口のE-Beans隣接地に「仙台パルコ2」が開業し、一気に仙台駅前の商戦が激化。客足が勢いのある新店に流れがちな中、既存大型店は存在感のアピールに躍起になっている。
なかでも、仙台ロフトは、街区上ほかの大型店との結びつきが弱く、新館と接続されたエスパル仙台や、仙台パルコ2の開業で駅方面からパルコへと向かう動線に組み込まれたE-Beansなどと比較しても、影が薄くなっていた。
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仙台パルコ2。左に見えるのはE-Beans。

さらに、2016年3月には業界最大のライバルである「東急ハンズ仙台店」がエスパル東館に開業。仙台ロフトは大きな変革を迫られていた。
sendaieki43月に開業した東急ハンズ仙台店。

無印もリニューアル、三つ巴となった仙台駅前”雑貨店戦争”

東急ハンズの開業を受け、ロフトビルでは2016年5月に6階「無印良品」が大規模リニューアル。面積を約2倍に拡大し、東北初となる「MUJI BOOKS」を導入するなど、東北最大級の店舗として生まれ変わった。そして、今回の、核店舗である「ロフト」の過去最大規模のリニューアルにより、ロフトビルは東急ハンズ・エスパル仙台との決戦に満を持して臨むことになったのであった。
ロフト×無印、そして東急ハンズ。3つ巴となった仙台駅前の”雑貨店戦争”は、今後も続きそうだ。

関連記事:仙台パルコ2、7月1日開業-仙台パルコ新館「オトナ」ターゲットに
関連記事:エスパル仙台東館3月18日開店ー東急ハンズ、東北初店舗
外部リンク:ロフト仙台ロフト店
外部リンク:【ロフト】開店以来の大改装を実施。仙台ロフト9/2(金)リニューアルオープン!

アウガ・ショッピングフロア、2017年2月28日閉館へ-経営問題で市長辞任、混迷深まる活用方法

青森駅前の複合商業施設「フェスティバルシティ・アウガ」1~4階のショッピングフロアが、2017年3月末をめどに閉鎖されることがほぼ確定的となった。
追記:閉館日は2月28日に決まった。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAフェスティバルシティ・アウガ。

コンパクトシティ青森のシンボルだった「アウガ」

アウガの商業床閉鎖は、鹿内博青森市長が8月18日に発表したもの。
アウガは第三セクター「青森駅前再開発ビル」が運営する官民一体型の大型複合施設で、2001年の開業後は開業当初は「商店街+ファッションビル+公共施設+大型駐車場」という独自の業態が注目を集め、「コンパクトシティ化」の象徴として全国から視察が相次ぐなど注目を集めたものの、近年は主要テナントが相次いで撤退するなど経営不振が叫ばれていた。auga1
アウガのフロア構成など概略図(青森市ウェブサイトより)。

経営方針めぐり混迷、事実上の経営破綻状態に

アウガの経営悪化が末期的な状況となったことを受けて、青森市長は2016年2月にショッピングフロアを閉鎖し、全フロアを公共化する方針を示したものの、翌3月には突然公共化方針を白紙撤回。そして5月には再び完全公共化へと舵を切るなど、二転三転する市長の態度に多くの批判の声が挙がっていた。
そういった中、6月に明らかとなった三セクの2015年度決算で約24億円の債務超過が発覚し、事実上の経営破綻に陥っていることがわかった。これを受け、鹿内市長は辞意を表明。アウガ公共化への道筋を立てた上で、正式に辞職するとした。
また、8月22日には「青森駅前再開発ビル」の社長でもある佐々木淳一副市長も引責辞任するに至った。
青森市の発表によると、アウガの2016年度第1四半期(4~6月)の純損益は、約1590万円の赤字となっており、光熱水費も滞納しているという。

青森市では貴重な若者ファッション&カルチャーの中心だった

現在、アウガは4つのゾーンに分かれており、地階はアウガ建設前にあった商店街の店舗が主に出店する食品ゾーン「新鮮市場」、1階から4階は「ショッピングフロア」(主にファッション)、5階から6階は「青森市男女共同参画プラザ・カダール」と催事ホールなど、6階から9階は「青森市民図書館」となっているほか、立体駐車場も設けられている。地階~4階の商業床の売場面積は14,301㎡。
そのうち、2016年度中を目途に閉鎖・公共施設化されるのは、1~4階のファッションを中心とした「ショッピングフロア」の部分、約10,000㎡強である。auga2
改装後のアウガのフロア構成案(青森市ウェブサイトより引用)。

現在、青森駅周辺の大型商業施設はアウガに加え、青森駅ビル「ラビナ」、百貨店の「中三 青森本店」「さくら野百貨店 青森本店」のみ。
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中三百貨店。

アウガには「index」、「PAGE BOY」、「ESPERANZA」、「ヴィレッジヴァンガード」、「ジ・エンポリアム」(2月閉店)など、青森市周辺では当ビルが唯一の出店となっている店舗やブランドが数多くあり、アウガは若者を中心市街地に呼び込むことの出来る貴重な店舗だった。
また、館内には青森市中心部で”唯一”となるゲームセンターが出店しているほか、7月14日から8月7日までは1階の特設会場で人気アニメ「おそ松さん」のショップが期間限定で展開されるなど、青森におけるサブカルチャーの中心地としても存在感を示していた。
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8月7日までは「おそ松さんショップ」を設置。

郊外店は出店規制、駅前のアウガも閉鎖-「街中でプリも撮れない女子高生」「郊外に移転するモールがないテナント」

コンパクトシティを標榜する青森市では、2006年より郊外地域には厳格な出店規制が敷かれているため、いわゆる近代的な「郊外型ショッピングモール」は存在せず、市内で最も大きな郊外型商業施設である「イオン・サンロード青森」(21,733㎡)も1977年開店と、イオンとしては非常に古い”前近代的”な店舗となっている。
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サンロード青森。築40年を迎える市内唯一のイオン。

 政策によって郊外の商業施設が規制された上に、政策によって造られた中心部の商業施設も、また政策によって消えてしまおうとしている青森市。ただでさえ少子高齢化が深刻な同市だけに、アウガの商業床が閉館すれば、中心市街地から若者の姿が大きく減ることは避けられないばかりか、アウガ閉館後の移転先が見つかっていないテナントも多く、郊外への新たな大型店出店を求める声も大きくなることは間違いないであろう。
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地階の商店街「新鮮市場」。

