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イトーヨーカドー平店、2020年までに閉店へ-老朽化で、所有者は建替え目指す

JRいわき駅近くの総合スーパー「イトーヨーカドー平店」が2020年までに閉店し、地域のコミュニティ機能などを持った新店舗に建て替えられる見通しであることがわかった。

イトーヨーカドー平店。

浜通り唯一のヨーカドー、築46年の「古参店」

イトーヨーカドー平店は1971年に開業、1992年に増築。
建物は地上5階建て、店舗面積は14,452㎡で、イトーヨーカドーと真砂不動産(いわき市)が所有している。
テナントとしては、ファストフードの「ポッポ」、「マクドナルド」、100円ショップ「ダイソー」などが出店している。
また、2013年からはいわき市内を中心とした郊外の買い物困難地域や、震災からの復興地域を対象に、4トントラックによる移動販売「イトーヨーカドー安心お届け便」を行っていることも特徴だ。

平店を拠点に行っているヨーカドーの移動販売。(富岡町のさくらモールとみおかにて)

老朽化で複合商業施設に建替え目指す-2020年までに

福島県浜通り地方唯一のイトーヨーカドー店舗として高い拠点性を持つ平店だが、最初に建てられた部分が築約46年と老朽化しており、さらに2011年に発生した東日本大震災による損傷も問題視されていたという。

「古さ」を感じずにはいられない店舗の裏側。

3月24日に国の認定を受けたいわき市中心市街地活性化基本計画によると、平店の一部を所有者する真砂不動産は2020年までに現在の店舗を閉店し、その後はイトーヨーカドーを核に子育てや地域のコミュニティ機能を持った複合商業施設へのリニューアル(建て替え)を目指すという。
なお現在、イトーヨーカドーは総合スーパー業の不振により店舗網を縮小しつつあるものの、福島県ではセブン&アイグループのスーパー「ヨークベニマル」(郡山市)もドミナント展開されているため、新施設には何らかのかたちでセブン&アイグループの店舗が出店する可能性が高いであろう。

外部リンク:イトーヨーカドー平店
外部リンク:いわき市中心市街地活性化基本計画の認定について(いわき市公式サイト)
関連記事:小名浜名店街・タウンモールリスポ、2018年1月閉館-老朽化で、イオン開業も影響か
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oh!plaza(LABI大船)、4月16日閉館-旧・サティ、JR大船駅前の再開発で

JR大船駅前のショッピングセンター「oh!plaza」(オー!プラッザ、横浜市栄区)が、再開発事業の進行に伴い4月16日を以て閉館する。

オー!プラッザ。

旧・大船サティ、再開発で閉店に

オー!プラッザの建物は1976年4月に「ニチイ大船店」として開業。「大船サティ」に転換したのち、2002年1月に閉店、その後、オープラッザとなった。
建物は地下1階、地上5階建てで、売場面積は10,878㎡。
現在は、建物の大半を占める「ヤマダ電機 LABI大船」を核店舗に、食品スーパー「ライフ」、100円ショップ「ダイソー」など複数の専門店が出店している。

大船駅東口交通ターミナル(手前)とオー!プラッザ。

しかし、オープラッザは大船駅前で進められている再開発事業の対象エリアとなっており、近いうちの施設の閉鎖が確定的なものとなっていた。
全体の閉館日は4月16日だが、核店舗のヤマダ電機は4月2日に先行閉店する。閉館後、建物は解体される。

再開発で複合施設に-東急不動産が参画

オー!プラッザ跡地など大船駅北口の約1.7haを再開発する「大船駅北第二地区第一種市街地再開発事業」では、地上8階建ての都市型商業施設(駐車場含む)と地上21階建てのマンションの複合施設、約5,800㎡の駅前広場などが整備される予定となっている。
総事業費は約250億円で、2020年末の完成を目指すとしている。再開発イメージパース。

