カテゴリー別アーカイブ: 新店舗レポート

仙台空港、7月1日完全民営化-東急系運営、「仙台国際空港」に

宮城県名取市の「仙台空港」が2016年7月1日より完全民営化し、愛称を「仙台国際空港」に改称した。P1040397完全民営化を果たした仙台空港。

国管理空港から東急系の第三セクター運営に

仙台空港を運営するのは、東京急行電鉄が筆頭株主で、前田建設工業、豊田通商、宮城県などが出資する第3セクター企業の「仙台国際空港株式会社」。
同社は2015年12月に設立。民営化を控えた2016年4月には、仙台空港ビル、仙台エアカーゴターミナル、仙台エアポートサービスの空港子会社3社を吸収合併していた
国内の民営空港は、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、大阪国際空港に次いで5施設目となる。
7月1日からは滑走路の管理・着陸料の徴収が開始されるとともに愛称を「仙台国際空港」とし、これまで国管理空港であった仙台空港は晴れて完全民営化を果たした。

 LCC専用棟を建設、料金体系見直し国際線増を目指す

仙台空港の年間旅客数は2015年現在で約315万人。そのうち、国際線旅客数は約17万8000人と、石川県の小松空港(小松飛行場)、北海道の旭川空港などよりも少ない。
 仙台国際空港では、今回の民営化により国の供用規定により定められていた着陸料などの空港使用料を自由に設定できるようになったため、伸び悩む国際線旅客数を増やすための起爆剤として、2016年11月からの冬のダイヤ運航に合わせて新たな料金体系を導入、旅客数に合わせ空港使用料をフレキシブルに設定することで、主にLCC(格安航空会社)国際線の就航数増加を狙う。
さらに2018年度を目途にLCC専用の搭乗棟「ピア棟」を建設し、LCC需要の受け皿を確保する予定。
これらのLCC誘致の姿勢を積極的に示した甲斐もあり、さっそく同空港初となる海外LCC「タイガーエア台湾」の誘致に成功。6月29日より台北―仙台間で週4往復の運航を開始した。P1040401現在の国際線チェックインカウンターは閑散としている。

 仙台国際空港では、東京オリンピックを迎える4年後の2020年度には410万人、さらに30年後の2044年度には550万人の旅客数を見込んでおり、「国際」の名に恥じない空港になることが期待される

商業施設も充実、面積は現在の7倍へ

これまでの仙台空港内の商業施設・飲食店等の店舗はきわめて小規模であり、空港ビルとしての魅力の低下を招いていた原因でもあった。
そこで、仙台国際空港を運営する新会社は、空港内の商業施設の充実も掲げている。
改装第一弾として、2016年度中には1階部分を改装しカフェなどを新設。さらに2018年度中には東北の魅力ある産品を扱う商業施設を開設する予定で、これまで多くの商業施設を手がけてきた東急グループの手腕が試される。P1040399現在の小規模な商業スペースは将来的に7倍まで拡大する見込み。

最終的には、商業エリアは現在の7倍ほどに拡大する見込みで、空港の「商業施設」としての価値の向上が期待される。

ヘ テ ム ル

空港への交通網の充実も

また、今回の空港民営化に合わせる形で、空港への二次交通を整備する動きも出ている。
福島交通、会津バス、岩手県北バスなどを傘下に持つ「みちのりホールディングス」は、広域な営業エリアを生かす形で、仙台空港を起点とし、福島市を経由し会津若松まで運行する路線バスと、松島・平泉を経由し岩手の安比高原に至る観光バスを年内から運行させる方針を固めた。
仙台空港から東北各地へと繋がる二次交通網の一体的な整備は、東北観光を振興させるために必要不可欠であり、このように、民営化された仙台空港が「東北の玄関口」としての役割を確立するためには、空港だけでなく自治体や関連事業者を含めた積極的な政策が求められている。

空港民営化の動き、全国へ-高松、福岡など

仙台空港に次いで、高松空港や福岡空港などでも民営化の動きが出ている。
仙台空港では、国が空港の所有権はそのままに運営権だけを民間に売却する「コンセッション方式」により民営化を果たしたが、高松や福岡もこの方式での民営化が検討されている。
地方空港の民営化は地域の活性化にも繋がる可能性を秘めている一方で、「空港」という公共性が高い事業であるからこそ、運営の失敗は許されない。
それだけに、仙台空港での事業の成否は、全国的な空港民営化の流れにも影響を及ぼすことが予想され、仙台空港の動向は今後も注目を集めることとなりそうだ。

外部リンク:仙台国際空港

KITTE名古屋、6月17日開業-JPタワー名古屋に

JR名古屋駅前の「JPタワー名古屋」内に新たな商業施設「KITTE名古屋」が2016年6月17日にグランドオープンした。
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KITTE名古屋が入居するJPタワー名古屋。

「KITTE名古屋」は飲食店中心、全36店舗

KITTE名古屋は日本郵便グループが運営する商業施設で、「JPタワー名古屋」(高さ195m、地上40階~地下3階建)の3階~地階に入居。売場面積は4,650㎡。
6月17日に開業したのは全36店舗のうち27店舗で、そのうち14店舗が中部地方初出店。2017年春のJRゲートタワーや新バスターミナルの完成に合わせて全店舗が出揃う予定で、これまでのKITTE東京、KITTE博多とは異なり、飲食店中心の店舗構成となっている。
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館内の吹き抜け。

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 KITTE名古屋・館内(2階)。

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出店店舗。飲食店中心で、残る9店舗は来春までに順次開業する。

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地階「美味横丁」入口。

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JPタワー名古屋内には名古屋中央郵便局が入居する。

名古屋らしい演出も

館内の吹き抜けには、KITTE名古屋のシンボルとして祐成政徳氏による高さ8.8メートルの金鯱のモニュメント「GOLD FISH」が設置されている。
また、吹き抜けでは開業を記念して7月10日(日)まで「七夕飾り・美濃和紙あかりアート展」を開催中。
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1階にある金鯱のモニュメント。