ヘ テム  ル

「アウガ」争点に注目集まる鹿内市長の後任問題-
出馬表明者の中には「ショッピングフロア維持派」も

今回、市長がショッピングフロアの全面閉店を掲げたことにより、「アウガ公共施設化」への動きは加速することとなった。
鹿内市長は公共化への道筋が付き次第、正式に青森市長を辞職するとしているため、後任を決める市長選が今秋にも行われると見られている。
青森市長選には既に3人が出馬を表明しており、アウガ問題が大きな争点となると見られている。
出馬表明者3名のうち、元総務官僚の小野寺晃彦氏(自民党などの超党派が支持)は「アウガへの市役所機能一部移転」を掲げているほか、元学習塾経営の高木順氏は「アウガと隣接ビルへの市役所機能全面移転」を訴えており、両氏はアウガの完全公共化を目指すとしている。
その一方で、青森県選出の元国会議員・横山北斗氏は「(5~9階の)公共エリアへの青森公立大学のキャンパス新設」と「(1階~4階の)ショッピングフロアの維持」を訴えており、中心市街地における「商業施設」としてのアウガの重要性を主張する。
P1040693市民の憩いの場となっているアウガ前の広場。

果たして「市役所機能移転」か「ショッピングフロア維持」か。
次の青森市長選は、アウガに対する市民の声が問われるものとなりそうだ。

関連記事:アウガ、ショッピングフロア閉店へ-ほぼ全館が公共施設に
関連記事:JRおおいたシティ、年間入館者2500万人-予想の倍
外部リンク:Festival City AUGA | フェスティバル シティ アウガ
外部リンク:新生アウガを目指して(案)(青森市、PDF、概要版)
外部リンク:新生アウガを目指して(案)(青森市、PDF、詳細版)

渋谷マルイで「ご注文はOIOIですか??」開催-サブカル系コンテンツに注力する丸井

渋谷マルイ」(旧・マルイシティ渋谷)8階で、人気アニメ「ご注文はうさぎですか??」とのコラボレーションイベント「ご注文はOIOIですか??」が7月9日から7月27日まで開催されている。
(追記:会期延長されることになった。詳しくは本文最後の「追記」に)
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入口で魔法少女チノに魔法にかけられる。

世界観を再現、等身大フィギュアに心ぴょんぴょん??

「ご注文はうさぎですか?」は、Koiによる4コマ漫画作品。
喫茶店を舞台に、ほのぼのとした日常が繰り広げられるストーリーで心がぴょんぴょんする人が続出している。渋谷マルイでのごちうさイベントの開催は、2015年の「マルイシティ渋谷」(現・渋谷モディ)に次いで2回目。
「ご注文はOIOIですか??」のイベント期間中は、1階ショーウィンドウの全面にごちうさパネルが設置され、営業時間外にもアニメの映像が流れ続けるなど、渋谷の歩行者から注目を浴びることとなった(色んな意味で)。
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1階ショーウインドウにはチマメ隊が舞い踊りこころぴょんぴょんティッピーホワイトでいっぱいになった(頭が悪そうなキャプションで申し訳ない)。

「魔法少女チノ」復活ですか??

8階イベントスペースには、2015年のエイプリルフール企画で話題となった「魔法少女チノ」の等身大フィギュアが来場者をお出迎え。キャラクターが描かれた巨大ボードも設置される。
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シャロちゃんが一番かわいい(個人的見解)。

某カレーよりも美味しそうなスイーツの販売も??

ラビットハウスの店内をイメージした物販コーナーでは、各地のごちうさイベントでも登場した等身大パネルやカウンターパネルを設置。
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パネルを抱きしめることもできるが公衆からイタい視線を浴びることになる。

渋谷マルイならではの企画として、忠犬ハチ公像やSHIBUYA109(なぜか丸井ではない!)など「渋谷」のシンボルをモチーフにした「ご当地ティッピーTシャツSHIBUYA」、「ガチャ缶バッジ」、「クリアポスター」と言ったOIOI展ならではの商品のほか、コミケ、まんがタイムきらら!フェスタなど過去のイベントで販売された商品も個数限定で販売している。
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ラビットハウス。カウンターに座れないのでじらされる。
二次元は結局二次元のまま、神様は残酷である。

また、エポスカードの会員で税込3,000円以上の購入者を対象に、限定カラーの「ご当地ティッピーTシャツ」やOIOI特別仕様の「キャラクタースタンディパネル」などといったオリジナルグッズが当たる抽選会も実施される。
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前回のOIOIイベントとは異なりティッピーはモフれない。
ここでもじらされるのじゃ。

ごちそうはうさぎですよ??

さらに、1階のキャラクタークレープ専門店「神南キッチン」では、「キャラクレ!meets ご注文はうさぎですか?」と題して、ごちうさの世界観をイメージした特製クレープやドリンクを期間限定販売(7月15日~7月18日まで)。
原宿マリオンクレープがプロデュースした本格スイーツに、ノベルティが特典として付いてくる。某比叡カレーとは違う”本格派”の味わいが楽しめそうだ。mofumofu
食べるのに勇気がいりそうな出来栄えのティッピー。

丸井、競争激化のなかアニメコラボで顧客層拡大

消費者の嗜好の変化もあり、アパレルの売上が下降傾向にあるなか、都市型ファッションビルと駅ビル、郊外型モールの競争も激化している。そこで、近年丸井グループではサブカル系コンテンツを1つの「集客の要」としており、「エポスカード」の新規会員獲得の柱としている。
2015年に改装を行なった「渋谷マルイ」(旧・マルイジャム渋谷)では、7階にワンピースのキャラクターショップ「麦わらストア渋谷新本店」と、攻殻機動隊、サイコパス、ハイキュー、黒子のバスケ、ジョーカーゲームなどで知られるProduction I.Gの直営店「I.Gストア」を導入。
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渋谷マルイ。

また、渋谷マルイ8階のイベントスペースを「シブマル8」と名付け、今回の「ごちうさ展」のような期間限定店舗の設置を行っており、2015年に開催された「ラブライブ!」のとコラボレーションイベントは入場制限が行われるほどの人気を博し、「アニメに強いマルイ」の知名度向上にも大きく貢献した。
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去年の「丸井×ラブライブ!」は大人気になって「アニメに強い丸井」を印象づけることにもなったんよ。スピリチュアルやね!
(画像はラブライブ!公式より)

水戸では「ガルパン展」開催中-アニメコラボ、丸井各店でも

丸井では、渋谷マルイの以外のグループ店舗においても、「新宿マルイアネックス」では文教堂書店系列のアニメショップ「アニメガ」、アニメイト運営のカフェ「アニメイトカフェショップ」を導入したほか、2015年に開業した「渋谷モディ」の「HMV&BOOKS TOKYO」でも漫画・アイドル系のイベントを頻繁に開催するなど、従来型の「ファッションビル」から脱するかたちでの顧客層の拡大に努めている。
このようなコラボは地方店舗にも波及しており、「水戸マルイ」では7月24日まで「ガールズ&パンツァー」とのコラボイベントを開催中だ。立川に通い詰めたガルパンおじさんはこちらへパンツァーフォーすることもオススメしたい。
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「ガルパン展」は水戸マルイ殿で7月24日まで開催されるのであります!(画像は水戸マルイ公式より引用)

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水戸マルイ㌠。水戸駅前に立地する。

ごあんないはこちらですよ??