この再開発には、事業協力者として東急不動産が参画している。
東急グループは大船の隣駅・JR戸塚駅前の再開発施設「トツカーナ」(東急プラザ戸塚)の運営も行っているほか、JR鎌倉駅前では飲食店街の運営などもおこなっており、湘南地域での影響力をますます強めることになる。

外部リンク:oh!plaza(オープラッザ)
関連記事:東急、「グランベリーモール南町田」跡地の再開発概要を発表-「第2のニコタマ」目指す
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マルカツデパート地階のラルズ、3月19日閉店-買物公園商店街を代表する老舗スーパー

北海道旭川市の商店街「買物公園」にある大型ショッピングセンター「マルカツ」地階の食品売場「ラルズマートマルカツ店」が3月19日に閉店する。

旭川マルカツデパート。

旭川買物公園を代表する老舗スーパーマーケット

マルカツデパートは松村呉服店として1918年創業。1936年に丸勝松村百貨店に改称し、百貨店化した。
隣接する丸井今井旭川店とともに、旭川を代表する百貨店として営業していたが、西武百貨店進出など競争激化にともない1970年代に経営が悪化。日本百貨店協会から脱退、百貨店事業を段階的に縮小したのち、ショッピングセンターに転換した。2011年からは北海道札幌市に本社を置く「海晃ホールディングス」が施設を取得、管理・運営している。売場面積は11,954㎡。
ラルズマートマルカツ店は北海道地場大手スーパー「アークスグループ」の道北アークスが運営するディスカウント志向の食品スーパーで、長年に亘って商店街で唯一の地場スーパーマーケットとして親しまれていた。
(なお、丸井今井跡のフィール旭川には高級スーパー「北野エース」などが出店する食品売場がある)

イオンモール開業で岐路に立たされる旭川買物公園

買物公園商店街は、近年まで百貨店「丸井今井」「西武百貨店」が営業していたほか、ファッションビル・ショッピングセンター「オクノ」「マルカツデパート」「エクス!」(旧・長崎屋)、駅ビル「エスタ」もあり、大きな集客力があった。
しかし、郊外店との競争、建物の老朽化などにより、2009年以降は丸井今井、エクス!が相次ぎ閉店(丸井今井跡にはショッピングセンター「フィール」が開業)。
さらに、2015年には駅ビル「旭川エスタ」の再開発により「イオンモール旭川駅前」が開業、2016年9月には西武百貨店旭川店が閉店し、館内にあったロフトや無印良品も撤退。また、エクス!に出店していた免税店・家電「ラオックス」も僅か1年で撤退している。

2016年9月に閉店した西武百貨店旭川店。

活性化つづけるマルカツ、地階の活用方法は?

マルカツは2011年に海晃ホールディングスが施設を取得して以降、直営(FC)売場としての古書店「ブックネットワン」、100円ショップ「キャンドゥ」を開設、「アニメイト」や公共施設「まちなかしごとプラザ」の誘致、体験型脱出ゲームの開催といった個性的なイベントを開催するなど積極的な施設活性化を目指している。
3月時点で今後の地階の活用方法については発表されていないが、海晃ホールディングスは主力事業として居酒屋「つぼ八」、定食屋「大戸屋」、「イタリアン・トマトカフェジュニア」などの飲食店をフランチャイズ展開、2016年には経営破綻した道内地場大手回転寿司チェーン「回転寿司とっぴ~」の商標権を取得し、飲食事業の拡充に取り組んでいる。
そのため、駅に近い立地を生かすかたちで、館内に飲食店街などを整備することも考えられよう。

外部リンク:ラルズマート マルカツ店|株式会社 道北アークス
外部リンク:旭川 マルカツデパート ホームページ
外部リンク:株式会社海晃ホールディングス – つぼ八・焼き肉「牛若丸」などの飲食事業、不動産、スポーツ施設運営、デパート・ショッピングモール、リサイクル店、エンターテイメントを運営
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