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七夕飾り・美濃和紙あかりアート展。

グランドオープンを迎えた17日には朝から多くの人が詰めかけた。
テープカットに際し、日本郵便の井上執行役員は「郵便も人と人を繋ぐことがコンセプト。KITTE名古屋は皆さまにとって切ってもきれない場所になると思う」と挨拶した。
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多くの客が詰めかけた。

外部リンク:KITTE名古屋
外部リンク:JPタワー名古屋
連記事:大名古屋ビルヂング、3月9日全館開業-伊勢丹出店

イオンタウンユーカリが丘、6月10日開業-イオンタウン最大規模

千葉県佐倉市に「イオンタウンユーカリが丘」が6月10日にグランドオープンした。
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イオンタウンユーカリが丘。

イオンタウン最大の店舗、ユーカリが丘に誕生

イオンタウンユーカリが丘は、千葉県佐倉市のニュータウン・ユーカリが丘の「ミライア街区」に出店。
延床面積は約127,280㎡でイオンタウン史上最大規模、駐車可能台数は約2,260台で、イオンタウンの中では大垣(岐阜県)、古川(宮城県)に次ぐ3番目となる。
コンセプトは「~集う!味わう!育てる!~わたしの夢がかなう街」で、発展著しいユーカリが丘の新たな「心臓」として、更なるまちの進化を担う店舗として期待される。

148店舗が出店-各フロアの注目テナントは

イオンタウンユーカリが丘は道路を挟んで西街区と東街区に分かれており、西街区・東街区共に店舗棟は地上3階建てで、2階と3階部分がデッキにより繋がっている。
ここでは、西街区・東街区の各フロアごとの注目テナントをレポートする。

西街区

1F 圧倒的な食の提案フロア
西街区1階の核店舗は、総合スーパー「イオンスタイル」の食品売場。
鮮魚コーナーでは、マグロの販売に特化した「まぐろショップ」が展開し、普通のスーパーでは滅多に手に入らないマグロの希少部位を販売する。
また、惣菜コーナーでは、千葉県産の食材を積極的に使用し、「じもの」にこだわった惣菜を数多く販売する。
購入した惣菜は、売場に隣接するグルメコートに持ち込み、手軽に食べるといったことも可能。
P1040325核店舗のイオンスタイル。

2F 毎日カジュアルスタイルのフロア
西街区2階は、「イオンスタイル」のファッション・住まい・暮らしのコーナーを中心に、化粧品の「イオンボディ」、靴の「ASBEE」などが主なテナントとなっているほか、「ユーカリが丘ヒルズ歯科」も入居。

3F ハッピーファミリーライフのフロア
西街区3階の核店舗となる子供用品店の「キッズリパプリック」は、同店で関東最大級の広さと品揃えを誇る。
遊戯施設やベビールームを設けるなど、子育て世代の多いユーカリが丘のニーズを最大限キャッチした店づくりがされている。
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キッズリパブリック。同店では関東最大。

吹き抜けの近くには、ナムコが手がける子供向けアミューズメント施設「あそびパーク」が展開する。
自由に走り回れる砂場「屋内砂場 海の子」や無人島をイメージしたフワフワ遊具「海の無人島」など、子ども達が気軽に南国気分を味わえる「あそび場」となっている。
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あそびパーク。

東街区

1F 最新ファッションとBOOKとグルメのフロア
東街区1階の注目店舗は、書店の「未来屋書店」とカフェの「カフェ・ド・クリエ」のコラボ店舗。
両店の間には敷居が存在せず、カフェ・ド・クリエの座席でコーヒーを飲みながら、未来屋書店の書籍を読むことが可能。
未来屋書店とカフェ・ド・クリエのコラボ店舗はモンテメール芦屋に次ぐ全国2店舗目で、イオングループの大型店では初出店となった。
P1040331未来屋書店とカフェ・ド・クリエのコラボ店舗。

また、今秋には、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が久々の新規出店となる店舗を開業させる予定。
閉店が続く同店であるが、イオンタウンユーカリが丘への新規出店が日本における戦略の一つのターニングポイントとなるのか、注目が集まる。P1040332クリスピークリームドーナツ予定地は現在休憩所に。

また、ファストファッションの「H&M」も秋にオープン予定。
最近は新規・新装開業するイオンモールへの出店が相次いでいたが、イオンタウンへの出店は初となる。

2F 3世代のアクティブライフ応援のフロア

千葉初出店となる「VIVRE GENE」はイオンリテールが運営するファッションビル「ビブレ」の小型店舗。
これまで全国のイオンモールに出店してきたが、イオンタウンへの出店は初となる。P1040329ビブレジーン。

3F 大人世代のゆとり生活支援のフロア
西街区3階には、イオングループのショッピングセンターではお馴染みのテナントである、家電量販店の「ノジマ」や、100円ショップ「ダイソー」などが出店している。

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イオンタウン開業の裏で旧サティは閉店-2017年春を目処に山万直営のSCへ

山万ユーカリが丘線地区センター駅前にあるSC「スカイプラザ」の核店舗として入居していた「イオンユーカリが丘店」は、イオンタウングランドオープンの5日前となる6月5日に閉店した。
同店舗は旧マイカルの「ユーカリが丘サティ」として1992年にオープン(のちのサティ2番街オープンにより「サティ1番街」に)。ユーカリが丘最大のスーパーとして、イオンにリブランドされた後も大きな存在感を示していたが、今回のイオンタウンの開業によりお役御免となった。_MG_35756月5日をもって閉店した旧イオンユーカリが丘店。
2017年春を目処に山万直営のSCがオープン予定。