ご注文はOIOIですか??」は7月9日から7月27日まで、渋谷マルイ8階で開催。イベント最終日は18時閉場。
会期中には特別イベントの開催も予定されている。
熱狂的なごちうさ民はもちろん、普段着はし○むらで十分と言い張る田舎の巫女さんやいつもラフォーレ原宿地階か新宿マルイアネックス7階で服を買ってそうな熊本出身の厨二病偶像もこのキャンペーンを機に渋谷に足を運んでみるといいかもしれない。
なお、東京MXテレビでは、7月10日(日)午前10時(なんとニチアサ!)からごちうさ・アニメ本編の再放送も開始している。

【以下、追記】ごちうさ展、大人気で会期延長に

一部では、スクランブル交差点で心ぴょんぴょん待ちしながらほっぴんジャンプするバリスタが続出すると言われるほどの壮絶なもふもふを巻き起こしていた渋谷マルイの「ご注文はOIOIですか??」展だが、大好評につき8月14日まで会期が延長されることになった。
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リニューアルが行われたごちうさ展。

丸井館内各所で”ごちうさコラボ商品”を追加

会場内ではほぼ毎週、展示のリニューアルや売り切れている館内限定商品の追加販売も随時行われているほか、館内の飲食店を中心とした一部テナントでは新たにごちうさコラボ商品の販売が開始されている。
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会場限定商品の追加入荷も随時行われる。売切でもあきらめるな!

大天使・桐間紗路さん生誕祭も開催

7月15日には誕生日を迎えた大天使である桐間紗路さんの生誕イベントも開催され、会場はお祝いムード一色となった。
会期中の8月8日にはマヤの誕生日も控えており、まだ特別イベントの実施予定は発表されていないものの、全世界のマヤのお兄さんお姉さんたちはときめきポポロンしながら渋谷に向かう予定を立てておくのが賢明であろう。
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シャロちゃんが一番可愛い(2度目)。

(C)ご注文は製作委員会ですか??
(C)プロジェクトラブライブ!
(C)
GIRLS und PANZER projekt
 

外部リンク:『ご注文はOIOIですか??in渋谷』  イベント開催決定!!|渋谷マルイ
外部リンク:【ガールズ&パンツァー】期間限定ショップOPEN!|丸井水戸店

フロム中武、5月26日全面改装-消えた”サブカルの聖地”

JR立川駅前の大型商業ビル「フロム中武」(ふろむちゅうぶ)が5月26日にオープンした。_MG_3591
リニューアルオープンしたフロム中武。

店舗数はかつての半分以下、ニトリなど大型専門店中心に

フロム中武は中武ビルディングが運営する専門店ビルで、店舗面積は12,552㎡。
1962年に中武デパートとして開業し、1984年の全面リニューアルを機に現在の店名となった。
耐震工事のため2015年4月30日をもって閉店していたが、およそ1年に及ぶ改装の末、今年5月26日にリニューアルオープンした。
2015年の閉店前に60あった専門店はテナントの総入れ替えにより26店に縮小し、スーパー「マルエツ」、家具「ニトリデコホーム」、紳士服「サカゼン」、100円ショップ「ダイソー」など、大型専門店を中心とする店舗構成となった。P10403503階のニトリデコホーム。

地階の食品スーパー「マルエツ」は立川駅前初出店。
伊勢丹や高島屋など、立川駅周辺は百貨店を中心とする高級志向の小売店が多い半面、普段使いの食品スーパーが不足していたため、今回のマルエツの出店は待望であった。
営業時間も7時から25時と長いため、帰りの遅い立川市民にとっては非常に価値ある存在となっている。P1040354
マルエツは地下1Fに入居。

“サブカル聖地”の面影なく、改装後はトレカ店のみに

フロム中武に2005年から導入された正面看板に掲げられる立川に関する「キャッチコピー」はフロム名物として利用者から愛されてきた。

(キャッチコピーの例)「立川は、大丈夫。
           「立川は、力持ち!?
           「本気(マジ)で立川

今回のリニューアルオープンでは「心機一転」というシンプルなキャッチコピーとなった。
次回掲げられるキャッチコピーでは待望のフロム節が復活するのか、こちらも注目である。_MG_3594今回のキャッチコピーはシンプルに「心機一転」。

フロム中武は、2002年11月にアニメショップ最大手「アニメイト」が進出して以降、フィギュア専門店「ボークス」、中古同人ショップ「らしんばん」、カード専門店「ミント」、アイドルカフェ「ハーツ劇場」、ゲームセンターなどが相次いで出店。
輸入雑貨店や古物専門店、イベントスペースが併設され、一時は「ももいろクローバー」(当時)がライブ拠点の1つとしていたなど、前述の独特なキャッチコピーとともにサブカルの街・立川の「聖地」として一躍注目されることとなった。

閉店末期は約60店舗ほどの専門店が出店していたが、そのうち10店舗ほどがサブカル系店舗だった。
改装工事直前もサブカル関連フロアの存続を発表しており、工事後もサブカル系テナントを重視した売場作りを目指していた。
しかし、主力店舗であった「アニメイト立川」の南口への完全移転や、アイドルカフェ「ハーツ劇場」のMEGAドン・キホーテ(旧・ダイエー)への移転などが重なり、かつてフロムを賑わせていたサブカル系テナントの呼び戻しに失敗。
このため、リニューアル後に入居するサブカル店は、新規出店したトレーディングカード専門店の「ホビーステーション」だけとなってしまった。P10403535階のホビーステーションは唯一のサブカル系店舗。

第一デパート跡の「タクロス」はヤマダ電機が核店舗に

フロム中武と並ぶサブカルタウン・立川のもう一つの聖地として、フィギュアショップ「コトブキヤ」の本店があることでも有名であった立川第一デパートが挙げられるが、こちらも2012年に閉店済み。
2016年7月から秋に32階建てのタワーマンションや公共施設を併設した複合施設「タクロス」が順次オープンする予定だが、このタクロスの核店舗は「ヤマダ電機LABI立川」になることが決まっている(ヤマダ電機は今秋オープン予定)。
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タクロス。ヤマダ電機が核となる。