しかし、ユーカリが丘の開発主体である山万は、旧イオン含むスカイプラザ全体をリニューアルし、2017年春までに新たなショッピングセンターを開業させる方針を示している。
山万直営となるSCには、スーパーのみならず、ホームセンターや医療、教育系のテナントなど50-60店舗が入る予定で、テナント面でイオンタウンとの差別化が図られる見通しだ。

イオンシネマが入居するユープラ、旧サティ閉店で正念場

また、ユーカリが丘駅前には三越の小型店「エムアイプラザ」を核店舗とする商業施設「ユーカリプラザ」(通称:ユープラ)がある。
旧マイカルが1999年に「ユーカリが丘サティ2番街」としてオープンさせたユープラは、印旛地域南部では貴重な映画館であるイオンシネマ(旧ワーナーマイカルシネマズ)を抱えている。_MG_3567イオンシネマを抱えるユープラ。
イオンタウンとは約600m離れている。

しかし、本来であればイオンシネマがテナントとして入居するケースも多いイオンタウンとは約600m離れていることや、隣接するスカイプラザの一時的な空洞化など、取り巻く状況は必ずしも良好とは言えない。

このように、ユーカリが丘にはイオンタウンやユープラと言った動員力の大きな施設が点在しているだけに、スカイプラザのリニューアルをはじめとした施設間での回遊性の向上が、さらなるまちの賑わい創出に繋がるであろう。

高齢化・人口減少しないニュータウン「ユーカリが丘」
-山万の「成長管理型」まちづくりは次なる領域へ

千葉県佐倉市ユーカリが丘は、不動産会社「山万」の手によって、高度経済成長期の1971年から開発され78年に分譲を開始したいわば「ニュータウン」である。
しかし、ユーカリが丘の「成長管理型」と言われる中長期的な視点に立った開発は、高齢化や人口減少が問題となっている他地域のニュータウンとは一線を画しており、「持続可能なまち」を実現している。
その要因となっている主な例が以下に挙げるものである。

  • 毎年一定の戸数以上は分譲せず、将来的な高齢化リスクを防ぐ
  • 高層マンションを作ることで、主にユーカリが丘の戸建て住宅に住む子育てが終了した親世代の「住み替え」ニーズに応える
  • ユーカリが丘で育った住民が子育て世代となったときに、親の住む高層マンションの近くの戸建てに再び住むといった「近居」を実現出来る

山万はその他にも、保育施設の充実による子育て世代への支援や、老人施設の充実による高齢者へのサポートなど、まちに住む誰もが「住みやすい」と感じるまちづくりを行っている。

今回開業したイオンタウンにおいても、関東最大級のキッズリパブリックやあそびパークなど、子育て世代とその子供に寄り添った売場構成がなされており、ここでも“ユーカリが丘というまちに適したニーズ”が反映されている。_MG_3573 (1)ユーカリが丘の高層マンション群とイオンタウン。

ミライア街区にオープンしたイオンタウンは、新時代のまちづくりとして注目を集める「ユーカリが丘・モデル」をさらに高いステップへと押し上げていくことにも繋がりそうだ。

外部リンク:イオンタウンユーカリが丘

かみしんプラザ、6月9日改装オープン-平和堂が出店

大阪市東淀川区のショッピングセンター「かみしんプラザ」が、6月9日にリニューアルオープンした。
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かみしんプラザ

かみしんプラザはダイエー上新庄店を核とする「レインボープラザ上新庄」として1980年開業。売場面積は約9,600㎡。
2005年にダイエーが撤退した際、施設を保有する青果専門商社「シーオン」が改装を実施したが、同社の経営破綻により、現在は三菱商事系の日本リテールファンドが運営を行っている。

開業10周年を期に大規模リニューアル

今回の改装は2005年の開業以来、最大規模となっており、内外装も一新。複雑な店舗区画を整理し、閉塞感のあった地下フロアの導線を明快なものに変えた。
核店舗は、イオン系の「光洋」に変わり食品スーパー「平和堂・フレンドマート」が出店。
そのほか、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、リサイクル子供服専門店「ECO&KIDS AKIRA」、セルフ讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」などが新規出店している。
また、12月下旬から休業していたイズミヤ系の大型書店「アミーゴ書店」や、ファストフード店「スガキヤ」、「ファーストキッチン」も営業再開。
改装工事のため、1階で移転仮営業していた一部テナントも地階での営業を再開した。

フードコートも以前より見通しのいい空間になっている

平和堂食品売場の面積は光洋時代の1.5倍

平和堂フレンドマートを運営する平和堂グループは滋賀県大津市に本部を置くスーパーマーケット準大手。滋賀県を中心に2府7県に約160店舗を展開している。
平和堂は琵琶湖ネックレスチェーン構想を掲げ、従来は店舗の大半が滋賀県に集中していたが、近年は大阪市近郊や京都府南部への新規出店を進めており、上新庄への出店もその一環とみられる。
平和堂フレンドマートかみしんプラザ店(平和堂公式サイトより)

平和堂フレンドマートかみしんプラザ店の店舗面積は、2015年12月まで同区画で営業していたコーヨーの約1.5倍となる1,818㎡。
従来、西側入口付近にあった惣菜コーナーを移設し、生鮮3品を拡充。
世界各国のチョコレートを集めた「ショコラマルシェ」やワインコーナーの充実など、高品質路線の売場作りを目指す。

競合激しい上新庄

かみしんプラザの半径1km圏内には、「ダイエーグルメシティ」、「関西スーパー」、「イズミヤ」、「ライフ」、「食品館アプロ」、「フレスコ」、「サボイ味道館」、「サンディ」、「業務スーパー」など10店舗を超える競合スーパーマーケットが林立しており、近隣のデイリーカナートイズミヤは100円均一の阪急ベーカリー香房の導入やイートインの再設置を行う大規模改装を実施、業務スーパーは営業時間の再延長(午後8時→午後9時→午後9時30分)で対抗するなど、差別化を推し進めている。
かみしんプラザの全面改装は競合店舗にも影響を与えそうだ。

外部リンク:かみしんプラザ
外部リンク:フレンドマートかみしんプラザ店開店のお知らせ
(ニュースリリース)

【熊本地震】カリーノ下通(寿屋)、6月10日全館再開-蔦屋書店、全面リニューアル

熊本市中央区の商業施設「カリーノ下通」(旧・寿屋下通店)に出店する複合書店「蔦屋書店 熊本三年坂」が6月10日にリニューアルオープンし、カリーノ下通は全館改装グランドオープンを迎える。
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リニューアルしたカリーノ下通。
正面玄関も白基調にデザインを一新した。

カリーノ下通、1ヶ月半遅れの全面リニューアルオープン

カリーノ下通は「下通寿屋百貨店」(寿屋下通店)として1968年に開店。
寿屋の小売業廃業とカリーノへの商号変更により、2003年からは「カリーノ下通」へと店名を変更している。
当初、カリーノ下通と蔦屋書店の全館リニューアルは4月28日のグランドオープンを目指して進められていたが、4月14日以降の熊本地震の影響によりカリーノ下通が休業に追い込まれていたため、開業が延期されていた。

2階フロアは耐震補強が行われた。

蔦屋書店、書籍を中核にファッションビル的なフロア構成に

蔦屋書店 熊本三年坂」を運営するニューコ・ワン(本社:熊本市東区)は、旧寿屋の複合書店部門として1986年創業。現在はTSUTAYAの有力フランチャイジーとして「蔦屋書店」「TSUTAYA AVクラブ」を福岡・熊本・宮崎3県に30店舗出店している。

「蔦屋書店 熊本三年坂」は熊本県内最大の複合書店として2004年12月4日にカリーノ下通1階~3階に開店。
2015年6月には、2階フロアに県民百貨店(旧くまもと阪神)に出店していたアパレルショップ7店舗を新規導入する大規模な改装を実施するなど、書籍販売にとらわれない売場作りを目指していた。
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2015年には2階にファッションエリアが開設された。

改装後の蔦屋書店 熊本三年坂の売場面積は改装前の約1.5倍となる2,015坪(約6,661㎡)。
売場を地階~3階に拡大。コンセプトを「好奇心を刺激する 街の文化の森」に定め、従来の書籍・CD/DVD・ゲームの販売に特化した売場から脱却を図り、ファッションビル的なフロア構成となった。
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全面リニューアルした蔦屋書店(地階)

非書籍・映像分野を強化-食・雑貨コーナーも

蔦屋書店内のテナントとしては、九州初の化粧品セレクトショップ「@cosme store」、輸入食品店「KALDI COFFEE FARM」、「STARBUCKS COFFEE」、熊本県内の産直野菜を販売する「ヒノマルマルシェ」、宮崎発祥の「九州パンケーキKitchen」、TSUTAYAの低価格スマートフォン「TONE」などが新たに出店。
既存の直営雑貨専門店「SOHO/蘇峰(ソーホー)」も「il Bigu(イルビグ)」にブランドを一新、カフェ「モリコーネ」も異なるコンセプトを備えた「三年坂モリコーネ」、「地下モリコーネ」の2店舗体制に移行する。
また「@cosme store」では美容・化粧品関連の書籍を、野菜を販売する「ヒノマルシェ」ではレシピ本を展開するなど、売場と関連づけた書籍の販売もおこなう。
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2階に設けられる化粧品「@cosme store」(公式サイトより)。

各店舗でオープニングイベントやセールを開催

蔦屋書店内ではオープンを記念して、KALDIで「全品10%割引」、ヒノマルマルシェで「新鮮野菜詰め放題」、TONEでスマートフォンの「契約事務手数料無料化」といったセールを実施。週刊少年チャンピオンで連載中の漫画「刃牙道」の作者として知られる板垣恵介氏や、占星術で有名な鏡リュウジ氏によるトークイベントやサイン会も開催される。

ヘ テ ム ル

カリーノ下通・蔦屋書店 熊本三年坂のテナント一覧

(太字:今回の改装で出店した店舗)

【地階】Creative & Community

蔦屋書店 熊本三年坂(増床)
(書籍[ビジネス書・新書・実用書・専門書・学習参考書・資格]・文具)
・muchcolor glasses(直営・メガネ専門店)
・Lei & Twelve(ブライダルカウンター)
・DICE factory(靴修理専門店)
・morricone[地下モリコーネ](カフェ)(既存店のリニューアル)
※ゲームセンターFESTAは閉店。

【1階】Trend & Smart Life

・蔦屋書店 熊本三年坂(話題書・雑誌・文芸書・文庫)
・クロノス(時計販売 ・修理)
・Business Leather Factory(革製品専門店)
・九州パンケーキKitchen(九州パンケーキ店)
・KALDI COFFEE FARM(輸入食品専門店)
・STARBUCKS COFFEE( カフェ)
・morricone 三年坂モリコーネ(カフェ・レストラン)
・ヒノマルマルシェ(産直販売店)
・TONE(低価格スマートフォン)
※ANNAHL[アンナフル]はカリーノセカンドに移転。

【2階】Fashion & Beauty

・蔦屋書店 熊本三年坂
(児童書・コスメ)
・il bigu(雑貨・インテリア)(旧・SOHO)
・@cosme store(化粧品セレクトショップ)
・AND COFFEE BREWERS(カフェ)
・ラフィネ(リラクゼーションスペース)
・polcadot(帽子・服飾雑貨)
・SO SMART[ソースマート](レディス)
・Sweet As[スウィートアズ](レディス)
・Etincelant[エタンスラン](レディス)
・M’S GRACY[エムズグレイシー](レディス)
・AVENUE[アベニュー](レディス)
・Gallery sensounico[ギャラリー センソユニコ](レディス)
・GERCE[ガース](レディス)