コトブキヤをはじめ、かつて立川のサブカルファンたちの「行きつけ」であったアニメイトやアイドル劇場は今も移転先の店舗で健在である。
しかし、かつてはフロム中武と第一デパートがこれらのサブカル系店舗を一挙に抱えており、それが二つのデパートを「立川サブカルの聖地」たらしめる所以であった。
駅前再開発の波によってサブカルの街・立川は新たなステップへと歩みを進めている。
しかし同時に、かつてそこに建っていた「聖地」の面影を感じられなくなってしまったこともまた事実であった。 
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各店舗の位置図(ドンキサイトより、店舗名加筆)。

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立川の新たなサブカル聖地となりつつあるドンキホーテ(ダイエー跡)。
アイドルカフェやサバゲー場、コスプレ店なども入居。

外部リンク:フロム中武
関連記事:MEGAドンキホーテ立川店、2月5日開店
関連記事:立川第一デパート跡地に「タクロス」、7月末開業
関連記事:立川高島屋にジュンク堂書店出店-多摩地区最大級
関連記事:ららぽーと立川立飛、12月10日開業

 

マルカン百貨店、リノベで再活用決定-大食堂はマルカン運営も

6月7日で閉店するマルカン百貨店(花巻市)の建物が、地元企業のリノベーションにより新業態で再活用される方向で固まったことが都商研の取材で明らかになった。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 リノベによる再活用が決定したマルカン百貨店。

マルカン、リノベーションで再活用へ

「マルカン百貨店」は岩手県内でスーパーマーケットや書店を運営するマルカングループの中核企業の1つで、1973年に開店。
花巻市内では唯一の百貨店であったが、近年はライフスタイルの変化などに伴い売上が著しく減少。老朽化に伴う耐震化工事に多額の費用がかかることから、2016年6月7日を以て閉店すると発表していた。
これを受け、花巻市でリノベーション事業を行う「花巻家守舎」は、マルカングループから百貨店の建物を引き継ぎ、耐震化工事を行った上で店舗を再活用したい意向を表明していた。
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マルカン百貨店6階の大食堂。

名物の大食堂も存続へ-他フロアにはテナント誘致

複数の関係者への取材によると、現在マルカン百貨店の売場となっている地上1階から5階、そして閉鎖中の地下1階には花巻家守舎が新たなテナントを誘致する方針で、6階の大食堂については引き続きマルカングループが運営する見込み。マルカンが協力するかたちで、別企業がマルカンのノウハウを生かして運営する可能性もあるという。
閉店発表後は、百貨店の名物である大食堂の「巨大ソフトクリーム」や「ナポリかつ」を食べようとファンが殺到していたが、これらも晴れて存続することになるとみられる。

マルカン百貨店は予定通り6月7日に一旦閉店。今後は花巻家守舎が新会社を設立、8月までに詳細を詰め、建物の再活用可否の最終判断を行う。なお、建物は今後もマルカングループが保有する。
すでにマルカン百貨店再活用後の建物にテナント出店を検討している企業もあるといい、新店舗の開業時期や、6階のマルカン大食堂以外のテナントについては、今後順次発表する予定になっているという。
再活用は早くても来年になる。

大型店再活用の新モデルとなるか

近年、こういった大型店の再活用に関しては、大型空き店舗が立地する自治体が関与する例が非常に多い。
日経グローカルが大型空き店舗が発生した全国の自治体に対して行った調査(2013年)によると、大型空き店舗の再活用に際して約4割の自治体が何らかの政策的対応を採ったといい、そのうち6.4%の自治体が店舗跡の建物などの買収を、3.3%の自治体が家賃の補助を、1.9%の自治体が建物などの第三セクター化を行ったという。

ライフスタイルの変化や総合スーパー業界の不振により、今後も大型空き店舗問題は深刻化することが予想される。
従来、このような地元企業主導でのリノベーションによる大型店跡の再活用は、その多くが大都市において行われてきたものであった。
もしこのような小都市においても、こういった所有者移転を行わずこれまで大型店を運営していた企業も協力するという形でのリノベーションが成功したならば、大型空き店舗再生の新たなモデルケースの1つとなることも期待されよう。

ヘ テ ム ル

“マルカン記念写真集”も発売

閉店を控え、マルカン百貨店の大食堂には連日多くの客が訪れている。館内では記念写真展が実施されているほか、今後「マルカン百貨店記念写真集(仮称)」の発売も予定されている。
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マルカン写真集発売決定(店内掲示より)。

※この記事は花巻市内の複数の関係者への取材に基づいて作成しました。
※プレスリリースを受け、記事の一部を追記しています。

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外部リンク:マルカン百貨店
外部リンク:マルカングループ
関連記事:マルカン百貨店、6月7日閉店
関連記事:マルカン百貨店、リノベーションで存続の動き

CCC、創業の地の枚方に”蔦屋百貨店”「T-SITE」、5月26日開業

京阪枚方市駅前の近鉄百貨店跡地に、複合商業施設「枚方T-SITE」が5月16日に開業した。tsutayahirakata01
枚方T-SITE。

西日本初となるCCCの生活提案型商業施設

T-SITE」はTSUTAYA、蔦屋書店、蔦屋家電などのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手掛ける複合商業施設。

枚方T-SITEは近鉄百貨店枚方店(ひらかたサンプラザ2号館)跡地の再・再開発プロジェクトとして、「街のリビングをつくる」のコンセプトのもと百貨店を意識した施設の開発が進められた。

1階入口付近のスタバは屋外からも注文可能。

36のテナントが新規出店-今夏には「デパ地下」も

枚方T-SITEは5月16日に36のテナントが先行開業し、今夏には地階に高品質食品スーパー「北野エース」、ユニーHD傘下の惣菜専門店「e’z mart」、CCC系列の惣菜専門店「鳥ぷろ」などが出店するデパ地下フロアが開業する。

地階は夏開業予定。

1階:食マルシェ
食マルシェ」をフロアコンセプトに、関西初進出となるフローズンバー「PALETAS」、心斎橋に本店を構える人気パンケーキ店「gram」、大阪・黒門市場発祥のワイン食堂「フジマル食堂」、京都錦市場の「錦一葉かふぇ」などが出店。
CCC直営の書籍売場でも、専門店との相乗効果を狙った料理本、料理雑貨の提案などを行う。

洒落た雰囲気漂う1階「食マルシェ」

2階:TSUTAYA
エンターテイメント」をフロアコンセプトに、TSUTAYACD・DVD販売・レンタル部門が売場を展開。
伊賀の里モクモク手づくりファーム直営の「農場ものがたりレストラン モクモク」、枚方初のApple正規販売店なども出店する。

モクモクは梅田ルクアやあべのハルカスなどにも
展開する直営農場レストラン。

3階:TSUTAYA
BOOK&CAFE」をフロアコンセプトに、蔦屋書店STARBUCKS COFFEEが融合した売場を展開。
また、格安航空会社(LCC)Jetstarの航空券手配を、日本初のリアル店舗で手掛ける旅行カウンター「Tトラベル」も併設される。