【3階】Entertainment

・蔦屋書店(コミック・CD/DVD・レンタルCD/DVD・ゲーム)
・エステティックTBC(カリーノ運営区画)

【4階】(カリーノ運営区画)

・TMJ(コールセンター)

【5・6階】(カリーノ運営区画)

・サイバック(ネットカフェ)

【7階】(カリーノ運営区画)

・カリーノグループ本社

外部リンク:蔦屋書店 熊本三年坂
外部リンク:カリーノ下通(熊本)
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
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吹田グリーンプレイス、6月8日開業-JR西日本社宅跡再開発

大阪府吹田市片山町のJR西日本社宅跡地にショッピングセンター「吹田グリーンプレイス」が6月8日に開業した。
吹田グリーンプレイス。

JR西日本が初めて手掛ける郊外型ショッピングセンター

吹田グリーンプレイスはJR西日本グループのJR西日本大阪開発株式会社が開発・運営を手掛ける。敷地面積は約15,740㎡、施設面積は約5,460㎡。
核店舗としては阪急グループの高品質食品スーパー「阪急オアシス」が出店。
そのほかにストライプ(旧・クロスカンパニー)の「Green Parks topic(グリンパークス トピック)」、100円ショップ「CanDo(キャンドゥ)」、調剤併設型ドラッグストア「ココカラファイン薬局」、タリーズのコンセプトショップ「タリーズコーヒーwithU」、金沢発の寿司専門店「金沢まいもん寿司」、ドンクの編集型店舗「ドンクエディテ」、居酒屋レストラン「北海道 知床漁場」、「極みとんかつ かつ喜」、「肉処 倉」、「収穫祭」、「はがくれ」、「ピッツェリア アッセ 」など19の専門店が出店する。

調剤併設型ドラッグストアのココカラファイン。

阪急オアシスは4月にも吹田市内に新店舗を開設しており、グリーンプレイス内に出店する阪急オアシス吹田片町店にも100円均一のパンで知られる「阪急ベーカリー香房」も導入される。

阪急オアシス吹田片町店。
一時は入場規制が敷かれるほどの人気ぶり。

西日本初出店は1店舗、関西初出店は3店舗。

スペシャリティコーヒーストア「タリーズコーヒーwithU」は、西日本初出店の実験店舗で、世界中の知育玩具(あそび道具)を取り揃える専門店「ボーネルンド」と初めてコラボしたキッズスペースを設置。
店舗独自商品として「カフェインレスのカフェラテ」を提供するなど、子供連れに優しい店作りを目指している。

創業110年のベーカリー「ドンクエディテ」は、地域性を活かした独自の商品ラインナップが特徴の編集型店舗で、エディテ店初となる本格レストランを併設する。タリーズと同様に、メインターゲットを子育てファミリー層に定めている。

地域密着型のドンクエディテ。
ロゴもどことなくカジュアルである。

金沢まいもん寿司は、北陸・金沢に本店を置く寿司専門店。
既に首都圏、名古屋などで回転寿司店、カウンター寿司店、寿司割烹などを展開していたが、関西での出店は今回が初となる。
回転寿司とタッチパネルを設置した半個室席「まいもんニュースタイル」の店舗スタイルを採用する。

吹田駅北口再開発の一環、2014年には大和大学も進出

吹田駅北口は従来、JR西日本が保有する社宅(JR吹田片山アパート)や関連施設(社員研修センター)が広がる住宅地であった。しかし、2010年頃からの社宅縮小に伴い、長谷工による新規マンションの分譲や、関西屈指の進学校として知られる西大和学園が新設した大和大学(敷地面積:約23,000㎡)のキャンパスが作られるなど、急速に再開発が進められている。

JR西日本吹田片町アパート。

ヘ テ ム ル

大阪・梅田から吹田駅までは電車で10分圏内であり、住みたい街ランキング2016関西版・住みたい行政市区総合ランキング(リクルート調べ)では吹田が第7位に選ばれるなど、注目が高まっている。
しかし、吹田市内で主だったスーパーは吹田駅南口のイオン(旧・ダイエー)、阪急豊津駅前のライフ、片山商店街のサンゼリアなど数少なく、大型商業施設の必要性が高まっていた。
その中で開業した吹田駅北口初の大型商業施設「吹田グリーンプレイス」は、地域の利便性を高めるとともに、「吹田ブランド」を一層魅力的なものとするシンボルとしての期待が持たれている。

外部リンク:吹田市片山町におけるショッピングセンターの開業について:JR西日本(ニュースリリース)
外部リンク:吹田市片山町におけるショッピングセンターの開発について:JR西日本(ニュースリリース)

ビックカメラあべのキューズモール店開店-体験重視で差別化

大阪市阿倍野区に都市型家電量販店「ビックカメラ あべのキューズモール店」が5月19日に開店した。

リニューアルしたあべのキューズモール。

ビック、難波・京都に次いで関西3店目

ビックカメラあべのキューズモール店は東急不動産が運営する都市型ショッピングモール「あべのキューズモール」3階のエディオン跡地に出店。売場面積は約2,500㎡。なお、エディオンはあべのハルカス内へ移転している。
キューズモールは4月27日に施設の大半のテナントを入れ替える大規模リニューアルを実施しており、今回のビックカメラ出店もその一環。

小規模ながら「新たな発見」重視の特徴的な売場を目指す

ビックカメラあべのキューズモール店は関西のビックカメラ既存店である難波店(売場面積:約14,000㎡)、京都店(売場面積:約8,000㎡)と比較すると小規模な店舗であるが、高性能ドローン360度カメラ仮想現実(VR)ヘッドセット次世代立ち乗りロボットといった最先端技術を取り入れた商品の体験コーナー設置や、インテリア家電書籍売場の充実で差別化を図る。
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商品が天井まで並べられた売場。