天井いっぱいに積み上がる本棚が特徴的な3階。

4階:暮らしと美容
暮らしと美容」をフロアコンセプトに、期間限定のショップを集めたマルシェ「毎日の暮らし市」、京都・小川珈琲の期間限定業態となる「OGAWA COFFEE LiMiTED CAFE」、化粧品クチコミサイト@cosmeとのコラボ店舗「T-SITE COSME 」などのテナントが出店。
caelum(カエルム)(旧・おしゃれ雑貨のイイダ)」、「向井化粧品店」など近鉄百貨店時代から営業していた一部テナントも入居する。

5階:子どもと学び
子どもと学び」をフロアコンセプトに、蔦屋書店の児童書コーナーが展開。大手百貨店各社に出店するセレクトショップ「レ・キャトルサンク」、北欧輸入玩具専門店「ボーネルンド」の体験型施設や、ベビー用品店、ギフトショップも入居する。
子供でも安心して本を手に取ることができる本棚。

6階・7階:銀行
6階には三菱東京UFJ銀行が、7階にはりそな銀行が入居。りそな銀行には年中無休店舗「セブンデイズプラザひらかた」が開設される。

8階:レストラン街
レストラン街には、大阪初となる台湾発祥の小籠包専門店「恵比寿 京鼎樓」、梅の花の新業態カフェ・レストラン「TSUMUGI by 梅の花」、95席のルーフテラスから枚方の街並みが見渡せるイタリアンレストラン「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」など3店舗が出店する。

枚方の街並みが一望できるレストラン
「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」。

ネットとリアル店舗の融合を目指す枚方T-SITE
-独自アプリでオムニチャネル化を推進

枚方T-SITEの開業に伴い、CCCは新たなスマートフォン向けアプリ「T-SITE Passport」の配布を開始した。
このアプリは、店舗公式サイトへのショートカットとしてだけでなく、Tカード携帯会員証、商品検索、駐車場情報など多彩な機能を備えるのが特徴。
将来的には館内レストランの予約受付と言ったサービスの拡充を目指しているとされている。

5つのボタンで完結する直感的なユーザーインターフェースが特徴
T会員証として使うには店頭でのアクティベーションが必要となる

枚方市駅周辺のTSUTAYA既存店舗も大規模再編

枚方T-SITEの開業に伴い、従来CCCが枚方駅周辺で営業していた「TSUTAYA枚方駅前本店・物販館(旧・枚方三越)」、「TSUTAYA枚方駅前本店・レンタル館(旧・枚方駅前デパート)」、京阪電車エル高架街・エル枚方の核テナント「TSUTAYA 枚方市駅前店・GAME館」では、現在大規模なリニューアルが進行中。

CCCの企業城下町とも言える枚方駅周辺のTSUTAYA店舗

T-SITE開業後も旧・物販館2階がコミック売場として、GAME館が中古メディアを取扱う売場として営業を継続しており、旧・レンタル館もCCCグループがFCとして運営するコンビニ「ファミリーマート」が入居を続けているが、旧・レンタル館、旧・物販館1階、GAME館の一部などが空き床となっていることから、売場の更なる再編・集約が予想されている。

T-SITEでは三越伊勢丹との提携は”ナシ”
-「蔦屋百貨店」大成への針路は

2015年10月、枚方T-SITEを運営するCCCと三越伊勢丹が業務提携を締結した。その際に、共通ポイントサービス「Tポイント」の導入と共に、共同での商業施設開発プロジェクトを発表していた。
関連記事:三越伊勢丹がCCCと業務提携、Tポイント導入

2014年12月開業の湘南T-SITE(神奈川県藤沢市)では伊勢丹の化粧品セレクトショップ「イセタンミラー」が、蔦屋書店横越バイパス店(新潟市江南区・グループ会社運営)では新潟三越伊勢丹の生活提案型サテライトショップ「エムアイプラザ横越」が出店するなど、業務提携以前より両者の連携の動きは見られていた。

かつて三越は枚方で直営店を営業していたこともあり、 枚方T-SITEには専門店の出店や運営に関するノウハウの投入が予想された。しかし、今回の開業で三越伊勢丹が関わることはなかった。

旧・物販館はTSUTAYA以外にも
高級スーパーや手芸専門店が出店している

CCC増田CEOが新たな百貨店像を目指し、枚方市民の「ハレの場」としての成功が期待されている枚方T-SITEであるが、現時点では既存のT-SITE2店舗(代官山、湘南)と比較しても、テナント面での差別化が不足している印象は否めず、「ライフスタイル提案型百貨店」として明確な訴求ができているとは言い難い。

枚方市駅には日常利用を重視した売り場構成で根強い支持のある京阪百貨店が存在する。4年前に撤退した近鉄百貨店の亡き跡にやってきたT-SITEが、枚方の地で「百貨店」として大成するためには、他の追随を許さない明確な指針を持つことが求められる。

地盤沈下が進む枚方駅周辺活性化への起爆剤となるか

枚方市は、2013年3月に策定した枚方市駅周辺再整備ビジョンの中で京阪枚方市駅周辺を都市の拠点として位置付けており、築40年が経過した隣接地のひらかたサンプラザ1号館再開発や、3号館(さんぷら座)のリニューアルを目指している。

枚方市駅周辺は、大阪-京都間の周辺自治体(茨木・高槻)と比較しても店舗の撤退が顕著で、2005年には枚方三越が、2011年には近鉄百貨店が駅前から姿を消していた。再開発ビル「ビオルネ」の経営破綻や、くずはモールの増床リニューアルもあり、中心部の地盤沈下に歯止めが掛からなかった。

かつては枚方ビブレも営業していたビオルネ
現在はイオンの総合スーパーと専門店が営業している

そのような危機的状況の中で、創業の地である枚方に回帰したCCC。果たしてT-SITEは枚方駅周辺の地盤沈下を食い止める起爆剤となるか、こちらも注目が集まる。

外部リンク:枚方 蔦屋書店 大阪府 枚方市 – TSUTAYA 店舗情報 – 店舗検索
プレスリリース:枚方市駅前に枚方T-SITEオープン(CCC公式サイト)

そごう柏店、9月30日閉店-首都圏一等地、問われる経営判断

セブンアンドアイホールディングス傘下の「そごう・西武」は、千葉県柏市の百貨店「そごう柏店」(柏そごう)を9月30日に閉店することを発表した。
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そごう柏店。

14階建、3館体制…柏のシンボル的百貨店

「柏そごう」は1973年10月に開店。地上14階、地下1階、3館体制で、売場面積は39,729㎡。
開店時のキャッチフレーズは「みどりのまちにお城のような百貨店」
「柏髙島屋」、「丸井柏店」などと同年の開業であり(丸井は旧店からの移転開業)、それぞれが国鉄柏駅とダブルデッキ(ペデストリアンデッキ)で連結されるという、当時としては画期的な街づくりで注目を集めた。
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特徴的な連絡通路。

「柏そごう」はそごうグループで初の回転展望レストランや複層立の連絡通路を設置。また、当初は「株式会社柏そごう」の運営で、地域貢献の姿勢を前面に打ち出し、地元店舗が入居する専門店街を設置した「スカイプラザ」を併設するなど、のちのそごうの店舗づくりにも大きな影響を与えた。14階という高層部にある展望レストランは市内の至る所から目立つ存在であり、現在も柏駅前のシンボルの1つとなっている。
2005年からはスカイプラザの直営売場を削減、大型テナントとしてビックカメラが入居している。
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現在も営業を続ける回転展望レストラン。
柏の街が一望できた。

店舗改革実施の最中、無念の撤退に

従来、柏駅前の百貨店は「幅広い世代を対象とする柏髙島屋」(専門店街には女子高生・大学生向けのテナントも多い)に対し、そごう柏店は「シニア向け」という印象があった。
一方で、東京のベッドタウンである柏市は40代や50代よりも30代の人口のほうが多く、そごう柏店は昨年から「新入社員が選ぶ初任給に送りたいプレゼント」を提案するなど、比較的若い世代に向けた品揃えと商品提案に舵を切り始めたばかりだった。更に、一昨年からは大手百貨店では比較的珍しい産直野菜の売場を導入。また、地元で作られる「柏ビーズ」を使った雑貨を販売するなど、地域の実情に合わせた店舗改革を実施していた。また、別館であるスカイプラザも2015年に改装したばかりだった。
しかし、昨年そごう・西武の親会社であるセブン&アイホールディングスが百貨店・総合スーパーの不採算店の大規模閉店を発表。親会社の方針に逆らうことはできず、店舗改革半ばでの「無念の撤退」ということになりそうだ。
なお、そごう西武では、同時に「西武百貨店旭川店」の閉店も発表した。
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西武百貨店旭川店。こちらは10階建、2館体制。

そごうは「アリオ柏」に移転

「そごう・西武」は2016年4月に開業するのショッピングセンター「セブンパーク アリオ柏」(売場面積約65,000㎡)に百貨店(小型店)と傘下のロフトを出店することを発表した。そごう柏店は事実上「アリオ柏への移転」となる。
 ビックカメラ柏店などの専門店や、改装したばかりのスカイプラザ専門店街の処遇については、現時点では発表されていない。
そごうの建物は建築から43年が経過しており、首都圏を代表する大都市の一等地なだけに、今後は大規模な再開発を行うことも予想される。

経営判断が問われるセブンアンドアイ

そごう柏店は現在、「ビックカメラ」、「洋服の青山」、「山野楽器」、エイベックスのダンススクールなどといった多数の大型テナントが入居しており、(一部床は地権者の所有とはいえ)安定した家賃収入があると思われる。また、立地もこれ以上になく好立地で、規模も申し分ない。
そごう柏店は折しも店舗改革のさなかであったという。そごう西武は、親会社との意思疎通が取れていないのであろうか。
また、立地を考えると、こういった小規模な店舗改革のみでなく、セブン&アイが都心店並みの資金を投入してフロアやテナント構成を見直す、ファッションビル的なテナントを導入するなどといった、更なる抜本的な店舗改革を行なえば、十分黒字化できた店舗なのではないだろうか。
(仮にそのような有力テナントの導入が「アリオ・ヨーカドーのテナントと被る」という理由で出来ないのであれば、百貨店が大手流通傘下に入っているメリットとは何なのか疑問に思えてくる)
地方百貨店では、以前都商研においても紹介した「酒田清水屋」や「トキハ別府店」のように、従来の百貨店とは大きく異なった手法で百貨店の店舗を維持しつつ、直営売場の圧縮や地域に欠落した専門店の導入などにより客層を広げ、黒字化する努力を行った店舗もある。

高級フランス料理から同人誌まで扱うという酒田清水屋。

百貨店はその規模や立地などから「都市の顔」とも言われることがあり、その閉店の影響は総合スーパーの比ではない。
地域の祭りにおいて百貨店が山車を出したり、地域のイベントにおいて百貨店がスポンサーとなっている光景を見た事ある人も多いであろう。かつての百貨店は「地域貢献」を行うという姿勢を前面に打ち出すことで、地元経済と融和し、そして地域住民にも信頼され、愛される存在であった。
百貨店はブランドイメージを最も大切にする企業である。「そごう」と「西武百貨店」は、かつての経営再建の過程で多くの店舗を閉店した。そしてその後、多大な努力を払ってブランドイメージを立て直し、再び日本を代表する百貨店の1つとなった。
一方で、セブン&アイ傘下後のそごうは、ディスニーとのスポンサー関係を解消してシンボルであるからくり時計を停止したり、多くの店舗で噴水などの稼働も全面停止、百貨店社旗の掲揚を廃止したことなどに象徴されるように、 「ハレの日のための百貨店らしさ」を消す合理化を断行している。
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かつてのシンボルであるからくり時計を懐かしむ人は多い。
百貨店の「非日常的演出」は消えゆく運命か。(広島そごう)

 
セブン&アイにとってみれば「百貨店の業績を立て直すための費用と同じ額を投資するならば、セブンイレブンに投資したほうが回収しやすい」ということは紛いもない事実である。
しかし、セブン&アイがこのまま「採算が悪化すればすぐに切り捨て」という方針を取り続けていくならば、再び「そごう・西武」全体ののれんに、ひいては百貨店業界全体にさえも大きな傷を付けることになり、それが更なる経営不振を招くというスパイラルに陥る遠因にもなりかねない。

外部リンク:そごう柏店
関連記事:西武百貨店旭川店・旭川ロフト、9月30日閉店
関連記事:ヨーカドー、1号店の千住店など閉店へ-来春までに20店舗

 
外部リンク:西武旭川店ならびにそごう柏店の営業終了について(そごう・西武、PDF)
参考文献:月刊ストアーズレポート2015年6月号「街ぶらとエリアモードでそごうは地域深耕に加速(そごう柏店)」
関連記事:セブンパークアリオ柏、4月25日開業 

ネット通販大手「駿河屋」初のリアルショップが高槻に開店-その出店理由とは?

プロデューサーさん、実店舗ですよ実店舗!