ビックカメラ難波店には2017年春に新関西国際空港グループ、ロッテ免税店と共同で空港型市中免税店を開設が開設予定。ビックカメラあべのキューズモール店近隣のビックカメラ、ソフマップ、コジマとも連携も発表しており、インバウンド客の取り込みや商品サービスの向上も期待される。

関連記事:あべのキューズモール、今春リニューアル-新核にビックカメラ
外部リンク:ビックカメラ あべのキューズモール店 あべの駅直結! | ビックカメラ

セブンパークアリオ柏、4月25日開業

柏市沼南町に、セブンアンドアイホールディングス最大の商業施設「セブンパークアリオ柏」が4月25日にグランドオープンした。
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セブンパークアリオ柏。

セブンアイ最大の商業施設、柏に誕生

セブンパークアリオ柏は柏駅から約5km南東の国道16号線沿いに出店。
セブンアイグループ最大の商業施設で、敷地面積は実に約13万㎡、総テナント数は約200店。
セブンパーク」という屋号は当店が初となる。
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セブンパークのロゴ。

セブンアイの総力を挙げた店舗

セブンパークアリオ柏の館内には、セブンアイグループの「そごう西武」、「タワーレコード」、「LOFT」、「赤ちゃん本舗」、「セブン美のガーデン」、「セブンイレブン」など、セブンアイグループの様々な業態の店舗が出店する。
「タワーレコード」、「LOFT」、「そごう西武」などはそれぞれの店舗の中では比較的小型店となっているが、3階にはセブンアイグループの店舗の商品の取り寄せやギフトの承りなどを行う「オムニセブン」の専門カウンターが設置されており、館内で販売されていない商品を大型店から取り寄せることも可能だ。
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柏市初出店となるロフト。

2ゾーンに分かれた館内、「柏らしさ」をアピールする店舗も

館内は大きく分けて「ウエストウイング」、「イーストウイング」の2つのエリアに分かれている。

自然の優しさがテーマの「ウエストウイング」には、核店舗である「イトーヨーカドー」が出店するほか、アミューズメントの「ラウンドワン」、ベビー用品の「赤ちゃん本舗」、「セブンイレブン」などが出店。
3階には子供の遊び場を備えるほか、1階の食品エリアには「フードバザール」と称する市場や商店街をイメージしたゾーンもあり、千葉県や茨城県で採れた野菜などの直売も行われている。
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ウエストウイング。自然感ある色づかい。

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フードバザール。

百貨店の「そごう西武柏ショップ」は、柏駅前にある「柏そごう」(2016年9月閉店予定)の後継店舗となるものであるが規模はそれほど大きくない。他の西武ショップとは異なり婦人服などは殆ど取り扱わず、銘菓、銘店、ギフト中心の品揃えとなっている。
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そごう西武とイトーヨーカドー。

また、洗練された都会をイメージしたという「イーストウイング」には「ZARA」、「unico」、「KOE」、「INGNI」、「グローバルワーク」などといった人気のアパレル・雑貨ショップに加え、アニメショップ「アニメイト」、模型店「ポポンデッタ」、「紀伊國屋書店」、「タワーレコード」、「TOHOシネマズ」など、カルチャー・ホビーの店舗も集積。
3階の「タイトーステーション」では話題のリアル脱出ゲームも楽しめる。
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イーストウイング。

ポポンデッタには、アリオ柏の周辺や千葉県をイメージした鉄道模型ジオラマが設置されているほか、タワーレコードには、柏市出身のハロープロジェクトメンバー嗣永桃子(ももち)のパネルが設置されている。
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ポポンデッタのジオラマ。

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タワーレコードに設置された嗣永桃子のパネル。

ウエストウイングとイーストウイングの間の吹き抜けは「ビッグワンダー」と呼ばれ、様々なオブジェが設置されている。
子供が登って遊べるものもあり、数ヶ月後には壊れていないか少し心配になる。
また、館内各所の吹き抜けには椅子やテーブルが多く設置されているのも特徴だ。
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ビッグワンダー。こびと気分が味わえるかも?

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様々なオブジェが並ぶ。

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沢山の椅子やテーブル。イートインとしても使える箇所が多い。

飲食ゾーンはウエストウイングとイーストウイングの2ゾーンに跨っており、メインとなるのはウエストゾーン3階「レストランアベニュー」とイーストゾーン3階「フードコート・カシワダイナー」。
飲食店は全館合わせて約25店舗が出店している。
お馴染みの「とんかつ浜勝」にはデザートビュッフェが、「リンガーハット」には餃子持ち帰りコーナーが設置されるなど、従来とは少し異なった業態で出店している店舗もいくつか見受けられる。
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フードコートのカシワダイナー。

屋外には公園、バーベキュー用具の貸し出しも

屋外にはイベントスペース・公園の「スマイルパーク」があり、散策路「グリーンウォーク」、館内で購入した食材などでバーベキューができる「きりかぶテラス」も整備。バーベキュー用具の貸し出しも行っている。
スマイルパーク全体の総面積は約12,000㎡にもなり、都市公園としても楽しめるようになっている。
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スマイルパーク。ステージも設置されている。

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スマイルパークから館内への入口。少しハリボテ感が否めない。

巨大さゆえに空き店舗?

気になったのは、1階の不自然な場所にある催事スペースの存在。
また、同様に不自然な場所にあるZARAの分店や、簡素な内装のセブンイレブン(しかもヨーカドー食品から比較的近い位置に出店)も入居テナントが決まらなかったために出店したと思わせる配置であった。
ショッピングセンターの過当競争地域と言われ、計画を断念した施設もある東葛地域であるが、今後、集客の高まりにつれてこのような場所も解消していくであろう。
なお、外壁はレンガタイルに見えるがこれらは壁紙であり、多くの窓もフェイク(壁紙)である。
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1階に唐突に現れるイベントスペース。

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セブンイレブンはヨーカドー近くの「クロックス」と「DHC」の間に出店。なぜそこに?

P1060281sアリオ柏の夜景。窓は壁紙。

セブンパークアリオ柏は、年間来館者数1300万人、初年度売上300億円を目標にしている。5月4日には早くも来館者数が100万人を突破したという。

セブンパークアリオ柏
住所:千葉県柏市大島田950-1
敷地面積:約130,000㎡
売場面積:約65,000㎡
総テナント数:約200店
営業時間:10:00~21:00
(レストラン街22時までなど店舗により異なる)

外部リンク:セブンパークアリオ柏

CCC、創業の地の枚方に”蔦屋百貨店”「T-SITE」、5月26日開業

京阪枚方市駅前の近鉄百貨店跡地に、複合商業施設「枚方T-SITE」が5月16日に開業した。tsutayahirakata01
枚方T-SITE。

西日本初となるCCCの生活提案型商業施設

T-SITE」はTSUTAYA、蔦屋書店、蔦屋家電などのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手掛ける複合商業施設。

枚方T-SITEは近鉄百貨店枚方店(ひらかたサンプラザ2号館)跡地の再・再開発プロジェクトとして、「街のリビングをつくる」のコンセプトのもと百貨店を意識した施設の開発が進められた。

1階入口付近のスタバは屋外からも注文可能。

36のテナントが新規出店-今夏には「デパ地下」も

枚方T-SITEは5月16日に36のテナントが先行開業し、今夏には地階に高品質食品スーパー「北野エース」、ユニーHD傘下の惣菜専門店「e’z mart」、CCC系列の惣菜専門店「鳥ぷろ」などが出店するデパ地下フロアが開業する。

地階は夏開業予定。

1階:食マルシェ
食マルシェ」をフロアコンセプトに、関西初進出となるフローズンバー「PALETAS」、心斎橋に本店を構える人気パンケーキ店「gram」、大阪・黒門市場発祥のワイン食堂「フジマル食堂」、京都錦市場の「錦一葉かふぇ」などが出店。
CCC直営の書籍売場でも、専門店との相乗効果を狙った料理本、料理雑貨の提案などを行う。

洒落た雰囲気漂う1階「食マルシェ」

2階:TSUTAYA
エンターテイメント」をフロアコンセプトに、TSUTAYACD・DVD販売・レンタル部門が売場を展開。
伊賀の里モクモク手づくりファーム直営の「農場ものがたりレストラン モクモク」、枚方初のApple正規販売店なども出店する。

モクモクは梅田ルクアやあべのハルカスなどにも
展開する直営農場レストラン。

3階:TSUTAYA
BOOK&CAFE」をフロアコンセプトに、蔦屋書店STARBUCKS COFFEEが融合した売場を展開。
また、格安航空会社(LCC)Jetstarの航空券手配を、日本初のリアル店舗で手掛ける旅行カウンター「Tトラベル」も併設される。

天井いっぱいに積み上がる本棚が特徴的な3階。

4階:暮らしと美容
暮らしと美容」をフロアコンセプトに、期間限定のショップを集めたマルシェ「毎日の暮らし市」、京都・小川珈琲の期間限定業態となる「OGAWA COFFEE LiMiTED CAFE」、化粧品クチコミサイト@cosmeとのコラボ店舗「T-SITE COSME 」などのテナントが出店。
caelum(カエルム)(旧・おしゃれ雑貨のイイダ)」、「向井化粧品店」など近鉄百貨店時代から営業していた一部テナントも入居する。

5階:子どもと学び
子どもと学び」をフロアコンセプトに、蔦屋書店の児童書コーナーが展開。大手百貨店各社に出店するセレクトショップ「レ・キャトルサンク」、北欧輸入玩具専門店「ボーネルンド」の体験型施設や、ベビー用品店、ギフトショップも入居する。
子供でも安心して本を手に取ることができる本棚。

6階・7階:銀行
6階には三菱東京UFJ銀行が、7階にはりそな銀行が入居。りそな銀行には年中無休店舗「セブンデイズプラザひらかた」が開設される。

8階:レストラン街
レストラン街には、大阪初となる台湾発祥の小籠包専門店「恵比寿 京鼎樓」、梅の花の新業態カフェ・レストラン「TSUMUGI by 梅の花」、95席のルーフテラスから枚方の街並みが見渡せるイタリアンレストラン「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」など3店舗が出店する。

枚方の街並みが一望できるレストラン
「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」。

ネットとリアル店舗の融合を目指す枚方T-SITE
-独自アプリでオムニチャネル化を推進

枚方T-SITEの開業に伴い、CCCは新たなスマートフォン向けアプリ「T-SITE Passport」の配布を開始した。
このアプリは、店舗公式サイトへのショートカットとしてだけでなく、Tカード携帯会員証、商品検索、駐車場情報など多彩な機能を備えるのが特徴。
将来的には館内レストランの予約受付と言ったサービスの拡充を目指しているとされている。

5つのボタンで完結する直感的なユーザーインターフェースが特徴
T会員証として使うには店頭でのアクティベーションが必要となる

枚方市駅周辺のTSUTAYA既存店舗も大規模再編

枚方T-SITEの開業に伴い、従来CCCが枚方駅周辺で営業していた「TSUTAYA枚方駅前本店・物販館(旧・枚方三越)」、「TSUTAYA枚方駅前本店・レンタル館(旧・枚方駅前デパート)」、京阪電車エル高架街・エル枚方の核テナント「TSUTAYA 枚方市駅前店・GAME館」では、現在大規模なリニューアルが進行中。