複合古書店や通販事業を展開するエーツー(本社:静岡県駿河区)は12月17日、同社初の業態となる「駿河屋 フィギュア・キャラクターグッズ館 高槻店」(以下、駿河屋高槻店)を大阪府高槻市に開店した。
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駿河屋 フィギュア・キャラクターグッズ館 高槻店。

ネットショップ「駿河屋」初のリアルショップ

駿河屋高槻店は、JR高槻駅と阪急高槻市駅の間に位置する商店街「高槻センター街」に出店。
 商店街周辺で唯一のゲームセンターだった「メディアパーク・リブロス高槻」(2015年5月廃業)跡への入居で、リブロス時代の営業フロアを活用する。
1階では「書籍」、「アニメBD・DVD」、「同人CD」、女性向けの「キャラクターグッズ」や「同人誌」を揃え、2階では新品・中古の「家庭用ゲーム」や「フィギュア」、「トレーディングカードゲーム」などの売場を展開する。
また、駿河屋高槻店のシンボルとして「綾波レイ 等身大フィギュア」を正面玄関に設置、店内にも「エヴァンゲリオン」ゾーンを設けている。
通販事業で駿河屋の知名度を活かして、リアルショップでもネットと同水準の商品販売や高価買取を目指すとしている。
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高槻センター街。高槻市を代表する商店街。

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駿河屋の正面玄関と綾波レイ等身大フィギュア。
今にも「私は人形じゃない」と言いそうなリアルさ。

高槻に出店した理由は「あの店の近く」だからなのか?

店内放送ではヲタクの街として知名度を誇る大阪日本橋や池袋ではなく「高槻」に出店した駿河屋であることをアピールしている駿河屋高槻店。
「高槻」と言えば気になるのが「高槻」と言えば思い出されるあの人の存在。しかも「例のあの店」は駿河屋のすぐ近くではないか。
そこで、あの人の存在が気になってしょうがない都商研取材班が駿河屋高槻店に出店理由についての突撃取材を試みたところ、高槻市に出店した一番の理由としては「大阪駅から快速1本という交通アクセスの高さ」が挙げられるとのこと。
……えっ、あの人じゃなかったの?(当たり前か)
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 新快速なら大阪駅まで約15分、京都駅まで約12分。
  
とは言え、「THE IDOLM@STER」(アイマス)の登場人物、高槻やよい(通称:ζ*’ヮ’)ζ  <うっうー)と似た名前を持つことで話題となった(?)定食屋チェーン「やよい軒 高槻店」が至近距離に位置していることは店舗にとっての大きなウリの1つ。
駿河屋からやよい軒までは歩いて僅か2分ほど。なんと公式サイトの高槻特集ページにもしっかりと「やよい軒高槻店」の情報が掲載されているではないか。ハイ、ターッチ!
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多くのプロデューサーさんが来店する「やよい軒高槻店」。
体を動かすにはおいしい朝ご飯!


今年10月にCDを発売されたばかりの高槻やよいさん。
とてもかわいい。©PROJECT IM@S

更にそれだけはでなく、高槻からは京都・伏見稲荷や宇治などといった人気アニメーション作品の舞台となった土地にも1000円以内で容易に観光(聖地巡礼)できることから、アニメ聖地巡りの一環としての広域集客が見込めることも出店理由の1つだという。 
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聖地巡りに絶好の立地? (過去記事より)

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来店の際は綿密なご計画を!(駿河屋高槻店ウェブサイトより引用) 

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私のために高天原に出店してくれたのかい? 
(※違います、高槻です)

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 闇の炎に抱かれし我らが聖なる血泉へ汝を召喚する!
(翻訳:琵琶湖も近いよ)

また、駿河屋高槻店の近隣にはやよい軒高槻店のみならず、アニメショップ国内最大手の「アニメイト」も出店。ライバル店ではあるものの、中古品や同人商品、フィギュアなどを主に取り扱う駿河屋との相乗効果が期待できることも出店の一因であろう。

オープニングセールも実施

駿河屋高槻店では12月17日から12月27日までオープニングセールを実施中。3000点のグッズ特価販売や、先着500人を対象に「駿河屋オリジナルペン」をプレゼント企画などを行うことになっている。
これから関西のアニメの聖地巡礼を計画している人は立ち寄ってみてはいかがだろうか。
(担当記者:H)

外部リンク:通販ショップの駿河屋

2015年基準地価、地方圏でも上昇目立つ-カギは「コンパクトシティ」と「観光」

2015年7月1日現在の基準地価が発表された。
全体の下落幅はリーマンショック以後で最低となり、大都市圏に加え、地方中核都市の中心部で上昇に転じた地点が目立つ。
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2015年基準地価の都道府県別変動率(商業地)
※この日本地図では離島を省略しています

都市中心部は大都市、地方中核都市ともに上昇

地価の最高地点は10年連続で東京都中央区の銀座二丁目「明治屋銀座ビル」。価格は2,640万円/㎡で、前年よりも16.8%上昇した。
大都市の中心部は軒並み上昇しており、東京特別区横浜市名古屋市京都市大阪市神戸市の6大都市に加え、札幌市仙台市広島市福岡市の地方中核都市中心部も揃って上昇している。
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地価の最高地点である銀座二丁目「明治屋銀座ビル」前。

商業地で全国で最も上昇率が高かったのは名古屋駅桜通口前の名古屋市中村区名駅3丁目で、45.7%の上昇。地価の最高地点も名駅桜通口で、これは駅前再開発の進行と、リニア中央新幹線の開通に期待してのものだ。
東京23区では、港区南青山(表参道)が上昇率トップの20.2%、次いで中央区銀座六丁目が19.6%上昇。外国人観光客が多い銀座秋葉原渋谷などが高い上昇率を見せた。
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名古屋駅桜通口は全国で最も上昇率が高かった。

大阪では、地価の最高地点があるキタ(梅田)よりもミナミ(難波・心斎橋)での上昇率の高さが目立つ。関西の地価最高地点は大阪駅北口グランフロント大阪で1,100万円/㎡。割安感からか上昇率は東京よりも高い地点が多く、大阪市で最も上昇したのは、心斎橋筋商店街そばの中央区南船場3丁目で29.7%。次いでなんば駅前の難波三丁目で28.9%。
三大都市圏以外では福岡市の博多駅博多口南で19.2%の大幅な上昇が見られる。博多駅博多口では駅ビル周辺の再開発が続き、来年には丸井デパートも進出予定となっている。福岡の最高地点は中央区の天神西通り。仙台市では、仙台駅東口が12.8%の上昇となった。
近年新たに政令指定都市となった地方中核都市でも、新潟市静岡市浜松市岡山市熊本市などの各中心部や駅周辺において上昇に転じた地点が見られた。
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再開発が進み、地価の上昇が続く博多駅前。