CCCの企業城下町とも言える枚方駅周辺のTSUTAYA店舗

T-SITE開業後も旧・物販館2階がコミック売場として、GAME館が中古メディアを取扱う売場として営業を継続しており、旧・レンタル館もCCCグループがFCとして運営するコンビニ「ファミリーマート」が入居を続けているが、旧・レンタル館、旧・物販館1階、GAME館の一部などが空き床となっていることから、売場の更なる再編・集約が予想されている。

T-SITEでは三越伊勢丹との提携は”ナシ”
-「蔦屋百貨店」大成への針路は

2015年10月、枚方T-SITEを運営するCCCと三越伊勢丹が業務提携を締結した。その際に、共通ポイントサービス「Tポイント」の導入と共に、共同での商業施設開発プロジェクトを発表していた。
関連記事:三越伊勢丹がCCCと業務提携、Tポイント導入

2014年12月開業の湘南T-SITE(神奈川県藤沢市)では伊勢丹の化粧品セレクトショップ「イセタンミラー」が、蔦屋書店横越バイパス店(新潟市江南区・グループ会社運営)では新潟三越伊勢丹の生活提案型サテライトショップ「エムアイプラザ横越」が出店するなど、業務提携以前より両者の連携の動きは見られていた。

かつて三越は枚方で直営店を営業していたこともあり、 枚方T-SITEには専門店の出店や運営に関するノウハウの投入が予想された。しかし、今回の開業で三越伊勢丹が関わることはなかった。

旧・物販館はTSUTAYA以外にも
高級スーパーや手芸専門店が出店している

CCC増田CEOが新たな百貨店像を目指し、枚方市民の「ハレの場」としての成功が期待されている枚方T-SITEであるが、現時点では既存のT-SITE2店舗(代官山、湘南)と比較しても、テナント面での差別化が不足している印象は否めず、「ライフスタイル提案型百貨店」として明確な訴求ができているとは言い難い。

枚方市駅には日常利用を重視した売り場構成で根強い支持のある京阪百貨店が存在する。4年前に撤退した近鉄百貨店の亡き跡にやってきたT-SITEが、枚方の地で「百貨店」として大成するためには、他の追随を許さない明確な指針を持つことが求められる。

地盤沈下が進む枚方駅周辺活性化への起爆剤となるか

枚方市は、2013年3月に策定した枚方市駅周辺再整備ビジョンの中で京阪枚方市駅周辺を都市の拠点として位置付けており、築40年が経過した隣接地のひらかたサンプラザ1号館再開発や、3号館(さんぷら座)のリニューアルを目指している。

枚方市駅周辺は、大阪-京都間の周辺自治体(茨木・高槻)と比較しても店舗の撤退が顕著で、2005年には枚方三越が、2011年には近鉄百貨店が駅前から姿を消していた。再開発ビル「ビオルネ」の経営破綻や、くずはモールの増床リニューアルもあり、中心部の地盤沈下に歯止めが掛からなかった。

かつては枚方ビブレも営業していたビオルネ
現在はイオンの総合スーパーと専門店が営業している

そのような危機的状況の中で、創業の地である枚方に回帰したCCC。果たしてT-SITEは枚方駅周辺の地盤沈下を食い止める起爆剤となるか、こちらも注目が集まる。

外部リンク:枚方 蔦屋書店 大阪府 枚方市 – TSUTAYA 店舗情報 – 店舗検索
プレスリリース:枚方市駅前に枚方T-SITEオープン(CCC公式サイト)

サンリブきふね、4月21日開業-旧・小倉記念病院跡

福岡県北九州市小倉北区貴船の旧・小倉記念病院跡地に、新たなショッピングセンター「サンリブきふね」が4月21日に開業した。
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サンリブきふね。

旧・小倉記念病院跡地にサンリブ出店、専門店も多数

「サンリブきふね」の売場面積は3,634㎡。
スーパーマーケットの「サンリブ」を核に、100円ショップ「ダイソー」、「マツモトキヨシ」などが出店。また、別館の専門店街には、複合書店「TSUTAYA」、カフェ「タリーズコーヒー」、「docomoショップ」などのテナントが出店。さらに別棟として「ガスト」、北九州で人気のうどん店「資さんうどん」も出店する。
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サンリブきふね専門店棟、別館の飲食店。

スーパー激戦区、サンリブは「高級路線」で差別化

サンリブきふねの半径1km圏内には西鉄グループの「スピナガーデン大手町」、イオングループの「マックスバリュ小倉原町店」、「マックスバリュ三萩野店」など競合スーパーが多数出店しており、さらに5月下旬にはハローデイが新たに開発を進めている商業施設「ハローパーク大手町」の開業も控えている。
そのため、サンリブでは競合店と差別化を図るべく、取扱い品目を食料品と日用品に特化。首都圏を中心に高品質スーパーを展開する「成城石井」ブランドのPB商品や輸入菓子をラインナップするほか、地元銘菓を取り扱うなど、高級路線の売場を目指した。
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高級感ある館内。

また、別館のTSUTAYAでは、小倉北区では初の店舗形態となる「BOOK & CAFEスタイル」を採用。市内では小倉井筒屋、コムシティ黒崎、産業医科大学に次いで4店舗目となるスペシャリティコーヒーストア「タリーズコーヒー」も導入する。

開店セールを実施中

サンリブでは、開店を記念して「博多和牛日替わりセール」や「オープン記念弁当」、「北九州スイーツ」の販売を実施。福岡民放各局では開店を告知する特別CMも放映されている。

(全体画像はサンリブ公式より)
外部リンク:サンリブきふねオープン | サンリブ・マルショク グループ
関連記事:サンリブ折尾、4月27日グランドオープン