大都市圏の住宅地ではベッドタウンの広域上昇目立つ

また、住宅地ではこれまで東京のベッドタウンとして人気となっている立川市川崎市武蔵小杉などで高い上昇率となったのに加えて、大都市圏とは少し距離があるベッドタウン地域での住宅地上昇も目立った。木更津市郊外の東京湾アクアラインの沿線や、流山市などつくばエクスプレス沿線、草津市守山市など滋賀県の東海道本線沿線、山梨県都留市静岡県長泉町、和歌山県岩出市などでも住宅地の地価が上昇している。
大都市圏以外の住宅地では、福島県いわき市宮城県石巻市など、東日本大震災の被災者(避難者)が多く住む都市の高台地域では上昇が見られるが、昨年よりも上昇率が下がった地点が多い。
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マンション建設が進む武蔵小杉。

地方圏でも地価上昇、カギは「コンパクトシティ」「観光」

地方圏では4分の3が下落しているものの、下落幅は縮小している。
地方圏で上昇した地点を見ると「公共交通整備・コンパクトシティ化」と「観光・リゾート」の2つの要素が見える。
例えば、今後、北海道新幹線の延伸とそれに伴う再開発が行われる札幌駅周辺仙台市地下鉄東西線沿線(12月開通予定)、駅ビル建設などの再開発が進む福岡市の博多駅周辺などといった地方中核都市の駅近くは勿論のこと、北陸新幹線の延伸効果が目立つ金沢市中心部、コンパクトシティ化を目指した市街地整備が進む富山市中心部、今後新幹線の延伸と私鉄線の利便性向上が予定されている福井市中心部、近年駅の近くに新たなショッピングセンターが出来た静岡駅周辺岡山駅周辺佐世保駅周辺、大規模な駅前再開発が行われている大分駅周辺熊本駅周辺、2年前に新空港が完成して利便性が向上した沖縄県石垣市などでも、地価が上昇に転じた地点や横ばいの地点が目立つ。
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駅ビルが完成した大分駅前では商店街も23年ぶりに上昇。

観光地でも地価下げ止まり

観光地・リゾート地でも、国内外を問わず人気の北海道沖縄県長野県軽井沢町などでは上昇した地点が多数あり、都市部から大きく離れた倶知安町富良野市などでも上昇した地点があったほか、静岡県熱海市大分県別府市大分県由布市由布院などの人気温泉地でも上昇や横ばいの地点が見られる。
また、群馬県富岡市山梨県富士河口湖町長崎市などでは世界遺産効果で上昇した地点もある。
地価の下落が著しい山陰地方でも、出雲市出雲大社神門通りが山陰の商業地で唯一の上昇となっているほか、海外からの大型クルーズ船が入港する境港市境港周辺では横ばいとなった。
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殆どの地点で上昇した那覇市中心部(国際通り)。

高齢化率の高い地域は厳しく

一方で、住宅地、商業地ともに下落率が全国ワーストとなった秋田県は、高齢化率が全国で最も高いために今度も需要の停滞が予測され、
それが基準地価にも如実に現れたものとなっている。
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秋田駅前。中心部でも地価の下落が続く。
(担当記者:W)

再活用進まぬ西友跡

米ウォルマート傘下の大手スーパー「西友」が大規模な不採算店閉店を実施中であるが、その跡地再活用が困難を極めている。
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再活用方法が決まらない旧西友諫早店。(長崎県諫早市、閉店前)

2015年に閉店、もしくは近いうちの閉店を表明した西友の全30店舗のうち、2015年9月現在までに明確な再活用策が決まったのは僅か9店舗のみ。
2002年の寿屋全店(九州最大のスーパー、約130店舗)閉店や、2000年以降のダイエー大規模閉店などにおいてもその跡地活用が大きな問題となったが、今回の西友の大規模閉店においては、その活用率の低さが際立っている。

表:2015年に閉店した西友跡の再活用方法

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閉鎖予定の店舗含む。2015年9月現在。都商研調べ。クリックで拡大。
多層型商業ビルへのワンフロア入居は図中「()」でフロア数表記。

また、一度閉店したスーパーであっても、建物の解体の容易さや様々な再活用策を採ることができる低層型・中小規模の店舗は、通常再活用されやすい傾向にある。 しかし、今回閉店した西友の店舗では、そのような低層・中小規模の店舗(これらは全てが閉店から約半年が経過している)であっても、未だに半分以上の再活用策が決まっておらず、それらの低層型店舗は西友が再出店を名言したために解体された1店舗を除いて、多くがそのまま入居者募集中となっている。
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多くの店舗は閉店後もそのままとなっている。
閉店後の旧サニー吉井ショッピングセンター(福岡県うきは市)。

一方で、特に都心部に立地する高層型店舗(4階層以上、商業ビル低層へのテナント入居を含む)は、7店舗のうち1店舗が地場スーパーを核としたショッピングセンターとして再開することを決めたが、3店舗は早くも解体が決定しており、活用方法が決まらない老朽化した高層店舗への見切りの速さも際立っている。解体が決まった3店舗はいずれも跡地に新たな商業施設や、商業施設が入居した複合ビルを建てることが検討されている。

低層型店舗でも再活用が進まない西友跡

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 図1:2015年に閉鎖された西友の再活用方法(閉鎖予定含む)
左がワンフロア型店舗、右が多層型店舗。

 (全国の全30店。2015年9月現在。数字は店舗数。)
多層型商業ビルへのワンフロア入居も多層型店舗に含む。

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図2:寿屋(2002年倒産)のうち九州中南部の店舗の再活用方法
 左がワンフロア型店舗、右が多層型店舗。
(大分、熊本、宮崎、鹿児島の全100店。2001-2年閉店、2013年調査。数字は店舗数。)

今回閉店した西友のうち、ワンフロア型店舗はその多くが九州地方に立地している。
九州は言わずと知れたディスカウントストア大国で、スーパードラッグストアも非常に多く、またスーパーマーケットも個性的な品揃えの店舗や百貨店系の店舗などといった特徴的なものが数多くある。
特にこのような競合の激しい地域では、このまま店舗跡が再活用されない状態が長引く可能性もあり、解体されて商用以外の再活用方法を模索することになる店舗も多いことが予想される。
また、低層型店舗のうち、2店舗ずつが「元気なスーパー」と言われ、大型店から小型店まで幅広く展開している「バロー」と「イズミ」(ゆめマート)に引き継がれたのも興味深い。
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サニー新外店跡に出店したゆめマート新外店(熊本市)。

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今秋開業予定のゆめマートすわの店(福岡県久留米市)。
イズミウェブサイトより引用。

今後、再活用方法が長く決まらない低層店舗跡は、家賃の値下げなどによりディスカウントストアの出店や中古品販売店などといった異業種の進出が起きることも予想され、また、都市中心部の大型店舗跡は再活用に行政が参画することも予想される。
これからも再活用状況を注視していきたい。
  (担当記者:W/いずれもデータは2015年9月現在のもの)

関連記事:西友諫早店、2015年4月30日閉店